
【2022年5月最新】初心者におすすめのゲーミングPCランキング|絶対に失敗しないPCの選び方
この記事は「初心者がゲーミングPCを失敗せずに購入する」ための全要素を解説しています。読みきるのには相当な時間がかかるかもしれません。
ですが、この記事を読むだけで、「ゲーミングPCがよくわからない」初心者でも必要なゲーミングPCがわかるようになるので、「絶対に失敗したくない」という方はぜひしっかり読んでください。
この記事では以下の悩みを持っているパソコン初心者の方に向けて、正しいゲーミングPCの選び方をまとめました。
「ゲーミングノートPC」にも興味のある方は「おすすめゲーミングノートPC」の記事をチェックしてください。
・ゲーミングPC選びの基礎知識 → 「何を買えばいいのかわからない初心者向けゲーミングPC指南」
・ゲームに合わせてPCを選ぶなら → 「ゲーム別おすすめゲーミングPC」
目次
- 何を買えばいいのかわからない初心者向けゲーミングPC指南
- 【2021年5月】初心者向けおすすめゲーミングPCランキング
- 1位:RTX 3060搭載「ガレリア RM5R-R36」【大人気モデル】
- 2位:GTX 1650搭載「マグネイト MH」【初心者・学生向け】
- 3位:RTX 3070搭載「ガレリア XA7C-R37」【スタンダードモデル】
- 4位:RTX 3070 Ti搭載「G-Tune HN-Z-AF」【コラボモデル・格安】
- 5位:RTX 3080搭載「ガレリア ZA9C-R38」【大人気・在庫希少】
- 6位:RTX 3070 Ti搭載「ガレリア ZA7R-R37T」【ヘビーゲーマー向け】
- 7位:GTX 1650搭載「Lightning AH5」【入門者・学生向け】
- 8位:RTX 3090Ti搭載「ガレリア UA9C-R39T」【最強ゲーミングPC】
- 9位:RTX 3080搭載「G-Tune XN-Z-AF(i9-11900K ver)」【超高性能限定モデル】
- 10位:RTX 3050搭載「ガレリア RM5C-R35」
- 初心者でもわかるゲーミングPCのスペックの見方とパーツの選び方
- おすすめBTOメーカー初心者向け解説
- 初心者には中古ゲーミングPCや自作PCはおすすめしません
- 初心者がゲーミングPCと一緒に買っておきたいおすすめの周辺機器
- 初心者おすすめゲーミングPCの買い方&選び方・総まとめ
何を買えばいいのかわからない初心者向けゲーミングPC指南
初心者がゲーミングPCを買うとき、事前に確認すべきことがあります。
- PC予算(机や椅子、モニターの代金を含む)
- 自室のスペース
- どんなゲームをやりたいか
この3つを確定できていれば、初心者であってもPC選びを間違うことはありません。
順番に説明していきます。
ゲーミングPCセット一式を買う予算はあるか?
ゲーミングPCは安ければ10万円前後で購入できますが、実際は10万だけ払えばいいというものではありません。
ゲーミングPCと繋ぐモニター、使用するキーボード、マウス、マウスパッド、ゲーマーには必須のヘッドホンorイヤホン、それらを置くデスク、快適に座るためのゲーミングチェア…それら全てを想定して予算を決める必要があります。
ここでは、初心者向けに、限界まで安くゲーミングPCセット一式を組んでみました。
デバイス | 価格(最安値) |
---|---|
ゲーミングPC | 94,980 円 |
ゲーミングモニター | 26,851 円 |
ゲーミングキーボード | 9,980 円 |
ゲーミングマウス | 3,645 円 |
マウスパッド | 1,664 円 |
ヘッドホンorイヤホン | 4,982 円 |
デスク | 8,980 円 |
ゲーミングチェア | 7,999 円 |
ゲーミングPCセット一式 | 15,8811 円 |
初心者が初めてゲーミングPCを買うなら、最安でも15万円以上は用意しておく必要があることがわかりました。
10万円のPCを買うのに10万円だけ用意しておけばいいわけではない、ということは覚えておきましょう。
もちろん、椅子やデスクなどいくつかのデバイスに関してはすでに持っているもので代用できるので、実際にはそれほどお金はかかりません。
大きすぎるゲーミングPCを置くスペースはあるか?
自室が広い方は、この項目は完全に無視して構いません。
狭い自室にゲーミングPCを置こうとしている人向けの注意点です。
ゲーミングPCをどこに置けばいいかというと、大きく分けて「机の上」か「机の下」です。
初心者には一番手軽な「机の下」をおすすめします。「机の下」といっても、完全に机の真下に入れる必要はなく、椅子とぶつからないように「机の下」付近に置けばOKです。
このとき重要なのは、机周りにどれだけのスペースがあるか?です。大きなゲーミングPCが入り切らないなら、コンパクトサイズのゲーミングPCを買う必要があります。
「マグネイト MH」は190(幅)×420(奥行き)×360(高さ)mmというミニタワーサイズです。

