「VPNってそもそも何?接続するメリットは?」このような疑問はありませんか?
VPNは通常とは異なる回線を通ることで、不正アクセスやウイルス感染などのセキュリティを向上させる目的があります。
また、通常アクセスできない海外から日本の動画配信サービスを視聴するためなどにも使われています。
この記事ではVPNの概要や仕組み、メリット・デメリットを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
また、当サイトではVPNのおすすめサービスを紹介している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
\筆者おすすめの厳選VPNサービス/
– | NordVPN | MillenVPN |
---|---|---|
運営所在地 | パナマ共和国 | 日本 大阪 |
利用料金 | 1,880円(1ヶ月) | 1,496円 (1ヶ月) |
返金保証 | 30日間対応 | 30日間対応 |
サーバー設置国 | 59ヶ国 | 72ヶ所 |
サーバー数 | 5,200以上 | 1,300以上 |
同時接続台数 | 6台 | 10台 |
プライバシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
対応OS | Windows / Mac OS / Linux / Android / iOS / Chrome / FireFox / Edge / AndroidTV / PS4 /Xbox その他各種 | Windows / Mac OS / Android / iOS |
支払い方法 | クレジットカード / 暗号通貨 / PayPal /AmazonPay /Sofort /プリペイドカード | クレジットカード / PayPal / 銀行振り込み |
評判記事 | NordVPNの評判 | MillenVPNの評判 |
公式サイト | NordVPNの公式サイト | MillenVPNの公式サイト |
そもそもVPNとは何か?
VPNは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略称で、インターネット上に仮想の専用回線を構築する技術のことです。
利用シーンはウイルス感染や不正アクセス被害などのセキュリティ対策や、海外から日本のNetflix、Amazon Prime Videoなどのサービスを利用するなどがあります。
またVPNでは個人と企業の両方で使われることもあるため、それぞれの目的をまとめました。
どちらもセキュリティ対策の観点から導入することが多いです。
またPCでの利用が基本となりますが、AndroidやiOSといったデバイスでも利用ができます。
VPNの仕組みは?
セキュリティを向上させるために導入することが多いVPNの仕組みを、以下の4つに分けて解説します。
- 仮想通信通路を構築するトンネリング機能
- 通信データを外部から隠すためのカプセル化
- なりすましなどの不正アクセスを防ぐ認証システム
- 情報漏洩を防ぐための暗号化対策
仮想通信通路を構築するトンネリング機能の要素
トンネリングは通信ネットワーク上の2拠点を結ぶ、仮想的に構築された専用線のことをいいます。
トンネリングで構築された専用線を通ることで外部からのアクセスを遮断できるため、セキュリティが向上します。
通信データを外部から隠すためのカプセル化
カプセル化は仮想の専用線を通るデータが別の形に再パッケージ化され、ハッカーなど悪意のある第三者からデータを保護することをいいます。
通常とは異なる経路を通るトンネリングと合わさることで、よりセキュリティが向上する仕組みです。
なりすましなどの不正アクセスを防ぐ認証システム
認証システムは仮想の専用線への不正アクセスを防ぐために、利用者が正当な権利を持っていることを証明する仕組みのことをいいます。
また、セキュリティを万全にするために二段階認証をしていたり、パスワードの漏えいリスクを低減するシングルサインオン(SSO)という仕組みが採用されていることから、悪意のある第三者によるなりすましなどを防ぎます。
情報漏洩を防ぐための暗号化対策
暗号化はインターネット利用時に、万が一セキュリティを突破されてしまった場合に、送受信するデータの解析を防ぐ仕組みのことです。
上記で解説したカプセル化と似ていますが、カプセル化はデータを再パッケージ化することでデータを保護することであり、暗号化は悪意のある第三者に解読さない文字列に変換することをいいます。
VPN接続の種類は?
