VPN Gateは、筑波大学の研究・実験の目的のために運営されている誰でも利用できるVPNサービスです。
一方でVPN Gateの評判や口コミを見てみると「セキュリティが低くて怖い」や「繋がりにくい」と言われる声もみられます。
本記事では、VPN Gateの概要、メリット・デメリットそして危険性について詳しく紹介していきます。
また、当サイトではVPNのおすすめサービスを紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
VPN Gate(筑波大学)の基本情報
VPN Gate(筑波大学) | |
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開発元 | 筑波大学 |
開発元のロケーション | 日本 |
基本料金 | 永年無料 |
ロケーション数 | サーバーを提供しているボランティアの所在によって異なる |
サーバー数 | 7,000台以上(日々増減) |
暗号化 | SSL |
プロトコル | SSL-VPN (SoftEther VPN) ・Open VPN・SSL-VPN・MS-SSTP |
対応OS | Windows・MacOS・iOS・Andriod |
デバイス数 | 5台 |
カスタマーサポート | 無し |
VPN Gate(筑波大学)は、筑波大学が2013年に下記のような学術目的のために作成し、運営しています。
- 政府機関の検閲回避
- アクセスログに基づく個人の特定回避
- カフェなどの公衆無線LANの盗聴回避
そのため一般ユーザーは通常のVPNと同じように利用することが可能です。
VPN Gate(筑波大学)の大きな特徴は、「無料で利用できる」「誰でもアクセスできる公開VPN中継サーバー」であり、ユーザー情報の登録なども不要なため、お気軽に利用することができます。
ただ、後述しますが、VPN Gate(筑波大学)は、他の有料VPNサービスと比較するとセキュリティ面で劣っているのも事実です。
VPN Gate(筑波大学)のメリット
VPN Gateには、他のサービスにはない魅力的なメリットが存在します。
VPN Gateのメリットは、以下の通りです。
- 永久無料でサービスが利用できる
- サーバーの設置国数が多い
- 対応しているデバイスが多い
これらのメリットについてそれぞれ詳しく解説していきます。
永久無料でサービスを利用できる
VPN Gate(筑波大学)は営利目的ではなく、ボランティアとして運営している、無料利用できる数少ないVPNサービスです。
今後も永久無料できることも公式で名言されているた、コストを気にすることなくVPNを利用できます。
しかし、先ほど少し触れたようにVPN Gate(筑波大学)のセキュリティ面については不安が残ります。
そのため、当メディアでは基本的に無料VPNサービスを推奨していません。
もし、利用する場合は高いセキュリティを求める用途を除き、無料でVPNを利用したいと考えている方のみ検討するようにしましょう。
サーバーの設置国数が多い
VPN Gate(筑波大学)は、利用できるサーバーが世界中にあるため、特定の国に限定されず、多様な国々からサーバーにアクセスできる点がメリットとなります。
このため、特定の国でしか利用できないサービスでも、VPN Gate(筑波大学)では多数の候補の中から対応可能なサーバーを見つけ出すことが可能です。
対応しているデバイスが多い
対応しているOSの種類が多いため、さまざまなデバイスで利用できるメリットがあります。
- Windows
- Mac
- iOS(iPhone/iPad)
- Android
スマホやタブレットなどの様々なデバイスで対応可能となっています。使用目的によってデバイスを使い分けたいという方には魅力的です。
しかし、専用ソフトウェアがあるのはWindowsのみとなっており、ほかのOSで使用する際は手動で設定が必要です。
具体的な接続方法については、公式サイトを確認してください。
VPN Gate(筑波大学)のデメリット
次に、VPN Gate(筑波大学)におけるデメリットについて紹介します。
VPN Gate(筑波大学)のメリットは、以下の通りです。
- 通信ログを保存するサーバーがある
- セキュリティリスクに懸念がある
- キルスイッチがない
それぞれのデメリットについて紹介していきますが、特にセキュリティリスクの懸念については詳しく見ていきます。