CPU : Ryzen 5 3500X
グラフィック : RTX 3060 12GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
電源 : 650W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×425 mm
重量 : 約14kg
一方、「ガレリア RM5R-R36」は220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mmのスタンダードサイズです。
自室のスペースを巻き尺などで図ってみて、PCが置けるかどうかは予め確認しておくと、せっかく大きいPCを買ったのにうまく設置できない、なんて悲劇は避けられます。
どんなゲームを遊びたいのか?
ゲーミングPCを買うのは、PCゲームを遊ぶためです。
なので、最初から「このゲームを遊びたい」という基準があると、自然と買うべきゲーミングPCがわかってきます。
以下、「初心者向け『フォートナイト』ゲーミングPC」、「初心者向け『Apex Legends』ゲーミングPC」、「初心者向け『タルコフ』ゲーミングPC」、「初心者向け『マインクラフト』ゲーミングPC」を例に、欲しいゲームに合った適切なゲーミングPCを探してみてください。
初心者向け『フォートナイト』ゲーミングPC
「『フォートナイト』おすすめゲーミングPCと推奨スペック」から、フォートナイトを100fps以上快適にプレイできるモデルがこちらです。
フォートナイトは比較的軽いゲームなので、まずは安いゲーミングPCから入るのは有りです。
「ゲーミングPCセット一式」と同じ計算をすると、デバイスを含めて168,781円の予算が必要になります。
初心者向け『Apex Legends』ゲーミングPC

CPU : Ryzen 5 3500X
グラフィック : RTX 3060 12GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
電源 : 650W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×425 mm
重量 : 約14kg
「『Apex Legends』おすすめゲーミングPCと推奨スペック」から、Apexを144fpsで快適にプレイできるモデルがこちらです。
「RM5R-R36」はデバイスを含めて約28万円の予算が必要になります。
Apexはフォートナイトと比べると若干重いゲームなので、初心者向けセットといえどもそれなりの金額は必要になります。
これを高すぎると感じる方は、PCスペックを一つ落として「マグネイト MH」にすれば、フォートナイト同様デバイス込み合計168,781円程度の出費で、PS4を上回る性能のゲーミングPCでApexをプレイできます。
初心者向け『タルコフ』ゲーミングPC

グラフィック : RTX 3070 8GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
「『タルコフ』おすすめゲーミングPCと推奨スペック」から、タルコフを120fpsで快適にプレイできるモデルがこちらです。
「ゲーミングPCセット一式」と同じ計算をすると、デバイスを含めて30万円以上の予算が必要になります。
『タルコフ』はかなり重いゲームなので、本気で楽しもうと思ったらそれなりに予算を用意する必要があります。
初心者向け『マインクラフト』ゲーミングPC

