【ゲーミングPC必須パーツ】グラボのおすすめな選び方 最新グラフィックボード性能を初心者向けに徹底比較!
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ゲーミングPCには欠かせない必須パーツの「グラフィックボード(GPU)」ですが、色々な種類があるので選ぶ際に迷ってしまいます。
そこで、以下の悩みを解消するため、PCゲーム初心者の方に向けてGPUの性能をまとめて解説していきます。
- 自分が遊ぶゲームにはどのグラボが必要か知りたい
- グラボごとのスペック差を知りたい
- とにかくおすすめのグラボを知りたい
この記事では「このグラボならこのゲームをこのくらいのフレームレートで楽しめる」という風にグラボ1つ1つを丁寧に紹介しているので、専門用語がわからない初心者でもグラボ選びで迷わないようになっています。
おすすめのグラボを搭載したゲーミングPCも紹介しているので、家庭用ゲーム機からゲーミングPCへの以降を考えている方も参考にしてください。
ちなみに、「グラフィックボード(GPU)」と同じくらい重要なパーツである「メモリ(RAM)」については以下の記事で解説しています。
詳しい仕組みを知りたい方は参考にしてください。
・ここから選べば間違いなし → 「おすすめグラフィックボード」
目次
おすすめグラフィックボード&グラボ別ゲーミングPC一覧
この項目からはBTOパソコンショップやAmazonで取り扱っているグラボを1つ1つ解説していきます。
どんなゲームを遊べるのか、どんな人に向いているのかについて掘り下げていくので、グラボを購入する際の参考にしてください。
解説するグラボを搭載したゲーミングPCも紹介していくので、ゲーミングPCを持っていない方も自分の目的にあったグラボが見つかるようにしています。
今回紹介しているゲーミングPCはBTOショップ「ドスパラ」のネット通販で購入できます。
ドスパラでゲーミングPCを購入する手順や支払い方法はこちらから解説しています。買うゲーミングPCを決めたら参考にしてください。
最安値でゲーミング環境を求めるなら「GTX1650」
- とにかく低価格
- 最低限のグラボが欲しい人におすすめ
- 最新ゲームやFPS・TPSを遊びたい人には不向き
「GTX 1650」は現状のグラボの中で最も低価格で購入できるモデルです。
「とにかく安くグラフィックボードを搭載したい!」という方におすすめですが、FPS・TPSゲームなど処理の重たい3Dグラフィックゲームを遊ぶには不向きです。
処理が軽いインディーゲームや、『Minecraft』のような高いフレームレート(fps値)を必要としないゲームをMOD無しで遊ぶなら十分とも言えます。
「GTX 1650」を搭載しているゲーミングPCでおすすめなのは「マグネイトMH」です。
ゲーミングPCの中では安価なので、はじめてゲーミングPCを購入する方でも手を出しやすい価格です。
CPUは高性能なものを搭載しているため、グラボだけを買い替えて使い続けるような運用もできます。
格安の型落ち品「GTX1660」
- 低価格
- アップデート版がリリースされているため、性能的には型落ち品
- 同じスペック帯で少しだけ価格を安くすることができる
「GTX 1660」は既にアップデート版がリリースされている型番なので、比較的安く購入できるグラボです。
前述の「GTX 1650」より高い性能を持っており、動作の軽いFPS・TPSゲームなら120fps付近で動作できるパワーを持っています。
後述の「GTX 1660 Super」「GTX 1660 Ti」と比べた時のメリットは、「ちょっと安い」くらいでしょうか。
グラフィック :GTX 1660
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
コスパ最高のローエンドグラボ「GTX 1660 Super」
- 性能の割に価格が安い
- 最新ゲームも画質を落とせば遊べるスペック
- FPS・TPSも144fpsを上限とするなら十分な性能
「GTX 1660 Super」は前述の「GTX 1660」のアップデート版ですが、たった3000円の差で性能は大きく向上しています。
ロークラス~ミドルクラスに位置するグラボの中では際立ってコスパが良く、ゲーミングPC初心者におすすめです。
『フォートナイト』や『Apex Legends』クラスのゲームでも高画質かつ120fps付近で動作することができ、画質を落とせば144fpsで動作できる程度のスペックがあります。
今買うなら狙い目はこれ?「GTX 1660 Ti」
- 性能の割に価格が安い
