
「GALLERIA XL7C-R36」実機レビュー・評価 次世代モデル!RTX3060搭載ゲーミングノートPC【ガレリア/ドスパラ】
ドスパラからゲーミングノートパソコン「GALLERIA XL7C-R36」を購入して使用したので、正直にレビューさせてもらいます。
「GALLERIA XL7C-R36」は次世代GPU「RTX 3060」にPCゲームと相性の良いCPU「Core i7-10875H」を搭載した最新ゲーミングノートパソコンです。
超薄型・軽量仕様に加え、最新パーツを集めたとは思えない低価格も魅力の一つです。
この記事では具体的にこんな内容のレビューをしています。
- 「GALLERIA XL7C-R36」を使ってみた正直な感想
- 「GALLERIA XL7C-R36」他の人気機種と比較
- ベンチマークソフトで「GALLERIA XL7C-R36」のスコアを検証
- 人気PCゲームで「GALLERIA XL7C-R36」のフレームレートを検証
目次
「GALLERIA XL7C-R36」のスペック

グラフィック : RTX 3060 6GB
メモリ : 16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ : 512GB NVMe SSD

「GALLERIA XL7C-R36」は最新GPUである「RTX 3060」を搭載した「次世代ゲーミングノートPC」です。
これまでのゲーミングノートPCから特別な変化があった、というわけではなく、単純に前世代のどんなノートPCよりも優れたモデルが15万円以下で手に入る、というのがセールスポイントです。
もちろんディスプレイは144Hz対応。10万円台の手頃なゲーミングノートPCとしては最も買いやすいモデルの一つと言えそうです。
記事では実際に私物の「GALLERIA XL7C-R36」を触って検証していきます。
GPU(グラフィックボード)
「GALLERIA XL7C-R36」の最も重要なパーツであるGPUには「RTX 3060」が付いています。
「RTX 3060」は最新GPUであるRTX30シリーズの中では下位モデルですが、前世代のハイエンドGPUである「RTX 2070 Super」に匹敵する性能なので、今「安さ」と「高性能」を両立したGPUといえば「RTX 3060」しかありません。
「現行グラボの性能比較」は以下のページで紹介しています。
CPU
「GALLERIA XL7C-R36」のCPUは「Core i7-10875H」です。
CPUの性能はゲームだけでなくブラウザの快適度や動画編集のパワーにも関係するので、「Core i7-10875H」はクリエイターパソコンとしても通用するレベルです。
「ゲーミングPCにおけるCPUの役割」については以下の記事で詳しく解説しています。
メモリ
「GALLERIA XL7C-R36」のメモリは近年のゲーミングPCの標準である「16GB」です。
一昔前はゲーミングノートPCといえば「8GB」が当たり前でしたが、さすがにそれでは通用しなくなってきたので「16GB」は妥当な数字でしょう。
逆にこれが「32GB」となるとやりすぎて、ゲーマー向けというより動画編集者向けになってしまいます。
「ゲーミングPCにおけるメモリの重要性」についてのより詳しい解説は以下の記事からどうぞ。
ディスプレイ(モニター)
「GALLERIA XL7C-R36」のディスプレイ(モニター)は144Hz対応の15インチ薄型狭額ベゼル・非光沢液晶パネルとなっています。
ベゼル(額縁)がかなり狭いので通常の15インチよりも画面が大きく見えるのが特徴です。
昔はほとんどのノートPCのモニターのリフレッシュレートは60Hzなので60fpsまでしか表示できませんでしたが、最近のゲーミングノートPCは高性能化が進み、144fpsまで表示できる「144Hz対応モニター」が増えています。
ゲーミングノートPCはモニターを買い替えることができないので、このモニター性能は非常に重要です。
キーボード
「GALLERIA XL7C-R36」のキーボードは誰もが使い慣れているメンブレンキーボードです。
「ノートパソコンに付いているキーボード」といって真っ先に想像がつくアレです。
いわゆるゲーミングキーボードのようなカチャカチャ音のする打鍵感はありませんが、静音性に優れた標準的なキーボードです。
ストレージ
「GALLERIA XL7C-R36」のストレージは「512GB NVMe SSD」のみとなっています。
起動やロードなどでHDDの比にならないほど優れたSSDですが、512GBだとAAAタイトルを何本かダウンロードしただけですぐに容量が埋まってしまうので、今後ずっとPCゲームをしていきたいなら、外付けでSSDもしくはHDDを増設するなどがおすすめです。
HDDとSSDの使い分け方を知りたいかたは以下の記事を参考にしてください。
重量・サイズ
「GALLERIA XL7C-R36」のサイズは「359 × 243 × 24.3 mm」、重量約2.0kgと、「薄くて小さいゲーミングノートPC」が理想的なレベルで実現されています。
持ち運びが余裕なだけでなく、家の中でも「どこに置くか?」は問題になりません。ちょっとスペースを空けたいなら別の位置にノートをズらせばいいだけのこと。
デスクトップPCにはありえない簡単さですね!
