【大会賞金順】FPSゲームおすすめランキング9選【PC/PS4/PS5】
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近年、世界的な盛り上がりを見せるeスポーツ業界の中でも最も大きなゲームジャンルが「FPS」です。
最近ではオフラインやオンラインの大会はもちろん、プロゲーマーによる動画配信の影響もあって日本でも様々なFPSのタイトルがプレイされるようになりました。
この記事では「FPSのゲームをやってみたいけどタイトルが多すぎてどれからやっていいかわからない」という人向けに、各タイトルの特徴を挙げながらおすすめのFPSタイトルを紹介していきます。
FPSをプレイするために必要なPCスペックは「FPSを遊ぶならゲーミングPCがおすすめ」で解説しています。
目次
そもそもFPSとは何か?
FPSとは「First Person Shooter」の略で、ゲームの画面は自分自身の一人称視点です。
つまり、自キャラクターの体は腕や足などの一部か、所持している武器くらいしか表示されません。
FPSとは一人称視点のキャラクターを操作して戦うシューティングゲームのことで、FPSには「ストーリーを1人で進めて楽しむシングルプレイ」と「ネットに接続してオンライン対戦を楽しむマルチプレイ」の2種類あります。
後者の「マルチプレイ」型FPSがeスポーツの競技として使われており、対人戦が主流となっています。
FPSとTPSの違いを解説
シューターというジャンルには「FPS」と「TPS」があります。
TPSとは「Third person shooter」の略で、FPSが一人称視点なのに対し、TPSは三人称視点のシューティングゲームです。
三人称というのはキャラクターを肩越しからの視点で操作するということで、『バイオハザード4』や『ラストオブアス』、『フォートナイト』が「TPS」にあたります。
また、『PUBG』のようにFPSモードとTPSモードの両方をプレイできるゲームも存在します。
FPSはTPSと比べて視界が激しく動きがちになるため、慣れていないプレイヤーは画面酔いしやすい傾向があります。
しかし、FPSならではの「キャラクターの視界=プレイヤーの視界」での操作はキャラクターとの一体感が生まれ、ゲームの世界に入り込んだような没入感で楽しむことができます。
また、eスポーツとしては基本的にTPSよりもFPSの方が人気です。
【大会賞金順】FPSおすすめランキング
一口に「FPS」といっても、巨大マップで大勢のプレイヤーと競い合い最後まで生き残ることを目標とするバトルロイヤル形式や、小さなマップで撃ち合ってポイントを競い合う形式など、ゲームによってルールは様々です。
ここではそのような特徴と合わせておすすめのFPSを紹介していきます。
ランキングを「大会賞金順」としている理由は、オンライン対戦ゲームというのは人が多い=対戦相手が多いゲームこそ面白く、人の少ないゲームをやっても楽しめないので、賞金が大きく、盛り上がっているゲームこそおすすめしたいからです。
もっとも、この記事のランキングで選んだゲームの中に対戦相手がまともに見つからないほどに過疎っているタイトルはありません。
なお、FPSに限らずeスポーツタイトル全般の紹介は以下の記事で行っています。
1位『CS:GO』
- シンプルな撃ち合いが魅力のFPS
- 強さの証となるランクシステム
- 海外でメジャーなeスポーツタイトル
リリース | 2012年 |
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対応デバイス | PS3/Xbox/PC |
大会賞金 | 総額23億円(2019年) |
『CS:GO』の魅力はシンプルな撃ち合いにあります。
キャラクター個別の特殊能力などなく、「5対5のチーム戦で相手と撃ち合う」という、簡単かつ奥深いルールの中で自分のエイム力を試したい人におすすめのゲームです。
ゲームの醍醐味の一つであるランクシステムで自分の上達具合が確認できるようになっており、最上位のランクは全体の約1%しかいません。
海外では常に爆発的な人気を誇るゲームですが、日本国内では認知されているとは言い難い状況です。
初心者同士のマッチングがあるので今から参戦しても楽しめますが、やはり友達4人と一緒にやってこそ面白いゲームなので、なかなか敷居は高いかもしれません。
2位『PUBG』
- バトルロイヤルゲームの原点
- eスポーツとしても注目度の高いタイトル
- FPSとTPSの両方でプレイ可能
リリース | 2017年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC/Mobile |
大会賞金 | 総額12億円(2019年) |
「バトルロイヤル」というジャンル流行ったきっかけとなるタイトルの一つで、現在ではモバイル版もリリースもされて世界中幅広い人にプレイされています。
eスポーツの分野としても大きな盛り上がりを見せており、各国から32チームが集まり戦うPGS(PUBG Global Series)という大会、そしてそこから勝ち抜いた上位16チームがPGC(PUBG Global Championship)へと駒を進め熱い戦いを繰り広げます(2020年はコロナの影響で中止)。
後発のバトロワゲームと比べると動きがゆったりとして見えるかもしれませんが、その分移動や撃ち合いの戦術が試されるきわめて頭脳的なバトルロイヤルゲームです。
全盛期は過ぎた感はありますがまだまだプレイヤーは多く、2017年、世界中すべてのPCゲーマーが夢中になったタイトルを今からでも楽しみたい人におすすめです。
