
【MSFS2020】フライトシミュレーター『Microsoft Flight Simulator』おすすめゲーミングPCと推奨スペック紹介
『Microsoft Flight Simulator』は間違いなく「史上最高のフライトシム」であり、航空機好きなら必携レベルの傑作です。
最大の問題は「とにかくゲームが重いこと」。何しろ世界中の地形や環境がリアルにシミュレートされておりそのデータ量は2PB(ペタバイト)。そんじょそこらのFPSやオープンワールドゲームと比べても圧倒的にPCへの負荷は大きいです。
というわけで、必然的にゲーミングPCも高性能なマシンが必要となってきます。この記事では『Microsoft Flight Simulator』で空を飛び回るのにおすすめのゲーミングPCを紹介します。
詳しい説明を省いて必要なゲーミングPCだけ知りたいという方はこちらから↓
・最低限の性能 → 「マグネイト MH」
・推奨スペック → 「ガレリア RM7C-R37」
・理想的なスペック → 「ガレリア XA7C-R47T」
・『Microsoft Flight Simulator』専用PC → 「ガレリアUA9R-R39 MSFS2020推奨モデル」
・ゲーミングノートPC → 「ガレリア XL7C-R36H」
当サイトで紹介するゲーミングPCはすべてBTOショップ製です。
家電量販店でゲーミングPCを買うのは、BTOショップと比べてコスパが悪いです。
家電量販店で買う際のデメリットを詳しく知りたい方は以下のサイトを参考にしてください。
目次
『Microsoft Flight Simulator』おすすめゲーミングPC
「価格を抑えて遊びたい場合」「最高画質で遊びたい場合」「最高画質+高フレームレートで遊びたい場合」のおすすめゲーミングPCを紹介していきます。
今回紹介するゲーミングPCはBTOパソコンショップ「ドスパラ」の製品です。ゲーミングPCの購入手順は「ドスパラでゲーミングPCを購入する方法」からどうぞ。
RTX30シリーズ搭載ゲーミングPCは発売当初、需要が高すぎるせいで供給不足という状況が続いていました。
1月現在、最近は仮想通貨の暴落に伴ってGPUを使ったマイニング需要が減ってパーツに余裕ができ、一時期は一週間以上かかっていたマウスコンピューター製品出荷日が「翌日」や「3日後」になるなど、一時と比べれば明らかに早くなっているのがわかります。
それに伴ってPCの値段も下降傾向にあり、もともとゲーミングPCを欲しかった人たちにとってはかなり手を出しやすい状況になりました。
そうはいってもいつどういう要因で値上げがあるのかわからないのがPCの世界ですから、購入希望者は早めに買っておくことをおすすめします。
この記事で紹介しているゲーミングPCは出荷日が翌日~3日のものを中心にチョイスしています。
とにかく低予算で遊ぶなら「マグネイト MH」がおすすめ
- 格安ゲーミングPC
- 家庭用機以上の性能
- 最低設定で遊ぶしかない
- 数年後には時代遅れになるGPU性能
とにかく低予算で『Microsoft Flight Simulator』を遊びたい、という方には「マグネイト MH」がおすすめです。
CPUとGPUの性能は一般的な基準で言えば十分高いものの、『Microsoft Flight Simulator』の基準からすると「最小ライン」です。
もちろん「グラフィックやフレームレートなんか重要じゃない!飛びたいんだ!」という原理主義者ならこのモデルでもフライトシムを楽しむことは可能です。
今後は『Microsoft Flight Simulator』並に重いゲームもたくさん発売されていくでしょうから、長い目で見てもう少しスペックの高いゲーミングPCにチャレンジしてみてもいいと思いますが、PC本体+ゲーミングデバイスの合計予算を15万円以下に抑えたい方はこのモデル一択となります。
「G-Tune EM-B-L-AF」はGPUが「RTX 3050」を搭載しており搭載GPUと比較して圧倒的な安さが強みです。
「G-Tune EM-B-L-AF」のSSDが512GB、CPUが第11世代の「Core i5-11400F」を搭載しているためCPUとメモリともに十分な性能を持っています。
こちらは当メディア「HARDMODE」との限定コラボモデルのため、通常モデルよりも圧倒的にお得で購入できるメリットもあります。
少しでも格安ゲーミングPCをお得に購入したい!という人は「G-Tune EM-B-L-AF」をチェックしてみてください。
最高画質で遊びたいなら「ガレリアRM7C-R37」がおすすめ