グラフィック : GTX 1650 4GB
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
「『マインクラフト』おすすめゲーミングPC 」から、マイクラが快適に動くスペックを持ったPCがこちらです。
「ゲーミングPCセット一式」の計算通り、デバイスを含めて15,8811円の予算が必要になります。
『マインクラフト』を遊ぶのにゲーミングPCなんて必要なの?と思われるかもしれませんが、必要です。必要ですが、最低限のスペックで大丈夫です。
このPCならデフォルトの『マインクラフト』を思う存分遊べますし、フレームレートが落ちたりグラフィックが悪かったりと言った問題もありません。
ただし、「重いMODでカスタマイズする」「レイトレーシングでグラフィックを強化する」「超巨大建築を作る」の3つは無理です。
こればっかりはハイエンドゲーミングPCを使うしかないので、「『マインクラフト』おすすめゲーミングPC」を参考にしてください。
ゲーミングPCの初期設定がわからない人は「初期設定代行サービス」を使おう
ドスパラ限定ですが、ゲーミングPCを買って、ゲームをプレイできるようになるまでの初期設定ができないという方向けに「初期設定代行サービス」が存在します。
利用方法は単純で、ゲーミングPCの購入時に「構成内容を変更する」からカスタマイズページに移り、「初期設定代行サービス+ゲーミング設定」を選択し、「Windows利用規約」「Norton利用規約」「選択したコースの詳細」を確認の上商品を購入すれば、すぐにゲームを遊べる状態のゲーミングPCが届きます。
PCの初期設定は決して難しくありませんが、本当に初めてゲーミングPCを買う、という人は検討してもいいかもしれません。
【2021年5月】初心者向けおすすめゲーミングPCランキング
2021年以降は世界的な半導体不足のせいでPCパーツが不足し、あらゆるBTOショップのゲーミングPCが在庫切れを起こしました。
そんな中、「ドスパラ」だけは例年通りの出荷スピードを維持しているため、「おすすめゲーミングPCランキング」の上位はドスパラのゲーミングPCが占めています。
「マウスコンピューター」はドスパラと比べて出荷スピードで劣る代わりに、ストレージ容量を増やすなどPC構成で差別化を図っているモデルがランクインしました。
「ランキングを見てもどれを買えばいいのかわからない!」という方は「何を買えばいいのかわからない初心者向けゲーミングPC指南」を参考にしてください。
5月現在、RTX30シリーズ搭載ゲーミングPCは需要が高すぎるせいで供給不足という状況です。
どのBTOショップでもRTX30シリーズ搭載ゲーミングPCは頻繁に値上げされている状態なので、購入希望者は早めに買っておくことをおすすめします。
この記事で紹介しているゲーミングPCは出荷日が翌日~3日のものを中心にチョイスしています。
RTX30シリーズの在庫不足問題について詳しく知りたい方は「グラボ在庫不足・品薄の原因 」を参考にしてください。
1位:RTX 3060搭載「ガレリア RM5R-R36」【大人気モデル】

CPU : Ryzen 5 3500X
グラフィック : RTX 3060 12GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
電源 : 650W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×425 mm
重量 : 約14kg
「ガレリア RM5R-R36」はガレリア人気ランキングで1位を獲得した安心の定番構成で今一番人気のモデルです。
一番人気の理由は、下位モデル「RTX 3050」搭載PCより大幅に性能が高いこと、上位モデル「RTX 3070」搭載PCと比べてそれほど性能で劣らないこと、そしてその割に安くコストパフォーマンスが良いことです。
2位:GTX 1650搭載「マグネイト MH」【初心者・学生向け】
ゲーミングPCの中でも特に安く、GTX 1650は最近のAAAタイトルを30fpsでプレイできるぎりぎりのGPUです。
PS4やSwitchのゲームなら30fpsが当たり前ですし、「マグネイト MH」は大量のPCゲームを遊べる「万能なPS4」くらいの感覚で買うとお得です。
3位:RTX 3070搭載「ガレリア XA7C-R37」【スタンダードモデル】