『PUBG』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
3位『オーバーウォッチ』
- 仲間との連携がカギを握るヒーローシューター
- 30種類を超える魅力的なキャラクター
- 初心者でも参加できる大会多数
リリース | 2016年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/Switch/PC |
大会賞金 | 総額10億円(2019年) |
『オーバーウォッチ』はレーティング機能のおかげで初心者にとっても比較的敷居の低いゲームです。
他のFPSでは必須であるエイム力がそこまで重要ではなく(もちろん、高いレベルになっていくとエイムも重要です)、攻撃側と防衛側に分かれて戦うチームメイトとの連携が勝利のカギを握っています。
固有のアビリティを持つ30種類以上のキャラクターから自分にあったキャラクターを選んでチームで勝利を目指す「ヒーローシューター」タイプのFPSで、見た目も可愛いので日本でもそれなりに人気はありますが、残念ながら日本リーグは衰退状況にあり、世界の競技シーンで見ても日本人の活躍はかなり珍しいという状況です。
4位「Call of Duty」シリーズ
- 戦争をテーマとしたFPSの金字塔
- 様々なゲームルール
- モバイル版大会も開催
リリース | 2018年(CoD:BO4) |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC(CoD:BO4) |
大会賞金 | 総額6億6000万円(2019年/CoD:BO4) |
FPSシリーズの金字塔とも言われる「Call of Duty」シリーズ。
戦争をテーマとした撃ち合いがメインとなるFPSで、個人戦とチーム戦の両方存在します。
「Call of Duty」は「相手を多く倒した方が勝利」「相手の陣地を奪いポイントを稼げば勝利」「敵陣に爆弾を設置したら書類」など、あらゆるルールで戦えるのが魅力です。
今までは小さなマップで様々なルールでプレイされてきたシリーズでしたが、最近では大きなマップでのバトルロイヤル形式のモードも追加され、特に『ウォーゾーン』の大成功でますますファン層を広げています。
2020年発売『CoD:ブラックオプス コールドウォー』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
5位『Rainbow Six Siege』
- マップごとに戦略が変わるくタクティカルFPS
- オペレーターの持つガジェットが戦況を変える
- スポーツさながらの迫力ある大会
リリース | 2015年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC |
大会賞金 | 総額5億円(2019年) |
『Rainbow Six Siege』は5対5のチーム戦で攻撃側と防衛側にわかれて撃ち合うゲームです。
ランダムに選ばれたマップに適した戦術を練り、一度死んだらリスポーンできない緊張感の中味方と連携してじっくりと敵を殲滅します。
オペレーターと呼ばれるキャラクターを操作し、それぞれが持つガジェットと呼ばれる特殊能力を使うことも勝利に不可欠となってきます。
eスポーツの大会では動画配信も行っており、勝負の間に行われるミーティングや実況解説の盛り上がりはスポーツさながらの迫力です。
『Rainbow Six Siege』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
6位『Apex Legends』
- 3人1チームで戦う大人気バトルロイヤルゲーム
- キャラクターごとに異なる能力
- スピード感あふれるゲームプレイ
リリース | 2019年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC |
大会賞金 | 総額3億円(2019年) |
『Apex Legends』は2019年2月にリリースされ、早くも世界的なeスポーツ競技になっている、いま最も勢いのあるバトルロイヤルゲームです。
世界各国で大会が開かれ、FPSとしては珍しいほどたくさんの日本人プロが活躍しています。
それぞれのキャラクターがまったく異なるアビリティを持ち、使い所によっては戦況をひっくり返せるようなものもあります。
また『PUBG』のようなバトルロイヤルゲームと比較して、飛び回ったり走る速度が上がったりとスピード感ある撃ち合いが魅力です。
ゲームシステム的に慣れるのが簡単で、リリースから間もないということもあり初心者にも敷居の低いゲームなので、「初めてのFPS」「初めてのバトルロイヤル」にぴったりの傑作です。
とにかく日本で人気で、「スプラトゥーン」並に日本人プレイヤーが多いので、もし一緒に『Apex Legends』をプレイする友達がいない人でもTwitter等で募集をかければすぐにチームメイトが見つかるでしょう。
『Apex Legends』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
7位『VALORANT』
- シンプルな撃ち合いの中に深い戦術
- eスポーツ激選区の中でも急上昇タイトル
- マネーシステムにより試合を有利に
リリース | 2020年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC |
大会賞金 | 総額1億6000万円(2020年) |
