
RTX3080搭載ゲーミングPCおすすめモデル BTOパソコンのモデル別にベンチマークで徹底検証
NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 30」シリーズの中で「RTX 3070」は安くて高性能、「RTX 3090」は高くて超高性能ですが、フラッグシップモデルとなる「RTX 3080」はその中間で最もコストパフォーマンスの優れたGPUです。
この記事では「RTX 3080」搭載ゲーミングPCをモデル別に紹介しながらスペックを検証していきます。
「ドスパラ」や「フロンティア」といったBTOショップが「RTX 3080」搭載ゲーミングPCを入荷・販売していますが、現在は前例のない需要とあまりの人気ですぐに在庫切れになる傾向にあります。
ただ、ゲーミングPCは「RTX 3080」搭載モデルだけではありません。最新のゲーミングPCについて詳しく知りたいかたは以下の記事からどうぞ。
「細かい検証よりさっさとおすすめのゲーミングPCが知りたい」という方のために説明は抜きでおすすめのゲーミングPCを載せておきます↓
・できるだけ安くRTX 3080搭載PCが欲しい → 「ガレリア XA7C-R38」
・最高の環境でゲームがしたい → 「ガレリア ZA9C-R38」
・AMD製最強CPU × RTX3080 → 「ガレリア ZA9R-R38」
・ゲームも動画編集もしたい → 「ガレリア UA9C-R38」
目次
RTX 3080のスペック・ベンチマーク
こちらはGPU「RTX 3080」、CPU「i9 10850K」を使って『Apex Legends』をプレイした検証動画です。このパーツ構成は「ガレリア ZA9C-R38」と同じものです。
ほとんどのプレイヤーはフレームレートを稼ぐために1080Pの低設定で『Apex Legends』をプレイしているはずですが、検証ではその設定で平均280fps以上を出すことに成功しています。
4K+最高設定にするとギリギリ平均144fpsに届かずといったところで、前世代の「RTX 2080」搭載ゲーミングPCが同じ設定で60fpsしか出せないことを考えると大幅に性能がアップしていることがわかります。
『Apex Legends』をプレイしていないからよくわからない、という人のために、PCmagがさまざまなゲームで「RTX 3080」と「RTX 2080」およびそのアップグレード版「RTX 2080 Super」を比較したフレームレートテストを出しているので紹介します。
『レッド・デッド・リデンプション2』のフレームレートテストはこちらです。
「RTX 3080」では『レッド・デッド・リデンプション2』を「4K 平均65fps」もしくは「1080P 平均116fps」でプレイできます。もちろんグラフィックは最高設定です。ちなみにPS4版の『レッド・デッド・リデンプション2』は1080pで20fps-30fps程度を行き来していました。それと比べるとほとんど別ゲーレベルの変化です。
『アサシンクリード オデッセイ』のフレームレートテストはこちらです。
『レッド・デッド・リデンプション2』と同じく、「RTX 3080」なら『アサシンクリード オデッセイ』を4Kでも快適な60fps以上、1080Pなら超滑らかな100fps以上でプレイできます。
『Apex Legends』のようなマルチプレイゲームを遊ぶにしても、シングルプレイのAAAタイトルを遊ぶにしても、現状では「RTX 3080」が最適解と言えるでしょう。
ただし、「RTX 3080」を使うならどちらにしても「4Kモニター」もしくは「240Hz対応ゲーミングモニター」は必須です。
せっかくのハイパフォーマンスを60Hz対応の普通のモニターで見てももったいないだけで意味がありません。
グラフィック重視の4Kモニター派かフレームレート重視の240Hz対応モニター派かで割れると思うので、以下のどちらかの記事をモニター選びの参考にしてください。
上位モデル「RTX 3090」や下位モデル「RTX 3070」、最下位モデル「RTX 3060 Ti」に興味のあるかたは以下の記事から詳細を確認してください。
以下のページではRTX30シリーズの性能比較をまとめています。
「RTX 3080搭載ゲーミングPC」を購入するべき理由
モデル名 | XA7C-G60S | XA7C-R80S | XA7C-R38 |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-10700F | Core i7-10700 | Core i7-10700 |
グラフィック | GTX 1660 SUPER | RTX 2080 SUPER | RTX 3080 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | 512GB NVMe SSD | 512GB NVMe SSD |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
ベンチマーク(3DMark Time Spy) | 6065 | 10950 | 15133 |
値段 | 129,980円 | 189,980円 | 219,980円 |
モデル一覧より
GPU以外同じ条件でパーツを揃えた3つのモデルを比較してみました。
唯一CPUだけは「Core i7-10700F」と「Core i7-10700」が揃っていませんが、この2つのパーツの性能差は誤差レベルで、検証結果への影響はありません。
「3DMark」は定番のゲーム用ベンチマークソフトで、「Time Spy」はDirectX 12ベンチマークとしてPCのゲーミング性能を計測する際によく使われています。
この比較からわかるのは、「RTX 3080」の性能は前世代のGPUが太刀打ちできないほど強力であること、そして値段は前世代から大きく変わらないということです。
RTX 3080搭載おすすめゲーミングPC
「RTX 3080」を搭載したおすすめのゲーミングPCを紹介します。
これらのゲーミングPCはあまりの人気のため、定期的に入荷しては1日で在庫切れ、を繰り返しています。
予約できた場合でも出荷までかなり時間がかかるので、一刻も早くゲーミングPCが必要なかたは以下の記事から自分に最適なゲーミングPCを探してみてください。
RTX 3080搭載PC最安値「GALLERIA XA7C-R38」