ゲーミングノートPCの「選び方」について詳しく知りたい方は、こちらの記事にある解説を参考にしてください。
「GALLERIA XL7C-R36」を実際に使ってみた正直な感想
昔の私は「ゲーミングノートPC」に良いイメージを抱いていませんでした。
ゲーミングノートPCはサイズがでかすぎる、重すぎる、ノートなのに持ち運びにくい、低スペックなのに高すぎる、60fpsまでしか遊べない、発熱がうざい、騒音がうるさい、フリーズしやすい、故障した時に直しにくい・・・etc
私にこんな悪印象を抱かせた昔のゲーミングノートPCのスペックは、たしかグラフィックはGTX 960、メモリは8GBで、今から見るとちゃちな代物ですが当時15万円以上はしました。
そしてそのノートPCを使って全然最適化されていなかった『PUBG』の世界に飛び込んで、ガクガクで思うように動けず、全く歯が立たなかったのも覚えています。
最近は高性能なノートPCに触れる機会も増えて、「高性能ノートPCはデスクトップPCと遜色ない」と考えを改めました。そしてついに購入したのが最新のハイスペックゲーミングノートPC「GALLERIA XL7C-R36」です。
購入前は「重いゲームはデスクトップ」「軽いゲームはノートPC」と5:5くらいで使い分けるつもりだったのですが、使っていくうちに2:8くらいになって、今ではほとんどのゲームを「GALLERIA XL7C-R36」でプレイしています。
そんな「GALLERIA XL7C-R36」に対する正直な感想をお届けします。
「GALLERIA XL7C-R36」が届いてから何分でゲームができるのか?
ハサミを使って梱包を開ける(30秒)→ノートPC本体を出す(10秒)→ACアダプターと電源コードを繋げ、ノートPCに接続(30秒)→電源に接続(10秒)!
ものの80秒でノートPCのセッティングは終了。あとはネット接続が有線ならLANケーブルを引っ張ってくるだけですから+10秒もかかりません。
ここからゲームをしようと思ったら、まず「GALLERIA XL7C-R36」を起動します(一瞬の爆速起動!)。
SteamアカウントやOriginアカウントを持っているならログインして好きなゲームをインストールすればそれでOKです。
インストール時間は回線速度によりますが、『Into the Breach』のような短めのインディーゲームなら1分、『Apex Legends』のような大型タイトルなら1時間はかかるとみたほうがいいでしょう。
待ち時間には今後使っていく予定のブラウザやアプリなどをダウンロードして揃えておくと捗ります。
結論:玄関に「GALLERIA XL7C-R36」が届いてから3分でゲームができる。
これがデスクトップPCだと「モニターの電源とPCの電源を確保したらケーブルを机の裏に通してモニターとPCを繋げてキーボードやマウスも接続してLANケーブルを確保して…」と大作業ですから、ノートPCはめちゃくちゃ楽ですね。
ちなみにゲーミングノートPCは単体でもゲームができますが、「あったら便利な周辺機器」はいくつか存在します。
特にゲーミングマウスやマウスパッドは事前に購入しておくと後々困らないので、一緒に揃えてしまいましょう。
超高速なロードタイム
ロード、短っ!