個人所有のスマホやPCで利用するVPNや、社内ネットワークにアクセスする際に用いられるVPN、個人で構築する自作VPNがあります。
なお、ここでは分かりやすく個人向けVPNをパーソナル、企業向けVPNをビジネス用に分けて解説します。
パーソナルVPN(個人向け)
仮想の通信網を利用する個人向け用途のソフトウェアタイプのVPNを指します。
個人向けVPNでは、日本から海外のコンテンツを閲覧する場合やセキュリティを向上させる用途での使用が一般的です。
ビジネス用VPN
セキュリティ向上、リモートワーク向けに社内ネットワークにアクセスする際に用いられるVPNです。
- インターネットVPN
- エントリーVPN
- IP-VPN
- 広域イーサネット
ビジネス用途のVPNは4種類ありますが、業務内容や会社規模によって使い分けるのが一般的です。
自作VPN
個人でサーバーやソフトウェアを構築することで作成するVPNです。
オープンソースのプロトコルを使って作成します。
自作VPNは目的や用途に応じて構築できますが、専門知識や技術が必要なため、初心者が作成することはおすすめしません。
VPN接続を利用するメリット・デメリット
個人でVPNを利用するメリットはセキュリティを向上させる以外にも複数あります。
メリット・デメリットは以下のとおりです。
VPN接続を利用するメリット
VPNサービスを利用するメリットは以下の5つです。
個人情報の漏洩を予防・プライバシーの保護ができる
通常とは異なる仮想の専用線を確保するトンネリング機能や、悪意のあるアクセス防ぐ暗号化機能があるため、匿名性が向上しプライバシーの保護が強化されます。
セキュリティが向上することはVPNを利用する最大のメリットといえるでしょう。
海外のコンテンツ規制と検閲を回避できる
日本から海外、海外から日本のサービスを利用する場合はアクセス制限がされており、使えない場合がほとんどです。
しかしVPNに接続することで、IPアドレスを隠してアクセスできるため、制限がかかっているサービスでも問題なく利用できます。
公共無料Wi-FIを安心して利用できる
公共の無料Wi-Fiはセキュリティが弱いため、第三者から情報を抜き取られてしまうことや、中にはデータを抜き取る目的で作成された無料Wi-Fiもあるため危険です。
VPNを利用することで、不正アクセスやウイルス感染などを防げる可能性が高まるため安心して利用できます。
YouTube Premiumなどのサービスを物価の安い国で契約できる
VPNを利用して国外でも提供されている、YouTube Premiumなどのサービスを安く契約できます。
日本でYouTube Premiumを契約する場合、毎月1,000円以上料金がかかりますが、物価の安いインドなどで契約するとその国の相場で契約できるため、利用料金を節約できるでしょう。
詳しくは「YouTubeプレミアムをVPNを利用して安くする方法」で解説しています。
日本のピークタイムを避けて快適にオンラインゲームが楽しめる
VPNに接続することで、タイムラグにシビアなFPSなどのオンラインゲームをプレイする際に、通信が混雑する日本のピークタイムを避けてプレイできます。
日本のピークタイムは19:00~22:00といわれていますが、この時間にVPNを利用して海外のサーバーに接続してしまえば、快適にゲームを楽しめます。
VPN接続を利用するデメリット
VPNサービスはメリットの方が多いですが、少なからずデメリットもあります。
必ずしも情報漏洩しないとは限らない
インターネットを利用する以上は、VPNを使ったからといって完全に情報漏えいリスクを排除できるわけではありません。
とはいえ何も対策がない状態よりはリスクを減らせるため、VPNの利用はあった方が絶対によいでしょう。
また、VPNサービス自体がセキュリティソフトの役割をするわけではないので、ウィルス対策などにはセキュリティソフトも同時に利用しておくことが大切です。
通常の回線よりも通信速度は低下する
VPNを利用すると送受信が暗号化される影響から、通信速度は低下します。
しかし、動画が止まってスムーズに観れないなどはめったにないため、気にならないでしょう。
あまりにも遅い場合は、接続サーバーを変更するのもひとつの手です。
VPNによっては特定のコンテンツが利用できない場合がある
VPNサービスは国内外でさまざまな企業が提供しているため、利用するVPNサービスによってはAmazon Prime Videoなど特定のコンテンツが利用できない場合があります。
したがって公式サイトなどを確認し、用途や目的に合ったサービスを選ぶことが必要です。
また、当記事で紹介しているおすすめのVPNサービスであれば日本や海外の動画配信サービスはほぼ見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
VPNサービスの選び方
VPNは国内・海外ともにサービスが多いため、どのサービスを選べばよいかの判断が難しいです。