グラフィック : RTX 3070 8GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
「ガレリア XA7C-R37」は全てのパーツがミドルコア~ハイエンドの「スタンダードな次世代ゲーミングPC」です。
どんなゲームでも、次世代ゲームも不自由なく遊べるので、コアゲーマーに向けたワンランク上のゲーミングPCとなっています。
4位:RTX 3070 Ti搭載「G-Tune HN-Z-AF」【コラボモデル・格安】

グラフィック : RTX 3070 Ti
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe
特別価格:249,800円
※通常モデル「G-Tune HN-Z-3070Ti」のスペック
CPU : Core i7-11700K
グラフィック : RTX 3070 Ti
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe/2TB HDD
価格:285,780円
「G-Tune HN-Z-AF」は数あるBTOショップの中、RTX 3070 Ti搭載ゲーミングPCの中で最も手頃なモデルの一つです。
FPSからAAAタイトルまでプレイ可能な次世代機らしい堅実なモデルです。
ただし、パーツ不足のため出荷日に遅れが生じていることには注意。
5位:RTX 3080搭載「ガレリア ZA9C-R38」【大人気・在庫希少】

グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB Gen4 NVMe SSD
RTX 3080を搭載した「ガレリア ZA9C-R38」が「RTX 3060」や「RTX 3070」と違うのはベンチマークスコアだけでなく、たとえば「レイトレーシング」や「4K」といった負荷のかかるグラフィック表現で大きな差が出ます。
また、ほんの少しでも、限界までフレームレートを上げたいという人におすすめです。
6位:RTX 3070 Ti搭載「ガレリア ZA7R-R37T」【ヘビーゲーマー向け】

グラフィック : RTX 3070 Ti
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

RTX 3070 Tiを搭載した「ガレリア ZA7R-R37T」のポジションは、「人気のあるRTX3060/RTX3060Ti/RTX3070よりも高性能なマシンが欲しい」「RTX3080やRTX3090は高い上にプロ勢やストリーマー勢向けすぎる。そこまでの性能は要らない」という感覚で丁度いいゲーミングPCを探している人に最適です。
いわゆるヘビーゲーマーが買って満足できる一つの基準がこの「RTX 3070 Ti」であり「ガレリア ZA7R-R37T」です。
7位:GTX 1650搭載「Lightning AH5」【入門者・学生向け】

グラフィック : GTX 1650 4GB
メモリ : 16GB SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
「ゲーミングPC」の下限ギリギリにいるのがこの「Lightning AH5」です。
GPUもメモリもストレージも最低限ということもあって、厳密にはドスパラの中ではゲーミングPC扱いされておらず、普通のパソコンの中で最もゲーミング性能が高いのがこのモデルです。
「GTX 1650」は多くの大作タイトルの「最小スペック」として設定されているGPUです。たとえば『マインクラフト』なら普通にプレイできますし、『フォートナイト』ならPS4以上の環境でプレイできます。そういう意味で「Lightning AH5」はまぎれもなくゲーミングPCです。
8位:RTX 3090Ti搭載「ガレリア UA9C-R39T」【最強ゲーミングPC】

グラフィック : RTX 3090 Ti 24GB
メモリ : 32GB DDR5 SDRAM
ストレージ : 1TB Gen4 NVMe SSD / 2TB HDD
「ガレリア UA9C-R39T」はRTX30シリーズ最強の「RTX 3090Ti」を搭載した最強ゲーミングPCの一つです。
CPUもメモリも考えられる限り最強の構成で、「金に糸目をつけず本当に一番良いPCが欲しい」という人向けのモデルです。
9位:RTX 3080搭載「G-Tune XN-Z-AF(i9-11900K ver)」【超高性能限定モデル】