通信ログを保存するサーバーがある
多くの有料VPNは、通信ログを一切保存していないノーログポリシーを掲げていますが、VPNGate(筑波大学)はログを保存するサーバーが存在しています。
コンピューターの利用状況やデータ通信などの履歴やデータの記録を取ること
VPNにログを残してしまう最大の問題点は、ログが流出してユーザーのアクションをもとに個人が特定されてしまうなどのセキュリティリスクが生じることにあります。
セキュリティを重視するのであれば、ノーログポリシーを掲げている有料VPN「MillenVPN」や「NordVPN」の利用がおすすめです。
セキュリティのリスクに懸念点がある
VPN Gate(筑波大学)は、一般ユーザーが提供したサーバを利用しています。
そのため、個人情報を明らかにせずにサーバを提供できるため、悪意のあるユーザーが混ざっている可能性が高いです。
また、通信ログが盗まれ情報が悪用されるリスクも顕在してしまいます。
有料VPNサービスに比べ、ノーログポリシーの記載がない&運営がすべてのサーバーを提供しているわけではないVPN Gate(筑波大学)は、セキュリティリスクが高いです。
キルスイッチがない
キルスイッチは、VPNが切断された場合にユーザーのインターネット接続をブロックまたは強制終了する仕組みです。
意図しない切断が生じ、VPNを使用しない回線への接続へ切り替わることによる、セキュリティの低下を防ぐことができます。
しかし、VPN Gate(筑波大学)にはキルスイッチがありません。特にサーバー混雑の影響で、VPN接続が切断されやすい無料VPNでは、キルスイッチがないことによるセキュリティリスクが高まります。
通信速度が遅い
VPNサービスの性質上、他のIPを通してインターネットに接続するため、通信速度が遅いことや接続の安定性が低下してしまいます。
特にVPA Gate(筑波大学)含む、無料のVPNに関してはその影響は顕著に表れ、そもそも繋がらないケースもあり、通信速度の安定性は非常に悪いです。
そのため、動画の視聴や、回線速度がシビアなネットゲーム利用時には、読み込まないもしくは、ラグが酷いなどの影響が出てしまいます。
利用していたサーバーが使えなくことがある
VPN Gate(筑波大学)はボランティアからサーバーが提供されているため、利用していた接続先のサーバーが急に使えなくなることがあります。
使えなくなってしまった場合は、別のサーバーに繋ぎなおす設定が必要です。
VPN Gate(筑波大学)は約7,000のサーバーが存在しており、現在も増減を繰り返しているので、新設のサーバーに繋げる方法もありますが、都度初めから設定を行って行くのは面倒です。
そのため、サーバーがいきなり終了する可能性の低い「MillenVPN」や「NordVPN」を利用することを推奨します。
VPN Gate(筑波大学)の評判・口コミ
TwitterなどのSNSで散見されるVPN Gate(筑波大学)の評判・口コミを良い・悪いで分けて紹介します。
- VPN(筑波大学)の良い評判・口コミ
- VPN(筑波大学)の悪い評判・口コミ
VPN Gate(筑波大学)の良い評判・口コミ
VPN Gate(筑波大学)の良い評判・口コミを見てみると、無料でサービスを利用できるところが魅力的との声が多数見受けられました。
無料で利用できるVPNサービスは少ないため、手軽に始めたい人からの支持を集めています。
また、海外に住んでいる場合や出張に出かけた際にも重宝しているようです。
VPN Gate(筑波大学)の悪い評判・口コミ
VPN Gateの悪い評判・口コミを見てみると通信速度が安定しなくて不便&セキュリティ面での不安があるとの声が多いです。
また、提供者の素性がわからないそして大手のVPNサービスと比較するとサポートがないため不安が残るといった人も見受けられます。
VPN Gate(筑波大学)の危険性について
VPN Gate(筑波大学)が危険と言われている理由は、サーバー運営者の素性が不明&ログが残ることなどのセキュリティ面でのリスクが起因しています。
サーバー運営者の素性がわからない場合、サポート対応も受けられないですし、トラブルに見舞われた際の対処もできません。
また、セキュリティが弱いうえ、ノーログポリシーも掲げていないことから、企業が運営している有料VPNサービスと比較した場合、安全とは言い難いです。
VPN Gate(筑波大学)は繋がらない場合がある?