ここでは、以下の項目を詳しく解説します。
- 料金プラン・価格で選ぶ
- 設置サーバー数で選ぶ
- デバイスの同時接続台数で選ぶ
- 日本語対応しているかどうか
料金プラン・価格で選ぶ
– | MillenVPN | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 1,496円 | 1,760円 | 1,736円 |
1年 | 594円 | 580円 | 548円 |
2年 | 396円 | 390円 | 282円 |
※価格はすべて税込みです。
表のとおり、3つとも1年や2年といった長期契約で大幅に割引されていることが分かります。
例えば「NordVPN」などは、2年契約を選択すると3ヶ月の無料期間が追加されるといった特典があります。長期での利用を考えている方は特典にも注目するのがよいでしょう。
1ヶ月など短期での利用は「MillenVPN」が一番安くおすすめです。
設置サーバー数で選ぶ
MillenVPN | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|
1,300台以上 | 5,000台以上 | 3,200台以上 |
設置サーバー数が多いほど、オンラインゲームで遅延が少ないサーバーを選択したり、YouTube Premiumの登録をインドサーバーに接続して安くするなど、VPNで利用できる用途が増えます。
デバイスの同時接続台数で選ぶ
MillenVPN | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|
10台 | 6台 | 無制限 |
デバイスの同時接続台数が多いメリットは、家族や友人のスマホやPCを接続できることです。
同時接続する台数が多くなる方はサービスごとに確認しておきましょう。
日本語対応しているかどうか
MillenVPN | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|
〇 | 〇 ※一部対象外 | 〇 ※一部対象外 |
VPNは海外で運営されているものが多く、日本語対応していないサービスもあるため注意が必要です。
上記の「NordVPN」や「Surfshark」は、一部日本語対応していない箇所があるため、英語が苦手な方は「MillenVPN」のように日本で運営されているサービスを選ぶのがおすすめです。
VPNサービスの導入方法
VPNサービスの利用方法を「MillenVPN」を例にまとめました。
基本的には、申し込みをしてソフトをダウンロード・インストールするだけです。
トップページにある「NordVPNを購入」をクリックします。
利用期間のプランを選択します。
VPNサービスでは長期間であればあるほど1ヶ月の利用金額は安くなっていきます。
2年プラン・1年プラン・1カ月プランのいずれかを選び、契約したいプランを選択してください。
その後、メールアドレス・支払い方法を選択して「続ける」ボタンを押して確認後、契約完了となります。
その後、マイページ画面から「ダウンロード」画面に飛び、インストールしたいOSのアプリをダウンロードすれば完了です。
おすすめのVPNサービス
個人で利用するのにおすすめなVPNサービスを2つ厳選して紹介します。
なお、ここで紹介するサービスはどちらも30日間の返金保証がついており、気軽に試せます。
したがってVPNを初めて使う方は、2つ同時に加入して使用感などを比較するのがおすすめです。
– | NordVPN | MillenVPN |
---|---|---|
運営所在地 | パナマ共和国 | 日本 大阪 |
利用料金 | 1,880円(1ヶ月) | 1,496円 (1ヶ月) |
返金保証 | 30日間対応 | 30日間対応 |
サーバー設置国 | 59ヶ国 | 72ヶ所 |
サーバー数 | 5,200以上 | 1,300以上 |
同時接続台数 | 6台 | 10台 |
プライバシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
対応OS | Windows / Mac OS / Linux / Android / iOS / Chrome / FireFox / Edge / AndroidTV / PS4 /Xbox その他各種 | Windows / Mac OS / Android / iOS |
支払い方法 | クレジットカード / 暗号通貨 / PayPal /AmazonPay /Sofort /プリペイドカード | クレジットカード / PayPal / 銀行振り込み |
評判記事 | NordVPNの評判 | MillenVPNの評判 |
公式サイト | NordVPNの公式サイト | MillenVPNの公式サイト |
使いやすさや知名度を重視したい方は「NordVPN」がおすすめ!
