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ポケモン剣盾

E3 2019の海外の反応をYouTubeで分析。最も嫌われたゲームは『ポケットモンスター ソード・シールド』

E3 2019では数多くのゲームがトレーラー動画と共に紹介された。動画は全てYoutubeにアップロードされているが、なかでも『ポケットモンスター ソード・シールド』のゲームプレイ動画が「最低」の評価を受けている。

ビデオゲームフォーラムVizionEckでは毎年E3期間中にアップロードされたゲーム動画の再生数や高評価・低評価を集計してまとめたトピックが立てられている。

フォーラムではE3 2019で「最も視聴されたゲーム」「最も高評価を受けたゲーム」「最も低評価を受けたゲーム」などが集計されている。複数のチャンネルで動画がアップロードされているゲームもあるが、全てそのゲームの再生数/評価としてカウントされる。

ちなみに、E3 2019以前の数週間で人気を集めたゲーム1位は『Call of Duty: Modern Warfare』、2位は『Death Stranding』、3位『ポケットモンスター ソード・シールド』だった。

E3 2019で最も再生されたゲーム

E3 2019再生数

E3 2019で最も動画が視聴されたゲームは『サイバーパンク2077』だった。ポーランドのビデオゲーム会社が『アベンジャーズ』や『スターウォーズ』よりも注目を集めているという事態は『ウィッチャー3』以前には想像もできなかったことだ。

スマブラはDLC、ゼルダは続編開発の短い告知だけであったにも関わらず大きな話題であったことがわかる。原作がなくシリーズ物でもない完全新規タイトルとしては『ELDEN RING』と『GHOSTWIRE TOKYO』がランクインしている。

「高評価ランキング」も再生数ランキングと顔ぶれはほとんど変わらないが(こちらも『サイバーパンク2077』が圧倒的な1位!)、熱心なファンの多い『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』や『ルイージマンション3』がランキングに顔を出している。

E3 2019で最も嫌われたゲーム

e3 hate

この集計である意味一番面白いのがこのヘイトランキングだ。人気ランキングの場合は単に「ゲームに人気があるから再生数が多い」としか言いようがないケースが多いが、嫌われランキングは明確に嫌われるだけの理由があるからだ。このランキングは「1再生数あたりの低評価の数」を算出している。上から順に解説していこう。

E3 2019で最も嫌われたのはこの『ポケットモンスター ソード・シールド』ゲームプレイ動画だ。その理由は単純で、ポケモンシリーズの「互換切り」が行われたからだ。過去作で育てたポケモンは「ポケモンHOME」を介して『ポケットモンスター ソード・シールド』に連れてくることができる。ただしすべてのポケモンではなく、「ガラル図鑑」に登場する一部ポケモンのみ。これが「互換切り」だ。

つまり、せっかく育てた思い入れのあるポケモンと『ポケットモンスター ソード・シールド』ではお別れしなくてはならないかもしれないということだ。『ポケットモンスター ソード・シールド』で使うことのできないポケモンでも将来的には更なる新作に連れていけるということなので永久にお別れというわけではなさそうだが、とにかくこれは熱狂的なポケモンファンを激怒させる決定だった。

2番目に嫌われたのは『バトルトード』だ。コメント欄を読んでわかるのは、『バトルトード』がいかにロシアで人気があるかということと、新作のフラッシュゲームみたいなアートスタイルはロシア人に全く受け入れられていないということだ。

セクシーな悪の女幹部「ダーククイーン」から性的魅力が完全に失われている点も「『バトルトード』はSJW(ソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー)に屈して当たり障りのないデザインをした」という批判を受けている。もっとも、このグラフィックでダーククイーンだけ胸を晒していたらかなり違和感があると思うが…。

3番目に嫌われたのは『シェンムー3』。嫌われた最大の理由はこのゲームがSteamで販売されず、PC上ではEpic Gamesストアで時限独占販売されることが発表されたからだ。PS4やSwitchで遊ぶゲーマーにとって「独占販売」はごく当たり前の概念だが、PCゲーマーにとってはそうではない。

『シェンムー3』のパブリッシャーであるDeep Silverは『Metro Exodus』でもEpic Gamesストア独占販売を行っている。独占と引き換えにEpic Gamesが差し出す保証金はかなり魅力的なようだ。

『The Elder Scrolls: Legends』は4番目に嫌われている。このゲームそのものというより、モバイルゲームを乱発するベセスダへの反発が低評価となって表れたようだ。

『The Elder Scrolls: Blades』は5番目に嫌われた。コメント欄は「寄付シミュレーターがSwitchに登場!」と嘲笑している。ベセスダのモバイルゲームとマイクロトランザクションへのヘイトは尋常ではない。

6番目に嫌われたのは「魂斗羅」シリーズ最新作『CONTRA ROGUE CORPS』。「2019年にPS2みたいなグラフィックのゲームを出すな」という声が多数。コナミとしては「グラフィックじゃなくてゲームプレイを見てくれ」というところかもしれないが…。

7番目に嫌われたのは『Chivalry 2』。これもEpic Gamesストア独占販売を発表した。コメント欄では「『モルダウ』の方が面白いから『Chivalry 2』なんか要らない」とSteamユーザーが吐き捨てている。ただまあ、動画を見る限り『Chivalry 2』も結構面白そう。

8番目に嫌われたのは『Fallout 76』にアップデートで追加されたバトルロイヤルモードの紹介動画だ。ところで、ベセスダのピート・ハインズはかつてインタビューで「『Fallout 76』はバトルロイヤルゲームじゃない。我々は我々に適していないトレンドを追いかけたくはない」と語っていた。「ただし、ベセスダの誰かがユニークでクールなバトルロイヤルを思いついたら将来的には検討の余地がある」。今回はベセスダらしいバトルロイヤルモードを思いついたということかもしれないが、今のベセスダは何をやっても叩かれる運命にあるようだ。

9番目に嫌われたのは『オートチェス』。これもEpic Gamesストア独占販売という決定がSteamユーザーを怒らせた。Steamで作ったMODをモバイルに移植し、それをEpic Gamesストアに移植するという一連の経緯は「裏切り」とみられたようだ。

10番目に嫌われたのは『Gears POP!』。11番目は『Tom Clancy’s Elite Squad』。12番目は『Commander Keen』。E3でモバイルゲームを発表したら低評価が押されるの法則。

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E3で公開された『ファイナルファンタジーVII リメイク』のバトルシステムはこちらの記事で解説している。

フロム・ソフトウェア新作『ELDEN RING(エルデンリング)』に関するリーク情報はこちらの記事でまとめている。

スクエニは『アベンジャーズ』でゲームオブザイヤーを獲得することを夢見ている。

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