『VALORANT』は5対5のタクティカルFPSで、「アビリティのある『CS:GO』」などと言われています。
2020年にリリースされたタイトルにかかわらず、アメリカメディアからはeスポーツの盛り上がりを示す指標であるTierリストの上位に位置づけられています。
あまりにストイックでハードコアなゲーム性から、日本で大きな盛り上がりがくるとは想像し辛いですが、ただ撃ち合うだけでなく戦術も考えながらプレイしたいという人には『VALORANT』がおすすめです。
『VALORANT』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
8位「Battlefield」シリーズ
- 「Call of Duty」シリーズに並ぶ戦争モチーフの有名タイトル
- 最大64人対戦のFPS
- 競技シーンは極めてローカル
リリース | 2018年(BF5) |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC(BF5) |
大会賞金 | 0円(BF5) |
「Battlefield」シリーズは戦争をモチーフとしたFPSの有名フランチャイズであり、長きにわたり愛され、プレイされています。
大会シーンは5対5の少数精鋭でチームワークや自身の鍛え抜かれたプレイスキルを発揮する小規模な戦争の一面に焦点を当てたものとなっており、かつては大きな盛り上がりを見せていました。
現在は残念ながらプロゲーマーが居つくようなタイプの大会が少なくなってしまいましたが、圧倒的なグラフィックと戦争のリアリティは抜群で、迫力ある世界観で撃ち合いを楽しみたいという人には「Call of Duty」か「Battlefield」シリーズがおすすめです。
『バトルフィールドⅤ』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
番外『Fortnite』
- 幅広い年代にプレイされている世界的人気タイトル
- 建築要素があるバトルロイヤルゲーム
- 全国高校対抗の大会もある
リリース | 2017年 |
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対応デバイス | PS4/PS5/Xbox/PC/Switch/Mobile |
大会賞金 | 総額74億円(2019年) |
『Fortnite』はFPSではなくTPSなので、本来であればこのランキングに入るべきではないのですが、プレイヤーや競技コミュニティがFPS勢と被っているということもあって、番外編として紹介します。
『Fortnite』はPCやPS5だけでなく、Nintendo Switchやスマホでも遊べることから子供から大人まで世界中幅広い世代でプレイされているタイトルです。
賞金額を見ればわかる通り、競技シーンでも圧倒的に人気です。プレイヤー数は正義です。
このゲームには一般的なバトルロイヤルゲームとは少し変わった建築(クラフト)要素があり、マップ内の建物などを破壊したり作り直したりすることにより戦況を変えることができます。
ゲームの操作難易度という意味では『Fortnite』より『Apex Legends』のほうがはるかに簡単だと思うのですが、初心者や子供は『Fortnite』で勝てなくてもクラフトしているだけで楽しいようで、毎日大量の新規プレイヤーが参戦しています。
『Fortnite』を快適に遊びたい人のためのゲーミングPCは以下の記事で紹介しています。
FPSを遊ぶならゲーミングPCがおすすめ
FPSのほとんどはPCでもプレイできるようになっています。
プレイ人口でいえば家庭用ゲーム機の方が多いですが、対戦環境やプレイの快適さを重視するならゲーミングPCでのプレイがおすすめです。
マウスキーボードの操作性は最高
高画質でプレイや配信が可能
FPSは基本的にPCで発展してきたゲームジャンルです。
最近はPS4やPS5といった家庭用機でも人気を集めており、カジュアルに遊ぶだけなら問題ありませんが、「競技性」という観点から見ると制限の多すぎる家庭用機は論外です。
なお、ほとんどのFPSは「クロスプレイ機能」があるので、PCでゲームをしているからといってPS4/PS5といった家庭用機で遊んでいる友達と一緒に対戦できないということもありません。
『CoD:BOCW(コールドウォー)』推奨スペック | |
CPU | Intel Core i7-8700K or AMD RYZEN 1800X |
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GPU | RTX 3700 or RADEON RX VEGA64 |
メモリ | 16GB |
こちらは公式販売ページが発表している『Call of Duty:Black Ops – Cold War』(CoD:BOCW)を快適に動かすための推奨PCスペックです。
『CoD:BOCW』は現代FPSの中でも最もスペックを要求するタイトルなので、このレベルのPCがあればどんなFPSでもプレイできます。
FPS向けのおすすめゲーミングPCはこちらの記事から選んでください。
FPS全般に言えることですが、ただプレイするだけなら10万円のゲーミングPCでも問題ありません。
「快適にプレイしたい」「勝ちたい」と考え出すと20万円以上のゲーミングPCを買わざるを得ません。
難しい選択ですが、少なくとも20万円以上のPCを買っておけば格ゲーもDCGもRTSもMOBAも、あらゆるeスポーツに参戦できることは確かです。