- 最新ゲームも画質を落とせば遊べるスペック
- ただし「GTX1660Super」の登場で存在自体が下火
「GTX 1660 Ti」も「GTX 1660」のアップデート版であり、性能面では「GTX 1660 Super」とほぼ同等です。
しかし「GTX 1660 Ti」は「GTX 1660 Super」より前に発売されたモデルなので、現在はパーツ単位でもパソコン単位でも取り扱いが減っています。
あえて購入するようなグラボではありませんが、モデルによってはこの型番を搭載したゲーミングPCがお得だったりもするので「GTX 1660 Super」と比較して考えましょう。
「GTX 1660 Super」の登場で下火だと説明しましたが、そもそも”Super”が無いゲーミングノートPCの場合は別です。
ゲーミングノートPCでは「GTXシリーズ」「RTXシリーズ」の分かれ目とも言えるグラボであり、ミドルクラスを狙うならこのグラボが狙い目かもしれません。
ただし、最近のゲーミングノートPCは高性能化の流れが進んでおり、「GTX 1660 Ti」さえも時代遅れになりつつあります。
ゲーミングノートPCについてさらに知りたい方は以下の記事で紹介しているので、そちらもご覧ください。
意外と安い「RTX 2060 Super」
- 最新ゲームも遊べるミドルハイの性能
- 人気バトロワゲームでも高画質144fps以上で動作可能
「RTX 2060 Super」はミドルハイクラスに位置する性能を持ち、最新ゲームを快適に遊べる性能を持ちます。
NVIDIA最新のRTXシリーズかつSuperを冠するため、ミドルハイと言えどもかなり高い性能を持っています。
現状のFPS・TPSなら高画質かつ144fps以上で動作できるため、上限を144fpsと考えているなら最適なグラボです。
次世代グラボにひけをとらない「RTX 2070 Super」
- 最新ゲームも遊べるハイクラスの性能
- 人気バトロワゲームでも高画質240fps付近で動作可能
「RTX 2070 Super」はハイエンドに位置する性能を持ち、最新ゲームを遊ぶ際に全く困らないスペックのグラフィックボードです。
このクラスの性能になってくると『フォートナイト』や『Apex Legends』程度のFPS・TPSゲームなら普通に平均200fpsオーバーで動作できるため、240Hzモニターでゲームを遊びたいと考えている方におすすめです。
RTX20シリーズ最高性能「RTX 2080 Ti」
- RTX20シリーズ最高性能
- 4KやVRといった高級な遊びも楽しめる
「RTX 2080 Ti」はウルトラハイエンドに位置する性能を持ち、ゲーム用のグラボとしてはRTX20シリーズでは最上位です。
最新FPS・TPSゲームでの高いfps値はもちろん、4KやVRゲームの高fps値を楽しめるため、現行のゲームをすべて遊びつくしたい方におすすめです。
高性能なおかげで耐用年数が長く、5年はこのグラボ1つで最新ゲームを遊べる点も大きなメリットです。
ミドルレンジRTX30シリーズ「RTX 3060」
- RTX30シリーズ
- 手頃な値段でPS5をやや上回るパフォーマンス
「RTX 3060」は次世代GPUのうち中間的な価格で、初めてゲーミングPCにチャレンジしたい人や、5年ぶりにGPUを買い替える、というような人にぴったりのモデルです。
CPU : Ryzen 5 3500X
グラフィック : RTX 3060 12GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
電源 : 650W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×425 mm
重量 : 約14kg
RTX30シリーズ最安「RTX 3060 Ti」
- 「RTX 3060」と「RTX 3070」の中間的な性能
「RTX 3060 Ti」は、「RTX 3060」では満足できないが「RTX 3070」ほどの性能は不要、という人には最適なGPUです。
RTX30シリーズ最高のコスパ「RTX 3070」
- 前世代のウルトラハイエンドに匹敵する性能
- 手頃な値段でPS5以上のパフォーマンス
「RTX 3070」はゲームにおけるパフォーマンスでは「RTX 2080 Ti」と同等レベルでありながらお手頃価格で手に入る次世代GPUです。
「RTX 3080」や「RTX 3090」と比べるとRTX30シリーズならではの圧倒的な性能は持っていませんが、これほどの安さでほとんどのゲームで「4K」「240fps」を目指せるのは驚異的です。
グラフィック : RTX 4060 Ti