VPN Gate(筑波大学)は、サーバーにうまく繋がらない場合があります。
サーバーの混雑が大きな原因で、利用するユーザー数に比例して通信速度が低下してしまい、繋がらなくなってしまいます。
対処法としては、混雑が緩和されるまで一度時間を置いてから再度利用するか、接続先が混雑していないサーバーに切り替えるかの方法があります。
しかし、このような対処方法をとってもピークタイムと呼ばれる夜の時間帯はサーバーを変えたとしても解決は難しいです。
そのため、もしこのような問題を解決したいのであれば、通信が安定かつ高速な有料VPNサービスの利用がおすすめです。
セキュリティや通信速度に優れているVPNサービス
完全無料で使えるVPNGateですが、セキュリティ面や通信速度の観点から、利用はおすすめできません。そのため、VPNを利用する場合、有料VPNサービスの活用することをおすすめします。
ここでは、セキュリティや通信速度に優れているVPNサービス「MillenVPN」と「NordVPN」について紹介します。
日本運営のサービスを利用したい方は「MillenVPN」がおすすめ!
メリット | デメリット |
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・通信経路が最適化されている ・様々な動画配信サービスに対応している ・ノーログポリシーが掲示されている | ・日本運営のため、安心して利用できる・サーバー設置国数、台数が少ない |
「MillenVPN」は、VPNサービスないでは珍しい日本国内で運営されているため、安心した利用可能です。日本国内でのサービスのため、外国語に不安がある方でもお気軽に使えます。
また、金融機関レベルの高度なセキュリティやノーログポリシーが提示されているため、悪用されるリスクを防ぐことが可能です。
セキュリティレベルの高さに加え、動画VODの対応幅の広さも高く評価されており、主に下記画像含むサービスや日本からや海外から地域制限がかけられているサイトにもアクセスすることができます。
サーバー設置国数・台数が少ない点がデメリットとして挙げられますが、そもそも通信速度も速い部類なのでそこまで気になりません。
もっと詳しく知りたい方はMillenVPNの評判記事にて解説しているので参考にしてみてください。
使いやすさや知名度を重視したい方は「NordVPN」がおすすめ!
メリット | デメリット |
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・通信速度が速くて安定している ・固定IPが付与されている ・ノーログポリシーをが掲げられている | ・登録が簡単で使いやすい・自動更新機能に注意が必要 ・物理的な距離が遠い国のサーバーに接続すると通信速度が減退する | ・解約手続きが複雑
「NordVPN」はパナマに拠点を置くTefincom & Co.,S.Aが運営しているVPNサービスです。
海外のVPNサービスですが、日本語対応しているため登録が簡単で、ソフト自体も非常に使いやすいです。
また、サーバー台数が多く通信速度も速くて安定しているところに高い評価をされており、知名度が一番高いサービスになります。
Nord VPNはノーログポリシーを保証しているため個人情報の漏洩リスクなども防ぐことができ、危険性が少なく安全な利用が可能です。
もっと詳しく知りたい方はNordVPNの評判記事にて解説しているので参考にしてみてください。
VPN Gate(筑波大学)の評判まとめ
- VPN Gate(筑波大学)は永年無料で利用できるサービス
- 接続サーバーや対応デバイスが多いところが魅力
- 運営元がユーザーのため、セキュリティ面に不安が残る
「VPN Gate(筑波大学)」は、永年無料で利用できるVPNサービスで、接続サーバー数や対応デバイスの多さから、様々な用途に活用することができます。
しかし、通信ログが保存される、運営元が不明などセキュリティ面でのリスクや通信速度が安定しないといったデメリットも存在します。そのため、無料でVPNを利用したいと考えている人のみ検討するようにしましょう。
セキュリティ面や通信面での安定性を求める場合は、「MillenVPN」や「NordVPN」のように有料のVPNサービスの利用がおすすめです。