グラフィック : RTX 3080
メモリ : 16GB
ストレージ : 512GB NVMe
CPUダウングレード版 : i7-11700K ver
特別価格:309,800円(税込)
「G-Tune XN-Z-AF(i9-11900K ver)」もGPU「RTX30シリーズ」の中でも需要が高いハイエンドモデル「RTX 3080」を搭載したゲーミングPCです。
CPUの性能も最上級かつ水冷CPUクーラー搭載で、長時間に渡るハードなゲームプレイでも発熱を抑える頑丈なモデルです。
10位:RTX 3050搭載「ガレリア RM5C-R35」

CPU : Core i5-12400
グラフィック : RTX 3050 8GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 500GB NVMe SSD
「ガレリア RM5C-R35」は、RTX30シリーズの中でローエンドモデルであるRTX 3050を搭載しています。
GPUもCPUも最新モデルでありながら最も安い製品がほしいならこの「ガレリア RM5C-R35」しかありません。
初心者でもわかるゲーミングPCのスペックの見方とパーツの選び方
ゲーミングPCはさまざまなパーツの集合で構成されています。
どのパーツも重要ですが、それぞれのパーツの見方と選び方、そして「自分のPCにはどのパーツが必要なのか」「何を妥協してよくて、何を妥協してはいけないのか」といったゲーミングPCを購入する前の悩みを解消していきましょう。
GPU | GTX1650~(初心者向け) |
---|---|
RTX3060~(中級者向け) | |
RTX3070~(上級者向け) | |
CPU | Core i5 / Ryzen 5(初心者向け) |
Core i7 / Ryzen 7(スタンダードモデル) | |
Core i9 / Ryzen 9(ハイエンドモデル) | |
メモリ | 8GB(おすすめしません) |
16GB(初心者から上級者までおすすめ) | |
ストレージ | SSD 500GB~1TBがおすすめ |
ゲーミングPCはグラフィックボード(GPU)が一番大事
グラボの型番 | ベンチマークスコア |
---|---|
RTX3090 | 26,035 |
RTX3080 | 24,536 |
RTX3070Ti | 22,642 |
RTX3070 | 21,931 |
RTX3060Ti | 19,781 |
RTX3060 | 16,662 |
GTX1650 | 7,749 |
PassMark Softwareからデータを引用し、今記事で取り扱っているグラボ性能を比較したグラフがこちらになります。
現代の基準では、最低でも「GTX 1650」は必要で、それ以下は性能が低すぎて「ゲーミングPC」とは言えません。
「自分の目的に合った価格帯」を見つけるのがグラボ選びのポイントです。
「グラボの選び方」では価格ごとにどんなゲームを遊べるか紹介しているので、目的にあった価格を見定めてください。
CPUは処理速度が重要
CPUは人間に例えると脳みその役割を担うパーツであり、パソコン全体の性能を決める重要な役割を持ちます。
ゲーミングPCにおいてはゲームの処理速度にかかわってくるので、グラフィックボード(GPU)とバランス良く搭載する必要があります。