メモリ : 16GB DDR5 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
「RTX 3070」搭載ゲーミングPCでおすすめなのは「ガレリア XA7C-R46T」です。
「RTX 2080 Ti」が欲しかったけど高くて手が出せなかった、という人にぴったりです。
NVIDIAのフラッグシップモデル「RTX 3080」
- 圧倒的なコストパフォーマンスの良さ
- 前世代のウルトラハイエンドを上回る性能
「RTX 3080」は前世代のウルトラハイエンドを上回る性能を持ち、RTX30シリーズ中最もコストパフォーマンスに優れたグラボです。
前世代で合言葉のように掲げられていた「4K 60fps」でしたが、残念ながら一部ゲームを除いて実現しませんでした。
それが完全に実現したのが「RTX 3080」です。しかも、「RTX 2080 Ti」よりも安く。
グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
史上最高のグラフィックボード「RTX 3090」
- 現行最上のウルトラハイエンドGPU
- できないことなど何もない
「RTX 3090」は一言でいうと「史上最強のGPU」です。
ゲームのフレームレートに換算すると「RTX 3080」から15%ほどアップしており、4Kどころか8Kゲーミングすら可能なすさまじい高性能と言えます。
「RTX 3080」の時点で既にかなりの高性能なので、「本当に最高のモノが欲しい」という人にこそおすすめしたい最強のグラボです。
グラフィック : RTX 3090 24GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB Gen4 NVMe SSD
「RTX 3090」搭載ゲーミングPCでおすすめなのは「ガレリア ZA9C-R39」です。
「RTX 3090」を欲しがるような人はCPUもメモリでも妥協せず最高のスペックを求めるはずなので、文句なしにドスパラの中で最高のゲーミングPCを選出しました。
このレベルになるともはや10年後でも現役バリバリで大活躍できる「超・ウルトラハイエンドゲーミングPC」です。
最新グラボの性能があれば新作ゲームをハイクオリティで楽しめる
グラフィックボード(GPU)があれば、高い描画処理能力を必要とするゲームをPCで遊べるようになります。
ただし最新の大型タイトルを高画質・高解像度・高fps値で楽しもうと思ったら、最新世代のグラボが必須です。
最近は「CPU・GPUの性能上昇は頭打ち」という風潮もありますが、そんなわけはありません。
1つ前の世代のグラボと最新のグラボを比較すると、前世代にハイエンドと言われたグラボでも現在はミドルクラス以下の性能しか持っていないことがわかります。
旧世代のグラボでも最新ゲームを全く遊べないというわけではありませんが、最新世代のグラボにしか搭載されていない・利用できない技術があるので、最新ゲームを遊びつくすという意味では旧世代のグラボでは物足りません。
高いフレームレート(fps値)を出力できる
性能の良いグラフィックボード(GPU)があれば、現行で最上級の「240fps」でゲームをプレイできます。
家庭用ゲーム機の「PS4pro」で出力できる最大値の60fpsと比較した場合、4倍もの数値になるので違いは明らかです。
フレームレート(fps値)とは”1秒間に何フレームの画像を表示しているか”ということです。fpsの値が高ければ高いほどなめらかに画面が動きます。
上記の画像では60fpsまでしか載っていませんが144fpsだと倍以上なめらかに動きます。
フレームレートについてもっと詳しい解説を読みたい方は以下のサイトを参考にしてください。
fps値が高ければ高いほど反応速度や視認性が上がるため、撃ち合いで勝ちやすくなります。
どんなFPS・TPSゲームでもfpsが高ければ高いほど有利になるため、「勝ちたい」ゲーマーは少しでもfps値を上げるべきです。
今からグラボやゲーミングPCを購入しようと考えている方なら、少なくとも「144fps」を目指しましょう。
「60fpsでゲームができる!」という時代はとうに終わっており、ハイエンド環境なら240fps、ミドルスペック環境でも144fpsが基本です。
はじめての144Hz対応ゲーミングモニターはこちらの記事からチェックしてください。
高画質を楽しめる・4K画質を出力できる
グラフィックボード(GPU)の性能が高いほど、高い解像度で高い画質を楽しめます。
性能の良いグラボを用意すればゲームの没入感を高めてくれるので、世界観やグラフィックを売りにしているゲームを楽しみたい方にはとくに重要です。