グラフィック : RTX 3070 8GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
ドスパラで詳細・価格を見る
- 数年間は安定して最新作をプレイできる
- 大容量ストレージ
- 最高設定30fps以上でプレイできる
- 4Kで遊ぶのは難しい
「ガレリア RM7C-R37」なら『Microsoft Flight Simulator』を最高設定でプレイできます。
ほとんどのアクションゲームでは60fps、場合によっては144fpsで動作することが求められますが、『Microsoft Flight Simulator』のような圧倒的に重いフライトシムの場合は「フレームレートよりも最高のグラフィックが優先」というユーザーが多いので、「最高画質+30fps以上」を確保できる「ガレリア RM7C-R37」は十分な性能を備えています。
ただし、あくまでこれは1080p画質の話。『Microsoft Flight Simulator』が真価を発揮する4Kゲーミングを楽しむためには更なる上位モデルのゲーミングPCが必要になってきます。
「ガレリア RM7C-R37」は価格も16万円とゲーミングPCの中では高くはないので、コストパフォーマンスの面でも優秀です。
本気でゲーミングPCを始めたい方はまずはこれ、という王道モデルと言えます。
『Microsoft Flight Simulator』推奨スペック以上の「ガレリア XA7C-R47T」

グラフィック : RTX 4070 Ti
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
- 最強のハイスペックマシン
- 4K 30fpsで遊べる
- 『Microsoft Flight Simulator』推奨スペック以上
- 『Microsoft Flight Simulator』以外のゲームにとってはオーバースペック
- 4K対応ゲーミングモニターと合わせると高額に
- メモリは16GBから32GBにカスタマイズする必要あり
「ガレリア XA7C-R47T」は『Microsoft Flight Simulator』の超ド級推奨スペックを上回る最上位クラスのゲーミングPCです。
「ガレリア XA7C-R47T」なら『Microsoft Flight Simulator』を最高画質+4Kを30fps以上でプレイできます。上空の景色を楽しむという点では30fps以上を維持できれば十分なので、まさに理想的なスペックです。
これだけのスペックがあれば、今後数年は最新ゲームをグラフィック最高設定で快適にプレイできます。もちろん、ゲーム配信や動画制作なんかも全く問題なくこなせます。
ただし、購入の際のカスタマイズでメモリを16GBから32GBに増やしておくことはおすすめします。
このカスタマイズがどのくらいゲームに影響するのかは上記動画で検証されているので参考にしてください。
『Microsoft Flight Simulator』は4Kモニターが欲しくなるゲームの代表格です。4Kゲーミングにチャレンジしてみたい方はBenQの4Kモニターがおすすめです。
『Microsoft Flight Simulator』特化!「ガレリア UA9R-R39 MSFS2020推奨モデル」

グラフィック : RTX 3090 24GB
メモリ : 128GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD / 2TB HDD

- 『Microsoft Flight Simulator』推奨モデル
- 4K 60fpsで遊べる
- できないことなど何もない
- 『Microsoft Flight Simulator』に特化しすぎた性能
- 4K対応ゲーミングモニターと合わせると高額に
「ガレリア UA9R-R39 MSFS2020推奨モデル」は『Microsoft Flight Simulator』に特化したウルトラハイエンドゲーミングPCです。
このモデルの特徴はなんといっても128GB搭載メモリ(ストレージではなく、メモリ!)です。
GPUもCPUも現行最上位モデルを採用していますが、それだけでは足りないとばかりにメモリもとんでもない量を詰め込んでいます。
普通のゲーマ-の感覚だと一つ前に紹介した「ガレリア XA7C-R47T」が「最上位のハイエンドPC」ですが、本物のフライトシミュレーターマニアには「ガレリア UA9R-R39 MSFS2020推奨モデル
」がおすすめです。
この2つのPCの違いは単純で、『Microsoft Flight Simulator』を「4K 30fps」でプレイするか「4K 60fps」でプレイするかの差です。
このモデルは徹底的に『Microsoft Flight Simulator』をやりこみたい、という人以外にはおすすめしにくいほど高価なウルトラハイエンドPCですが、10年後に発売されるゲームでさえ快適にプレイできるであろう超絶スペックなので、このPCで長く遊びたいという方にもおすすめです。
ゲーミングノートPCを選ぶなら165hz液晶搭載 + 高性能GPU のモデルがおすすめ
この記事ではデスクトップゲーミングPCをメインにおすすめしてきましたが、「場所を取りたくない」「手軽に持ち運びたい」という方はゲーミングノートPCも選択肢に入ってきます。
ノートPCはデスクトップPCと比べて性能が低いイメージがありますが、最近のゲーミングノートPCは「高性能GPU + 240hz液晶搭載」のものが増えてきてるので、そのような機種を選べばデスクトップゲーミングPCと遜色なく快適にゲームを遊ぶことができます。
「おすすめのゲーミングノートPCの選び方はこの記事」にまとめてあります。