BTOパソコンショップのドスパラではCPUとグラボの両面からゲーミングPCを選べるようになっている
CPUの予備知識として、「インテル」「AMD」の2社がゲーミングPCに搭載されるCPUをリリースしています。
シェア率が高く安定性の高いインテル製品が広く使われていますが、AMD製品はコスパと省電力化に優れており、シェア率は逆転しつつあります。
- 軽いゲームを遊ぶなら → Core-i5 or Ryzen 5
- 最新ゲーム・動画編集など幅広い用途 → Core-i7 or Ryzen 7
- 最高の性能を追求するなら → Core-i9 or Ryzen 9
i5,i7,i9がインテルで、Ryzen 5,Ryzen 7,Ryzen 9がAMDです。
大きな違いはないので気にしなくても良いのですが、詳しく知りたい方は「IntelとRyzenの違い」をチェックしてください。
メモリは16GB以上を推奨
メモリは情報のやりとりを行うパーツであり、メモリが多いとPCの動作が快適になり、少なすぎると動作が重たくなってしまいます。
「作業台の広さ」に例えられ、作業台が広ければ広いほど作業が並行しやすいように、メモリが多ければ多いほどさまざまな処理を同時に行える余裕が生まれます。
「ゲーミングPCにメモリってどのくらい必要なの?」で詳しく解説していますが、簡単に言うと、ゲーミングPCに必要なメモリの容量は「16GB」がおすすめです。
例えばボイスチャットをしたりブラウザで攻略サイトを見たり配信したりしながらゲームをする方は8GBでは足りません。
本当に軽いゲームしか遊ばないなら8GBでもなんとかなりますが、FPSゲームやMMORPGを遊ぶなら16GBは絶対に用意しましょう。
8GBしか搭載していないPCを購入する場合は、カスタマイズで16GBに増やすことをおすすめします。
PCでゲームをするならHDDよりSSD
ゲーミングPCに搭載されるストレージ(データの格納庫)は大きく分けて「SSD」と「HDD」の2種類があります。
SSDは読み込み・書き込み速度に優れますが、容量あたりの価格がHDDと比べると高価です。
HDDは読み込み・書き込み速度で劣りますが、容量あたりの価格がSSDと比べると安価です。
SSDとHDDはPCに両方とも搭載することも多く、使い分けが重要なパーツです。
SSDにゲームを入れておくと起動やロードが速くなるので、SSDは必ず搭載しておきましょう。
一方HDDはゲームには不向きなので、大容量の動画を保存したり、読み込み速度を気にしないソフトを入れておくと良いでしょう。
SSDは500GB以上あると困りません。HDDは無くても問題ありませんが、動画を保存するなら1TB以上を用意しておくと良いです。
もっと具体的な使い分け方は「ゲーミングPCに最適なSSD・HDDの使い分けを解説」を参考にしてください。
ちなみに、最近の流行りは「使い分けなどせずにSSDだけを使う」というものです。
おすすめBTOメーカー初心者向け解説
ゲーミングPCの選び方について解説してきましたが、ここからは「BTOショップ」自体の解説も行っていきます。
当サイトではゲーミングPC初心者に「ドスパラ 」をおすすめしていますが、BTOパソコンショップの種類はさまざまで、各メーカーごとに特色があります。
お気に入りのショップを見つければ自分好みのゲーミングPCが手に入りやすくなるので、BTOパソコンショップごとに特徴を見比べてみましょう。
ドスパラ GALLERIA
- 全ショップ中最も在庫が豊富
- 最短で即日出荷、カスタマイズしても翌日出荷という速さ
- 24時間体制の電話サポート
- 商品ページがわかりやすい
ドスパラはBTOパソコンショップの中では最も知名度が高く、ゲーミングPC初心者におすすめです。
「自社工場でPCを設計している」という強みを活かし、コスパ面においてはBTOパソコン業界でもトップクラスに優れており、ゲーミングPCの品揃えも豊富です。
保証・サポートも手厚く、ポイントやゲームのプレゼントといったセール頻度が高いという面からも人気があります。
ゲーミングPC初心者にとっての欠点は特にないので、よっぽどパーツのカスタマイズにこだわりの強い方以外は不満を抱くことはないでしょう。
ドスパラについては以下の記事で評判・評価をまとめているので、そちらも参考にしてください。
マウスコンピューター G-Tune
- ハイエンドゲーミングノートPCの品質は随一
- ドスパラと並んで有名なブランド
- 平均72時間の修理スピード