最近では「4K」「WQHD」の解像度を出力できるかどうかが基準になるケースも多く、フルHDは出力できて当然レベルです。
通称 | 実際の解像度 |
---|---|
HD | 1280×720(720p) |
フルHD | 1920×1080(1080p) |
WQHD | 2560×1440(1440p) |
4K | 3840×2160(2160p) |
とは言ったものの、実際に4K環境でゲームを楽しんでいるユーザーはごく一部です。
今時のPCゲームは「4K対応」が当たり前ですが、その美麗な4K画質のグラフィックを体感できる人はたったの2%しかいません。
できる限り最高のグラフィックを追い求め、環境の最先端を追い求めるゲーマーには最上級のグラボをおすすめします。
一方で画質よりフレームレートを追い求めるゲーマーが多数派であることも事実なので、それが本当に必要なものかどうかは自分で見極めましょう。
レイトレーシング機能で1ランク上の演出を楽しめる
レイがオブジェクトにぶつかることによってそこが影であるのか、レイを反射する鏡面なのかを判断する作業を繰り返して描画する方法のことをレイトレーシングといいます。
この技術自体は30年以上前から存在しましたが、ゲーム内でリアルタイムで処理できるようになったのはここ最近の話です。あまりにもリアルな光の表現に注目してください。
NVIDIAの「RTXシリーズ」と呼ばれる最新のグラボには、「リアルタイムレイトレーシング」という最新のCG技術をゲーム内で利用できるようになります。
光と影、水面や鏡面への映り込みなどをリアルタイムに計算し表現できるコンピューターグラフィックスの最新技術で、一度「リアルタイムレイトレーシング」を使ったリッチなグラフィックを体験すると、これまでのゲームの光と影の表現に違和感を覚えるほどです。
旧世代の「GTXシリーズ」にはレイトレーシング機能は搭載されていないため、古いグラボを使っている方は体験できません。
レイトレーシング機能を楽しみたいと考えている方は、必ずRTXシリーズのグラボを用意しましょう。
ただしBTOパソコンショップでは既に旧世代のGTXシリーズ時代を取り扱っていないことが多いので、あまり心配はいりません。
グラフィックボードの選び方
ここまで最新のグラフィックボード(GPU)でできることを説明しましたが、実際のニーズは「画質+レイトレーシング重視」「フレームレート重視」「両方重視」といろいろです。
ここからはゲーマーに向け、明確な基準を提示した上でグラボの選び方を紹介していきます。
グラフィックボード(GPU)の製造メーカーはNVIDIAがおすすめ
グラフィックボード(GPU)の製造メーカーは「NVIDIA」と「AMD」の2強体制です。
NVIDIAは最新モデルに「RTXシリーズ」をリリースしており、AMDは最新モデルに「RX5000シリーズ」をリリースしています。
ハッキリ言ってしまうと、一般的なゲーマーにはNVIDIAのRTXシリーズがおすすめです。
描画性能が高く、高い負荷にも耐えられる設計なのであらゆるゲームに向いています。
もう1つの理由として、AMD製品のグラボはミドルクラスを主力としており、ハイエンドと呼べる製品があまり無いためです。
NVIDIA製品と比べると出力できる最大fps値に限界があり、fps値を追い求めるプレイヤーには不向きです。
決して性能が悪いわけではありませんが、BTOパソコンショップでも圧倒的にNVIDIA製品のシェア率と売上が良く、AMD製品が下火なのは事実です。
RTXとGTXの違いは?NVIDIA製グラボの「型番の読み方」を知っておこう
上記の「GIGABYTE NVIDIA GeForce RTX 2080Ti搭載グラフィックボード GDDR6 11GB」を参考にして、NVIDIA製グラボの型番の読み方を紐解いていきます。
読み方を覚えておけば、型番を見ただけでどんなスペックをもっているかを簡単に把握できるようになります。
今回説明するグラボの名前を「RTX」「20」「80」「Ti」「11GB」の5つに分割して考えてみましょう。
「GIGABYTE NVIDIA GeForce RTX 2080Ti搭載グラフィックボード GDDR6 11GB」はRTX20世代のハイエンドグラボです(RTX30世代は「RTX 3090 24GB」といった更に高性能なグラボも存在します)。
意味 | 数値 | 解説 | |
---|---|---|---|
RTX | NVIDIA製品内のランク | RTX>GTX>GTS | RTXが最新かつ上位ランク GTXは1つ下のランク |