ロードも、起動も、何もかもが早い。それにまず驚きでした。
もちろんストレージとして使われている「NVMe SSD」のおかげです。
詳しいことはわかりませんが、かつて私が使っていたノートパソコンのHDDとは完全に別物だということはわかります。
圧倒的なロードの速さは何回も試合を繰り返す対戦FPS向きとも言えますが、逆にこのノートPCで『ウィッチャー3』とか『RDR2』みたいなシングルプレイゲームをやるのも向いていそうです。
『ウィッチャー3』はシームレスなオープンワールドゲームですが、起動時や大陸移動時の長いロード時間が玉に瑕でした。
目の疲れにくいノングレア液晶と薄型ベゼルのおかげでゲームをプレイしていて強烈な没入感があるので、アクションRPGやアドベンチャーも思いっきり楽しめそうです。
144Hz対応モニターを活かしきるグラフィック性能
動画はハイリフレッシュレートモニターだから当たったウィングマンの例です。60Hzじゃこうは当たりません。
ノートPCといえば60fpsまでしか出なかったのも今は昔、最近のゲーミングノートPCだと144Hz対応が当たり前になりつつあるようです。
144Hz対応ということは144fpsまで出せるわけですが、144fpsを出すためにはそれ相応のスペックが必要です。
「RTX 3060」というGPUはよっぽどおかしな設定にしない限り、『Apex Legends』や『フォートナイト』といったゲームで144fpsを出すのは容易です。
FPS・TPS・バトロワゲー・アクションゲームなどをやる人にとって30fpsや60fpsはかなり窮屈な世界なので、高いフレームレートが重要だということは言うまでもありません。

フレームレート(fps値)とは”1秒間に何フレームの画像を表示しているか”ということです。fpsの値が高ければ高いほどなめらかに画面が動きます。
上記の画像では60fpsまでしか載っていませんが144fpsだと倍以上なめらかに動きます。
フレームレートについてもっと詳しい解説を読みたい方は以下のサイトを参考にしてください。
軽くて持ち運びやすいコンパクトサイズ

左が「PS5」(薄さ:104mm/軽さ:4.5kg)、右が「GALLERIA XL7C-R36」(薄さ:24mm/軽さ:2kg)
薄さ | 24mm |
---|---|
軽さ | 2kg |
「GALLERIA XL7C-R36」のサイズと重量には驚きました。
ゲーミングノートPCは2kgを切れば「最軽量レベル」と言われるので、「GALLERIA XL7C-R36」は準最軽量レベルです。
分厚いPS5と比較するとその薄さが如実にわかります。これほど大きさに差があるのに「PS5」より「GALLERIA XL7C-R36」の方がゲーミング性能は上なのだから驚きです。
このサイズと重量なら毎日持ち歩いてもさほど負担にはならないでしょう。
「下手なデスクトップより遥かに優れたゲーミングノートPCを持ち運ぶ」のは楽しいし便利ですが、なにしろ「GALLERIA XL7C-R36」は最新のパーツが詰め込まれているので、「現役のゲーミングデスクトップより遥かに優れたゲーミングノートPCを持ち運ぶ」ことになるので最高です。
凄すぎる!
キーボードはシンプルな標準タイプ
ゲーミングデスクトップPCとゲーミングノートPCの違いの一つは「キーボード」です。
「GALLERIA XL7C-R36」のキーボードはシンプルな標準的なキーボードなので、いわゆる「ゲーミングキーボード」とは別物です。
「ゲーミングキーボード」の特徴といえば
- 打鍵音がバチバチうるさい
- ライティングの種類が豊富
- テンキーレス
って感じです(例外はありますが)。
それに対して「GALLERIA XL7C-R36」のキーボードは打鍵音は静かだし、ド派手なイルミネーションのようには光らないし、テンキーもしっかり付いています。
PCゲーマーとしてはあのバチバチ音が「キーを押してる感」があって気持ちいいし、ピカピカ光りまくるのもこれぞゲーマー向けデバイスという気がして嬉しいんですが、ゲーミングキーボードに思い入れのない人からすれば普通に「GALLERIA XL7C-R36」の標準キーボードの方が使いやすいのかもしれません。
「GALLERIA XL7C-R36」はエンターキーとバックスペースキーの形状も日本式で、徹底的に「誰にでも使いやすいキーボード」を目指していることがわかります。
ゲーミングノートPCの天敵は熱暴走
ゲーミングノートPC最大の敵が「発熱」です。
私はPCの性能を限界まで酷使するようなFPSゲームが好きで、10時間くらいぶっ通しでプレイしてしまいます。
酷使されたノートPC内部が熱くなり、その熱がキーボードまで伝わり、最終的にはキーボードに触るだけで低音火傷しそうなほど熱くなってゲームどころじゃなくなってしまう、というのは「ゲーミングノートPCあるある」です。
熱くならないノートPCなんか存在しませんが、その点「GALLERIA XL7C-R36」は「熱くなる場所」が考えられています。
それこそ10時間FPSをプレイしても、キーボードが熱くて触れない!なんてことにはなりません。
代わりに
「GALLERIA XL7C-R36」の「キーボードの発熱」は、この画像の赤丸部分がじんわり暖かくなっていきます。
いきなりキーボードが熱くならないので、気にせずそのままプレイし続けられます。まあ、20時間くらいプレイし続けたら「GALLERIA XL7C-R36」といえどもキーボードがヤバいことになるのかもしれませんが、試したことはありません。
最近のドスパラのゲーミングノートPCはどれも安全な場所に熱を放出するシステムを共有しているようです。
騒音注意!