マウスコンピューターは「G-Tune」というシリーズを展開しており、ハイスペックなゲーミングPCを取り揃えています。
ラインナップを紹介しているページも分かりやすく、初心者に優しい設計になっている点も優秀です。
ドスパラと並んで有名なメーカーで、主に値段よりもクオリティにこだわったノートPCが支持を集めています。
マウスコンピューターおよび「G-Tune」については以下の記事で評価をまとめているので、そちらも参考にしてください。
フロンティア GAMERS
- コスパの優れたゲーミングPCが多い
- ゲーミングPCのラインナップが豊富
- 圧倒的にお得なセールやキャンペーンが魅力
フロンティアは価格の安さとコスパを売りにしたBTOパソコンショップです。
カスタマイズ性は最大手に比べて劣るものの、高品質なパーツとラインナップの豊富さは魅力です。
フロンティアについては以下の記事で評判・評価をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
DELL(デル) ALIENWARE(エイリアンウェア)
- ALIENWAREシリーズのハイスペックさが魅力
- 他社と比べてゲーミングノートPCが豊富
- 一般向け・法人向けパソコンも豊富
DELL(デル)は一般的なBTOショップと少し毛色が違い、高性能なゲーミングノートPCを売りにしています。
主に「ALIENWARE」というハイスペックモデルを販売していますが、一般的なゲーミングPCも扱っています。
パソコン工房 LEVEL∞
- プロゲーマーやゲームタイトルとのコラボモデルが多い
- ラインナップ自体は豊富だがカスタマイズの幅は狭い
- 高性能なゲーミングPCほど探しやすい
パソコン工房は「LEVEL∞」というシリーズを展開しており、e-sports業界とのコラボに力を入れています。
ハイスペックさとラインナップの豊富さが魅力ですが、カスタマイズ性はやや不足しているといったところです。
ツクモ G-GEAR
- ヤマダ電機が母体で保証が手厚い
- 低価格帯のゲーミングPCが豊富
- VR・イラスト・CG作成など用途に特化したPCが多い
ツクモはBTOパソコンメーカーの中でも老舗の部類に入り、ヤマダ電機を母体として運営しています。
ヤマダ電機らしく保証は業界でもトップクラスに手厚く、トラブルや故障に強い信頼性の高いメーカーです。
サイコム G-MASTER
- カスタマイズ性の高さは業界でもトップクラス
- パーツのラインナップが豊富
- ゲーミングPC初心者より玄人におすすめ
サイコムはBTOパソコンメーカーの中でもカスタマイズ性の高さに特化しており、自作PCを組むかのように注文できます。
ただしパーツごとの相場や利点を知っていないと無駄に高くなりがちなので、初心者向けというよりは玄人好みのメーカーです。
初心者には中古ゲーミングPCや自作PCはおすすめしません
- 故障・トラブルの確率が高い
- オークションやフリマだとジャンク品を掴まされることも
- 耐用年数は短い
安いゲーミングPCが欲しいからと言って中古に手を出すのは危険です。
パーツの経年劣化によって故障のリスクが高く、思いがけないトラブルに出くわしてしまう可能性があります。
「フォートナイト ゲーミングPC」で検索すると、上のような中古PCを販売するページがヒットします。
販売ページでは「『フォートナイト』や『Apex Legends』を滑らかに遊べます」などと謳われていますが、実際はこの画像にあるようなPCで滑らかに遊ぶのは不可能です。
「Switch以下で遊んだほうがマシ」というレベルですので、中古ゲーミングPCは最初から選択肢から除外してください。
また、自作PCも初心者にはおすすめできません。
自分で組んだPCにサポートなどありませんから、一度壊れたらそれが最後、自力で修理する技術がないとお金と時間の無駄遣いになってしまいます。
初心者がゲーミングPCと一緒に買っておきたいおすすめの周辺機器
せっかくゲーミングPCを購入するのなら、ゲーミングPCの性能を引き出せるデバイス(周辺機器)も用意しましょう。
当サイトではデバイスごとの紹介記事も公開しているので、選び方の基準にしてください。
ゲーミングモニターの選び方
ゲーミングモニターを選ぶときは「リフレッシュレート(Hz)」が重要になります。
ゲーミングPCから出力されるフレームレート(fps)は、ゲーミングモニターのリフレッシュレート(Hz)によって正しく表示されるかが決まります。