20 | NVIDIA製品内の世代 | 30>20>10>9 | 数字が大きいほど最新 |
80 | 世代内の性能 | 90~30 | 数字が大きいほど高性能 |
Ti | 同型グラボでの違い | Ti・SUPER・無印 | Tiは無印の上位版、SUPERは無印の改良版 |
11GB | VRAM(GPUメモリ) | 3GB~24GBが主流 | 数字が大きいほど映像用の処理スペースが広い |
グラボを販売しているブランドごとの違いと特徴を知ろう
グラフィックボード(GPU)は製造メーカーが直接販売する「リファレンスモデル」と、販売メーカー(ブランド)が独自にデザインして販売する「オリジナルモデル」の2つに分けられます。
リファレンスモデルは製造メーカーが直接販売しているため、リリースされた段階で最速で購入できる手段となります。
どのPCでも動作するように標準的な性能になっており、オリジナルモデルとくらべて安定性があります。
オリジナルモデルは各メーカー独自のデザインが加えられており、メーカーごとにさまざまな特徴があります。
オーバークロック(OC)をほどこしてリファンレンスモデルより性能を向上させる、小型化してファンの数を減らすなど、性能&機能面ではオリジナルモデルが勝ります。
Amazonでグラボを販売しているブランドの特徴は以下の通りですが、一概にすべてのグラボが当てはまるというわけではないので、購入する際には製品を1つ1つ見比べましょう。
ブランド名 | ブランドの特徴 |
---|---|
MSI | 冷却ファンの静音性・冷却性の高さと高性能さが売り |
ASUS | オーバークロックモデルが多く、高性能さと安定性の高さが売り |
玄人志向 | 全ブランド中ダントツで価格が安く、ブランドのロゴが独特 |
ZOTAC | 省スペース化を目指したコンパクトモデルが多く、価格が安い |
ELSA | 他メーカーより保証期間が長いが、やや高額 |
GIGABYTE | 独自の冷却性能を持つが、やや高額 |
出力できるフレームレート(fps値)が重要
グラフィックボード(GPU)の性能によって出力できるフレームレート(fps値)が変わってくるため、FPS・TPSゲームを遊ぶ方は最も重要視すべき項目です。
ただし高いfps値を求めるなら、そのぶんだけ値段も大きく変わってきます。
- ローエンド → 120fpsすら必要無いと感じる人向け(GTX1660SUPERなど)
- ミドルクラス → 144fpsを楽しみたい人向け(RTX2060SUPERなど)
- ハイエンド → 240fpsを楽しみたい人向け(RTX3080など)
グラボの性能を大きく分けると上記の3つになり、それぞれスペックを上げるたびに価格は2万~3万円程度上昇していきます。
ただしハイエンドにかぎっては上限が広いため、9万円~15万円ほどの大きな幅があります。
高い買い物になるので、しっかりと自分に必要なスペックを見極め、無駄な出費とならないようにしましょう。
ただし性能の良いグラボほど耐用年数が長いため、数年はグラボを買い換えないと決めているなら、最初から高額なハイエンドに手を出すのも1つの選択肢になります。
ベンチマークによる現行のグラボ性能比較一覧
グラボの型番 | ベンチマークスコア |
---|---|
RTX3090 | 26,580 |
RTX3080 | 24,632 |
RTX3070 | 21,639 |
RTX2080Ti | 21,567 |
RTX3060Ti | 19,715 |
RTX2080SUPER | 19,622 |
RTX2080 | 18,854 |
RTX2070SUPER | 18,095 |
RTX3060 | 16,795 |
RTX2060SUPER | 16,319 |
RTX2070 | 16,245 |
RTX2060 | 14,732 |
GTX1660Ti | 12,803 |
GTX1660SUPER | 12,705 |
GTX1660 | 11,371 |
GTX1650 | 7,895 |
PassMark Softwareからデータを引用し、BTOパソコンショップで取り扱っているグラボを比較したグラフがこちらになります。
最新世代かつハイエンドモデルの「RTX3090」がトップの性能を持っており、ミドルクラスの「RTX3080」でも前世代のハイエンドモデルを上回る性能を叩き出しています。
ただしスコアはあくまでも相対的な指標であって、数値が3倍だから性能も3倍というような絶対的な数値ではないので注意してください。
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