「GALLERIA XL7C-R36」の「冷却性能」とトレードオフになるのが騒音問題です。
冷却ファンが狂ったように騒音をまき散らすのは、決して悪いことではありません。
PCに激しく負荷をかけるゲームを起動するとPC全体が発熱してしまい、そのままだと故障してしまうので必死に冷却しているのです。
静音性の高いファンレスタイプのノートPCもありますが、ゲーミングノートPCレベルの発熱は処理できません。
むしろ発熱時に騒音が起こらないほうが問題です。冷却能力を求めるならゲーム中にファンが回る音がするくらいのことは受け入れるしかありません。
「PCに激しく負荷をかけるゲーム」をプレイするとき、私はいつもヘッドホンをしています。ゲームの音をしっかり聞きたいからです。 なので騒音は耳に入りません。ゲームを終えてヘッドホンを外したら、もう騒音はありません。
というわけで、事実上何の問題もありません。ゲーム音をスピーカーで聞きたいという人だけは困ってしまうかもしれませんね。
また、周囲に人が多いカフェなんかで『Apex Legends』をプレイする気にはなりません。迷惑ですからね。
とはいえ、そもそも『Apex Legends』や『PUBG』のような重いゲーム以外では騒音は出ないのでご安心を。
私が前に使っていたノートPCは重いゲームをプレイしても騒音が少なかったんですが、あれはただ単に冷却性能が低かっただけなんですね。
「GALLERIA XL7C-R36」を他機種と比較 コスパ最強はどれだ?
モデル名 | XL7C-R36 | GR1650TGF-T | GCL2060RGF-T |
---|---|---|---|
画面 | 15.6インチ 144Hz | 15.6インチ 120Hz | 15.6インチ 144Hz |
CPU | Core i7-10875H | Ryzen 5 4600H | Core i7-10875H |
グラフィック | RTX 3060 | GTX 1650 Ti | RTX 2060 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
重さ | 約2Kg | 約1.9kg | 約1.85kg |
ベンチマーク(Time Spy) | 7665 | 3868 | 6338 |
バッテリー | 約5.8時間 | 約7.5時間 | 約3.8時間 |
価格(執筆時点) | 155,980円 | 114,979円 | 137,478円 |
ドスパラから「GALLERIA XL7C-R36」と並ぶ人気ノートPC2種を選んで比較してみました。
「GALLERIA GR1650TGF-T」は性能は決して高くはないのですが、10万円で144HzディスプレイのゲーミングノートPCを買おうと思ったら「アリ」な選択肢です。
「GALLERIA GCL2060RGF-T」は前世代ノートPCとしてはトップクラスの性能ですが、「GALLERIA XL7C-R36」の下位互換のようなポジションです。
この3つの値段・重量・デザインはそれほど変わらないので、あとはスペックをどれだけ重視するか、といった違いです。
私自身「GALLERIA GCL2060RGF-T」を買うか「GALLERIA XL7C-R36」を買うかをかなり迷いましたが、最終的には「最新世代のGPUを搭載したノートPCが良い」「今後長く使いたいので、少しでも性能の良い最新モデルが欲しかった」といった理由で最終的には「GALLERIA XL7C-R36」を購入しました。
「GALLERIA XL7C-R36」のベンチマーク
代表的なベンチマークソフトを使って「GALLERIA XL7C-R36」のスコアを計測しました。
いまPCを持っている人は、これらのベンチマークソフトを回してみて「GALLERIA XL7C-R36」とのスペックの違いを確認してみてください。
PCMark 10
総合スコア | 5643 |
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総合的なパソコン性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 10」の測定では「5643」という総合スコアが出ました。
ドスパラ公式による「GALLERIA XL7C-R36」の「PCMark 10」スコアは「5693」となっており、わずかな誤差はありますが、公式スペックを信用してもよさそうです。
快適にネットサーフィンできる目安となるスコアは3000~4000程度なので、「GALLERIA XL7C-R36」ならゲーム用だけでなくウェブ閲覧から動画編集といった仕事用としても何の問題もなくこなせるスペックです。
3D Mark


Time Spy | 7425 |
---|---|
Fire Strike | 16673 |
定番のゲーム用ベンチマークソフト「3D Mark」で測定してみたところ、「Time Spy」では「7425」、「Fire Strike」では「16673」というスコアが出ました。