リフレッシュレート(Hz)とは”1秒間に何回画面が更新されるか”という数値です。1秒間につきHzの値の数だけ画面が書き換わります。
リフレッシュレートはモニターによって違い、144Hzや240Hzなど高リフレッシュレートに対応したモニターではそれだけ滑らかにゲームや映像を描写できます。
リフレッシュレートについてもっと詳しい解説を読みたい方は以下のサイトを参考にしてください。
FPS・TPSゲーマーなら少なくとも144fps~240fpsの環境は欲しいので、144Hzのゲーミングモニターは最低限必要になります。
ハイスペックなゲーミングPCなら144~240fpsでゲームをプレイできるので、240Hzのゲーミングモニターを用意しましょう。
別記事で「初心者向けおすすめ144Hzゲーミングモニター」と「FPS勢向けおすすめ240Hzゲーミングモニター」をそれぞれ紹介しているので参考にしてください。
ゲーミングマウスの選び方
ゲーミングマウスは通常のマウスと違ってセンサー精度が高く、ゲームをするのに便利なサイドボタンが付いています。
選び方の基準としては「デザイン」「サイズ」「ボタン数」「有線か無線か」などさまざまな要素があるので、自分が遊びたいゲームに合わせて選びましょう。
最近では無線(ワイヤレス)のゲーミングマウスが広く使われています。初心者であれば、「ワイヤレスゲーミングマウスランキング」からとりあえず安いワイヤレスマウスを一つ買って試してみればよいのではないでしょうか
ゲーミングキーボードの選び方
ゲーミングキーボードは通常のキーボードと違って反応速度に優れており、同時押しできるキーの数が違います。
デザイン面でも凝っているので、見た目で気に入ったキーボードを購入するのもアリです。
ただしキーボードにはたくさんの種類が存在し、似ているようでもメーカーによって異なる作りを利用している場合が多いので、キーボードごとに使用感を調べるのが賢明です。
当サイトでは「おすすめゲーミングキーボードランキング」を作成しているので、そちらも参考にしてください。
ゲーミングヘッドセット・イヤホンの選び方
ゲーミングヘッドセットやゲーミングイヤホンを使うと音の方向を判断しやすく、敵の足音や銃弾の飛んできた方向をより聞き取りやすくなります。
FPS・TPSを遊ぶには必須のデバイスで、通話をしながらゲームを遊ぶ方にも必須です。
当サイトでは「おすすめゲーミングヘッドセット」「おすすめゲーミングイヤホン」記事をそれぞれ作成しているので参考にしてください。
ネット回線の選び方
せっかく良いゲーミングPCやデバイスを揃えても、ネット回線が悪ければオンラインゲームは楽しめません。
明確にラグを感じたり、頻繁に回線が切れたり、時間によって通信速度が遅くなるようであれば回線の乗り換えをおすすめします。
当サイトでは「おすすめの光回線」「NURO光」についての記事を作成しているので、そちらも参考にしてください。
初心者おすすめゲーミングPCの買い方&選び方・総まとめ
- 自分の目的に合ったゲーミングPCを見つける
- 予算の範囲内で何が買えるかを知っておく
- やりたいゲームの推奨スペックを基準にする
- 初心者にはBTOパソコンがおすすめ
ゲーミングPCの選び方を紹介してきましたが、特に重視すべき項目は上記の4点です。
失敗しないためには下調べが重要で、予算と目的のすり合わせが大切です。
この記事を読み込んで目的のゲーミングPCを見つければ、快適なPCゲームライフの扉が開きます。
購入したらあとはPCゲームを堪能するだけなので、ゲーミングPCが到着するのを楽しみに待ちましょう!
・ここから選べば間違いなし → 「ゲーミングPCおすすめランキング」
・ゲームに合わせてPCを選ぶなら → 「ゲーム別おすすめゲーミングPC」