グラフィック : RTX 3060 6GB
メモリ : 16GB DDR4 SO-DIMM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
- 144fps~240fpsで最新ゲームを楽しめる
- メモリが充実の16GB
- マウスやキーボードを揃えなくていい
- 165Hzの液晶対応
- PS5を遥かに上回る性能
- デフォルト構成のストレージ容量が少なめ
「ガレリア XL7C-R36H」は並のデスクトップPCをはるかに上回るハイスペックかつ、2.0kg以下と比較的軽量なので持ち運びも楽勝の最強ゲーミングノートPCの一つです。
「ガレリア XL7C-R36H」はハイエンド級の性能でありながらコストパフォーマンスは非常に高く、「性能・価格」全てのバランスがパーフェクトなゲーミングノートPCです。
『Microsoft Flight Simulator』は現世代で最も重いゲーム
『Microsoft Flight Simulator』は現世代のゲームの中で「最も高性能なPCスペックを要求するゲーム」です。
『ARK:Survival Evolved』の推奨スペックもなかなかでしたが、『Microsoft Flight Simulator』の比ではありません。
ライト兄弟が世界で初めて飛行機を飛ばしたのが1903年、本格的なフライトシムをPC上で実行できるようになったのが2020年、というわけです。
おそらく今後のハイエンドゲーミングPCは『Microsoft Flight Simulator』をベンチマークとして性能が測られていくことになるでしょう。
そのくらい重いゲームなので、ゲーミングPCの推奨スペックもかなり高いです。
既にゲーミングPCを持っていてほとんどのPCゲームをプレイできるという人でも、『Microsoft Flight Simulator』のためにPCの買い替えを検討するケースが多いようです。
『Microsoft Flight Simulator』動作環境・推奨スペック
『Microsoft Flight Simulator』の動作環境を公式サイトから紹介します。
スペック表に「帯域幅」とあるのは、クラウド上にある世界中の地形データ(衛星画像)を取得するため、オンライン回線が必要となるからです。
「ハイエンドゲーミングPCを持っているけどネット回線はしょぼい」なんて人はそうはいないと思いますが、以下の記事では回線の計測方法も説明していますので念のためご一読ください。
『Microsoft Flight Simulator』最小スペック
『Microsoft Flight Simulator』最小スペック | |
CPU | Intel i5-4460 |
---|---|
GPU | GTX 770 |
メモリ | 8 GB |
ストレージ | 150 GB HDD |
帯域幅 | 5 Mbps |
こちらが『Microsoft Flight Simulator』の最小スペックです。
「なんだ、この程度で動くんだ」と思われるかもしれませんが、動きません。グラフィック最低設定で60fpsも出ません。一応空を飛ぶことはできるというレベルです。
『Microsoft Flight Simulator』必要スペック
『Microsoft Flight Simulator』必要スペック | |
CPU | Intel i5-8400 |
---|---|
GPU | GTX 970 |
メモリ | 16 GB |
ストレージ | 150 GB HDD |
帯域幅 | 20 Mbps |
このくらいのスペックがあれば『Microsoft Flight Simulator』を快適に遊ぶことができます。
そうはいってもグラフィックを最高設定にすると30fpsすら出ませんし、グラフィックかフレームレートのどちらかを切り捨てて割り切って遊べば「快適」ということです。
『Microsoft Flight Simulator』推奨スペック
『Microsoft Flight Simulator』推奨スペック | |
CPU | Intel i7-9800X |
---|---|
GPU | RTX 2080 |
メモリ | 32 GB |
ストレージ | 150 GB SSD |
帯域幅 | 50 Mbps |
グラフィック最高設定かつ60fpsを目指すならこのくらいのスペックが理想です。4K画質でも30fpsに到達します。
『Microsoft Flight Simulator』にはフレームレートよりも美しいグラフィックを求めるユーザーが多いのですが、それでも30fps以下だとカクついて不快感を覚えるので、画質とフレームレートを両立できるこのスペックが「真の推奨スペック」と言えます。
『Microsoft Flight Simulator』おすすめBTOパソコンおさらい
この記事で紹介したゲーミングPCをまとめました。
・格安PCで遊びたい → 「マグネイト MH」
・高画質で遊びたい → 「ガレリア RM7C-R37」
・4K画質を目指したい → 「ガレリア XA7C-R47T」
・4K 60fpsを目指したい → 「ガレリア UA9R-R39 MSFS2020推奨モデル」
・ゲーミングノートPC → 「ガレリア XL7C-R36H」
なお、『Microsoft Flight Simulator』はHoneycomb Aeronautical、Thrustmasterやロジクールほか、さまざまなメーカーのフライトスティックに正式対応しています。
パッドやキーボードで操作するのと比べて臨場感は段違いなので、本格的にフライトシムの世界に入門したいかたは正式対応品の中からフライトスティックをチェックしてみてください。
以下の記事でも「初心者向けおすすめゲーミングPC」を総合的に紹介しています。様々な価格帯のモデルからゲーミングPCを探したい人はぜひ参考にしてください。
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