「3D Mark」はPCのゲーミング性能に特化したベンチマークソフトで、「Time Spy」はDirectX 12ベンチマーク、「Fire Strike」はDirectX 11ベンチマークです。
「GALLERIA XL7C-R36」のベンチマークスコアは全ての3Dゲームやオンラインゲームを快適に遊べる数値だと言えるでしょう。
このスコアで不安なのは、「次世代の重いゲームだと144fpsを維持できない可能性がある」ことくらいでしょうか。
そうは言っても、「次世代ゲームを最高画質設定にしてもバリバリ240fps出せるよ!」なんていうノートPCは30万円とか40万円とかする超リッチな製品ばかりなので、現実的ではありませんが。
ドラゴンクエストX
最高品質 | 20774(すごく快適・はぐれメタル級) |
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『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(DQ10)のベンチマークソフトでは「最高品質」で「20774(すごく快適・はぐれメタル級)」というスコアが出ました。
DQ10はもともとかなり軽いゲームなので「GALLERIA XL7C-R36」の性能を測るベンチマークとしてはあまり参考にならないかもしれませんが、ゲーミングデスクトップPC並のスコアであることは間違いありません。
FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ
最高品質 | 14670(非常に快適) |
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『FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ』(FF14)のベンチマークソフトでは「最高品質」で「14670(非常に快適)」というスコアが出ました。
FF14のベンチマークスコアは7000以上で「非常に快適」となりますが、今後の拡張パックやアップデートでゲームが重くなる可能性もあるため、8000くらいあれば安心です。
「GALLERIA XL7C-R36」は基準を大幅にクリアしているので、処理落ちやカクつきとは無縁のFF14ライフを送れます。
ちなみにFF14は国内外でMMOの代表格なので、MMOを遊びたいときはFF14のベンチマークを目安にPCの性能を判断することが多いです。
PCショップの店頭に置いてあるゲーミングPCでもよくFF14のベンチマークが起動していますね。
FINAL FANTASY XV
高品質 | 7629(快適) |
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『FINAL FANTASY XV』(FF15)のベンチマークソフトでは「高品質」で「7629(快適)」というスコアが出ました。
FF15は一人用ゲームの中でもかなり重い部類のゲームなので、FF15が動くなら基本的にはPCで発売されているすべてのシングルプレイゲームが動作すると考えてOKです。
グラフィック重視の人でもフレームレート重視の人でも全く問題ありません。
「GALLERIA XL7C-R36」のフレームレート検証
「GALLERIA XL7C-R36」を使って人気のPCゲームをいくつかプレイしてみました。
「どのくらいのフレームレートを出せるのか」は特に気になるところだと思うので、動画で紹介します。
「GALLERIA XL7C-R36」で『Apex Legends』をプレイしてみた
「GALLERIA XL7C-R36」を使って『Apex Legends』の「射撃訓練場」でフレームレートの確認をしてみました。
グラフィック設定を「最高」と「最低」に分けて、「通常時」のフレームレートと「テルミットグレネードをばらまき&自ら燃えて激しい負荷をかけた時」のフレームレートを検証しています。
通常時 | 重い時(テルミット) | |
---|---|---|
最高設定 | 125-144fps | 57-106fps |
最低設定 | 144fps | 68-122fps |
グラフィックが「最高設定」だと通常時は125-144fps程度で、重くなると60fps前後までフレームレートが低下します。
「最低設定」だと通常時は144fps維持で、最も重くなる瞬間は70fpsを下回ります。
ただし、実は射撃訓練場でのフレームレートはあまり意味がありません。
大量のプレイヤーが動き回るバトルロイヤルは射撃訓練場よりも大きな処理負荷がかかり、フレームレートはさらに低下するからです。逆に、周囲にプレイヤーがいない室内ではフレームレートは上昇します。
重要なのは「実戦でどれだけのフレームレートが出せるのか」です。というわけで、実戦でも検証してみました。
実戦だとマップや周辺オブジェクトの量、近くの敵の数といった環境によって負荷が変わるので、条件はそれぞれ違います。
「だいたいこのくらいの数字が出るんだな」という参考として見てください。