CPU : Core i7-10700
グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
電源 : 750W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×480 mm
重量 : 約14kg

3DMark ベンチマーク | |
---|---|
Time Spy | 15133 |
Fire Strike | 27840 |
「ガレリア XA7C-R38」はRTX 3080搭載ゲーミングPCの中で最安のモデルです。
安い理由は2つ。ストレージが「512GB NVMe SSD」と小さめであること、CPUが「Core i7-10700」と最高クラスのパーツではないこと、です。
最近のゲームは容量が50GBを超えることもザラになってきているので、このストレージ容量は問題になるかもしれません。ただ、その場合は購入時にカスタマイズで増量すればいいだけのことです。
あまりたくさんゲームをインストールするつもりがないならカスタマイズせずに買って、後々もっとストレージが欲しくなったら簡単に増設できるので、やはり大した問題ではありません。
「ガレリア XA7C-R38」に搭載されているCPUの「Core i7」はゲーム用としては最高クラスの性能で、上位の「Core i9」と比べても大きな性能差はないとされています。
しかし、RTX30シリーズのパフォーマンスに関してはCPUがボトルネックになるケースがあるようなので、少しでも高い性能やハイフレームレートを求めるならCPUのカスタマイズが必要になります。
コスパ最強「GALLERIA ZA9C-R38」

CPU : Core i9-10850K
グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
電源 : 750W 静音電源 (80PLUS GOLD)
サイズ : 220×440×480 mm
重量 : 約14kg

3DMark ベンチマーク | |
---|---|
Time Spy | 16666 |
Fire Strike | 29648 |
「ガレリア ZA9C-R38」はRTX 3080搭載ゲーミングPCの中で最もゲームに特化したモデルとなっています。
ベンチマークの数字でわかる通り「ガレリア XA7C-R38」より大幅に性能がアップしており、25万円という値段は決して高くありません。
『Apex Legends』を240fps以上安定でプレイする、というような前世代までは不可能だった体験が可能になる、まさに次世代のゲーミングPCです。
CPU最強Ryzen 5000シリーズ搭載「GALLERIA ZA9R-R38」

グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD

3DMark ベンチマーク | |
---|---|
Time Spy | 15453 |
Fire Strike | 33270 |
「ガレリア ZA9R-R38」はRTX 3080に加えてAMD製の最強CPU「Ryzen 9 5900X」を搭載しています。
3DMarkのベンチマークだけ見れば「ガレリア ZA9C-R38」と一緒じゃん、と思われるかもしれません。
実際、ゲームをプレイするうえでフレームレートの違いは大差ないので、どちらのモデルであっても使用感は変わりません。
ただしCPU単体の性能を見ればAMD製のほうが上なのは間違いなく、ゲームだけでなくCPU負荷の大きい動画編集などの作業をしたい方には「ガレリア ZA9R-R38」がおすすめです。
ゲームにも作業にも最適「GALLERIA UA9C-R38」

グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 32GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD / 2TB HDD

3DMark ベンチマーク | |
---|---|
Time Spy | 16063 |
Fire Strike | 29932 |
「ガレリア UA9C-R38」はゲーム+作業ツールに特化したゲーミングPCです。
「ガレリア ZA9C-R38」と比べて大幅にゲーミング性能が高い、というわけではありませんが、32GBのメモリや少しだけ高性能なCPU、動画保存にぴったりな大容量ハードディスクなど、すべてのパーツが作業用に最適です。
「ガレリア UA9C-R38」は「最高の環境でゲームがしたいし最高の環境で作業もしたい」という人にぴったりなゲーミングPCです。
RTX 3080搭載のゲーミングPCのコスパ比較
モデル名 | XA7C-R38![]() | ZA9C-R38![]() | UA9C-R38![]() |
---|---|---|---|
CPU | Core i7-10700 | Core i9-10850K | Core i9-10900K |
グラフィック | RTX 3080 | RTX 3080 | RTX 3080 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD / 2TB HDD |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
値段 | 219,980円 | 249,980円 | 299,980円 |
モデル一覧より
「RTX 3080」を搭載したゲーミングPCをモデル別に比較してみました。
安くて高性能な「ガレリア XA7C-R38」、少し高いがRTX 3080のパワーを限界まで引き出す「ガレリア ZA9C-R38
」、ゲーム用兼作業用PCとして最高クラスのスペックを誇る「ガレリア UA9C-R38
」、という並びになっています。
RTX 3080搭載ゲーミングPCまとめ
この記事で紹介したゲーミングPCをまとめました。
・最安RTX3080搭載PC → 「ガレリア XA7C-R38」
・RTX3080とi9で最高のゲーミング環境 → 「ガレリア ZA9C-R38」
・RTX3080とAMD製最新CPU → 「ガレリア ZA9R-R38」
・メモリ32GB搭載の動画編集向けPC → 「ガレリア UA9C-R38」
「RTX 3080」搭載ゲーミングPCは各所で品切れが続いており、市場に十分な量が供給されるまでは時間がかかると思われます。
ゲーミングPCは「RTX 3080」だけではないので、最新のゲーミングPCについて詳しく知りたいかたは以下の記事からどうぞ。
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