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ジャッジアイズタイトル画面

【評価/レビュー】『JUDGE EYES(ジャッジアイズ):死神の遺言』体験版の感想 「キムタクが如く」の実力は?

注意
この記事は『JUDGE EYES:死神の遺言』の体験版(第一章)をプレイした時点で書かれた暫定的なレビューです。

JUDGE EYES:死神の遺言

JUDGE EYES:死神の遺言
ジャンル  : アクションアドベンチャー
機種    : PS4
開発    : 龍が如くスタジオ
発売日   : 2018年12月13日
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総評

日本の弁護士ドラマがそのままゲームになった!「大人が満足できるコンテンツ」かどうかは判断付かずも「龍が如く」的な遊びには期待できそう。

7/10
良い
  • 八神隆之は木村拓哉そのもの
  • 神室町の作り込みは相変わらず
  • 「龍が如く」ファンならお馴染みのゲームデザインに安心できる
悪い
  • 類型的で既視感のある登場人物
  • 「龍が如く」との差別化はできていない
  • 状況説明的で親切すぎる会話
  • 出来にムラのある調査アクション
  • ときおりフレームドロップがある

PS4専用ソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』は2018年12月13日発売のリーガルサスペンスアクション。
この記事ではPS Plus加入者向けに11月22日から配信(非加入者へは11月29日から配信)の「一章まるごと・スペシャル体験版」をレビューしている。

『JUDGE EYES:死神の遺言』のゲーム性

『JUDGE EYES:死神の遺言』第一章は『逆転裁判』の調査パートと龍が如くのバトルにミニゲームが何個か乗っかったような内容になっている。

調査パートは逆転裁判のように対象にカーソルを合わせて調べるだけではなく、「調査アクション」という名のミニゲームで謎を追求する。アクションはドローン操作、チェイス、ステルス、ピッキングなど様々で、部分的に『Detroit Become Human』や『Watch Dogs 2』っぽくもある。が、調査アクションの出来にはムラがあり、「怪しいところでボタンを押すと面白いテキストが流れる」だけの逆転裁判の調査パートの方が面白いのではないかと感じてしまった。

ステルス

めちゃくちゃシンプルなステルス


バトルは進化し動作は滑らかになってはいるものの、これまでの龍が如くのバトルが好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い、という域は脱していない。龍が如くのバトルに飽きている人は、今作でもやはりすぐに飽きてしまうはずだ。

EXブースト

文句なしに気持ち良いEXブースト


グラフィックは過去作より大幅に強化され、デフォルメなしに表現された繁華街は雨に濡れた道路から飲食店のダクトが出す煙まで、細部にこだわりを感じる出来。キャラクターのアニメーションもなかなか良く、「木村拓哉っぽい誰か」ではなく「木村拓哉」を操作して動かしている!と実感できる。

フレンドイベントについては評価できるほどの分量はないのだが、スキルのアップグレード画面などを見る限り、これまで以上に多様な人間関係を築けそうだ。

キムタクを動かせるというオリジナリティはあるせよ、現世代のアクションアドベンチャーとして飛び抜けて凄いと思えるような特別なゲームプレイは存在しない。つまり、第一章時点での『JUDGE EYES:死神の遺言』は「龍が如く」のマイナーアップデートバージョンだ。

ではなぜこの作品は「龍が如く」の外伝ではなく『JUDGE EYES:死神の遺言』というオリジナルタイトルとして発売されるのか。そこを差別化する最も重要なポイントはストーリーだろう。

大人向けのストーリー?

龍が如くスタジオのクリエイティブにおける信念は「大人が満足できるコンテンツ」だという。神室町のマップ上にリアルな性風俗店の外観を再現するなど、概ね成人男性にしか伝わらないこだわりがあることは間違いない。ただ、「これで本当に大人が満足できるのか?」と気になる箇所がいくつかあった。

「嫌味な先輩のダル絡みを軽く受け流すキムタク」、「物静かだが周囲から一目置かれている女性が実は甘い物に目がなくどら焼きを全部食べちゃう」、「他人を〇〇氏と呼ぶスーパーハッカーのオタク」など、龍が如くと同様にコミカルなシーンは多い。日本のゴールデンタイムのテレビドラマっぽさの再現という意味ではよくできている。しかし、正直に言うとこうした描写を素直に面白いと感じるより、「この調子で捻りのないコメディ感が第二章以降もメインストーリーに顔を出すのではないか」という不安が勝ってしまった。サイドケース(サイドクエスト)が軽薄だったりカオスだったりするのは大歓迎なのだが。

情報屋ツクモ

情報屋のツクモ


シリアスなシーンは主に八神の過去に関係する。八神はかつて弁護士として殺人鬼を無罪にしてしまったことがあり、そのせいで人が死んだことに対し強い罪悪感を抱いている。松金組の若頭・羽村京平はこの件で執拗に八神を挑発する。他に話題がないのかというくらい、会う度に3年前の話を持ち出す。他の登場人物たちも何故かやたらとこのセンシティブな過去に言及するので、八神はその度に苦悩することになる。

羽川

八神を嘲笑う羽川


こうした作劇は八神のキャラクターを見えやすくするが、説明的で陳腐な物語にも見えてしまう。個人的には、こんなに急いでキャラ紹介するよりは第一章の間くらいはヤクザの連続殺人に集中して、主人公は謎めいたままでも良かったのにと思った。

キムタクの目

弁護士の資格がないと自責する八神


全体として、アクションもストーリーもギャグも説明過多という印象を受けた。

『JUDGE EYES:死神の遺言』の脚本はシリーズ最高傑作『龍が如く 0』と同じ古田剛志。『龍が如く 0』はゲームプレイだけではなくストーリーも演出も素晴らしく、紛れもない名作だ。『JUDGE EYES:死神の遺言』ではビデオゲームに不慣れなキムタクファンに向けてわざと導入部分をわかりやすくしただけという可能性は高い。真島吾朗のように、ジャッジアイズの登場人物たちが後々深い内面を見せてくれることに期待したい。できれば、安易な裏切りとは違うやりかたで。

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  • コメント ( 2 )

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  1. Anonymous

    評価に成ってない
    主が嫌いなだけでは?

  2. Anonymous

    、、、、、