こちらは最低設定でのプレイ動画です。
戦闘時のフレームレートを計測したところ、ほぼ144fpsを維持できており、開けたマップに移動した際に一時的にフレームレートが落ちるくらいでした。テルミットグレネードを直撃で食らわない限り、フレームレートのせいで負けた、というようなことは絶対に発生しないと断言できます。
こちらは最高設定でのプレイ動画です。
敵の目の前にしながら撃ち合いが始まる前は100fpsから120fpsの間を推移し、いざ室内で激しい撃ち合いが始まると最低で84fpsまで低下します。
「この84fpsが144fpsだったらもっと圧勝できた!」というような話ではありませんが、それでもランクや大会で負けたときに後悔したくなければもっとフレームレートの出やすい設定にしておいたほうがいいでしょう。
「GALLERIA XL7C-R36」で『Apex Legends』をプレイするならグラフィックは「低設定」~「最低設定」がおすすめです。
『Apex Legends』は比較的軽いゲームなので、グラフィック設定を高めにしても快適にプレイはできるのですが、せっかく「GALLERIA XL7C-R36」には144Hz対応モニターが付いているのだから、グラフィック設定を下げて出来るだけ144fpsを維持しながらプレイしてほしいです。
「GALLERIA XL7C-R36」で『PUBG』のフレームレート検証
「GALLERIA XL7C-R36」を使って『PUBG』のFPPモードでフレームレートの確認をしてみました。
『PUBG』のグラフィック設定を「非常に低い」「ウルトラ」で検証しています。
ちなみに『PUBG』にもトレーニングモードはありますが、これはバトロワモードと状況が違いすぎて参考にならないのでフレームレートの検証しません。
また、『PUBG』は周囲の状況によってフレームレートが大きく変わるので、あくまで「この状況ではこういうフレームレートだった」という目安として理解してください。
こちらは「非常に低い」設定のプレイ動画です。
オブジェクトの少ない状況で歩いていると可変144fpsといったところですが、車に乗るとフレームレートは一気に低下します。
運転時、周りに人やオブジェクトが少なければ130fps、周りにオブジェクトが多ければ110fps程度まで低下します。
それ以外ではあまり極端にフレームレートが下がることもなく、基本的にPUBGはかなり快適にプレイできると思います。
こちらは「ウルトラ」設定のPUBG動画です。
木々やパルス、敵プレイヤーといったオブジェクトが密集する中で144fpsの維持は無理そうです。
特に終盤になってくると120fps以下のフレームレートでプレイしなければなりません。
「120fpsでも問題ない」という人がいるのは事実ですが、せっかく144Hzディスプレイを使っているなら、もう少し設定を下げて144fps出るよう調整したいところです。
「GALLERIA XL7C-R36」で『フォートナイト』のフレームレート検証
『フォートナイト』の最低設定でプレイすると、アベレージで240fpsオーバーです。「GALLERIA XL7C-R36」のディスプレイが144Hz対応なので、144fps以上は意味がありません。もう少し高いグラフィックでもよさそうです。
『フォートナイト』最高設定は通常時は144fpsを維持していますが、戦闘時には120fpsを割ってしまうのが残念です。
つまり、「GALLERIA XL7C-R36」で『フォートナイト』をプレイするならグラフィック設定は最低設定を元にカスタムして、144fpsを維持できるくらいの中設定がおすすめです。
「GALLERIA XL7C-R36」はこんな人におすすめ

グラフィック : RTX 3060 6GB
メモリ : 16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ : 512GB NVMe SSD

- 最新GPUを搭載した高性能なノートPCが欲しい
- 持ち運べる薄型ノートの中から特に高性能なモデルが欲しい
- 最新ゲームを「中設定/144fps」もしくは「高設定/60fps」でプレイしたい
私はいつもゲーミングデスクトップPCを使って『Apex Legends』を「低設定/144fps」でプレイしていますが、「GALLERIA XL7C-R36」で『Apex Legends』をプレイしてみて、「操作感の変わらなさ」に驚きました。
デスクトップPCでマスター帯の人ならノートPCでもマスター帯でしょうし、ダイヤ帯の人はダイヤ帯のままでしょう。
「ノートPCにしたらゲームが強くなる」なんてことはありませんが、弱くなることもありません。単純に「デスクトップPCと同じ」です。
もしこれまで家庭用機やデスクトップPCでゲームをプレイしていて姿勢にしっくりこなかったり、快適じゃないと感じている人は、ゲーミングノートPCを使えば色んな場所、色んな姿勢でプレイすることができるので、今後のゲーミングライフがぐっと楽になるかもしれません。