メリット | デメリット |
---|---|
知名度No.1クラスの大手VPN 動画視聴サービスに強く、多くの動画配信サービスで利用できる 圧倒的なサーバー数 | 月額料金は最安ではない 解約・返金時にカスタマーサポートとチャットをする必要がある |
「NordVPN」はパナマ共和国の「Tefincom S.A.」が運営するVPNサービスです。
業界の中では知名度が一番高く、海外から日本のさまざまな動画配信サービスを視聴できることが特徴です。
またサーバー数が5,000台以上と多く通信速度が速いため、タイムラグにシビアなオンラインゲームなどをプレイする際や動画配信サービスの視聴が安定します。
デメリットは月額料金が最安でないことや、30日間の返金保証を使う際などの解約・返金をチャットで行う点です。
しかし同サービスは現時点では、1年プランか2年プランを契約すると3ヶ月の無料期間がついてくるため、お得に契約できます。
また解約時のチャットは日本語表記に言語を変更できるため、まったく分からないといった心配はありません。
日本運営のサービスを利用したい方は「MillenVPN」がおすすめ!
メリット | デメリット |
---|---|
海外運営の多いVPNサービスの中で珍しく日本で運営を行っている 月額料金が他と比べて安め 解約や返金保証まで非常にスムーズに完了できる | 対応しているデバイスがやや少なく、PS4やXboxでの利用ができない 総合サーバー数はやや少なめ |
「MillenVPN」は業界では珍しい、日本のアズポケット株式会社が提供するVPNサービスです。
ほかVPNのほとんどが海外運営のため、英語表記が多いことや日本語表記は一部といったことがありますが、同サービスはすべて日本語対応しているため非常に分かりやすいのが特徴です。
月額料金がほかサービスと比べて安く設定されているため、2年などの長期利用はもちろん、1ヶ月といった短期利用にも適しています。
また同サービスは30日間の返金保証がついていますが、解約や返金処理も日本語表記でスムーズなため、VPNを初めて使う方や比較検討したい方におすすめです。
デメリットは対応しているデバイスがやや少なく、PS4やXboxなどゲームでの利用ができないことやサーバー数の少なさが挙げられます。
しかしゲームでの利用を考えていない方は気にする必要がなく、サーバー数も少ないとはいえ、数あるVPNの中では十分であるためあまり気になりません。
VPNの仕組みや特徴のまとめ
– | NordVPN | MillenVPN |
---|---|---|
運営所在地 | パナマ共和国 | 日本 大阪 |
利用料金 | 1,880円(1ヶ月) | 1,496円 (1ヶ月) |
返金保証 | 30日間対応 | 30日間対応 |
サーバー設置国 | 59ヶ国 | 72ヶ所 |
サーバー数 | 5,200以上 | 1,300以上 |
同時接続台数 | 6台 | 10台 |
プライバシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
対応OS | Windows / Mac OS / Linux / Android / iOS / Chrome / FireFox / Edge / AndroidTV / PS4 /Xbox その他各種 | Windows / Mac OS / Android / iOS |
支払い方法 | クレジットカード / 暗号通貨 / PayPal /AmazonPay /Sofort /プリペイドカード | クレジットカード / PayPal / 銀行振り込み |
評判記事 | NordVPNの評判 | MillenVPNの評判 |
公式サイト | NordVPNの公式サイト | MillenVPNの公式サイト |
- VPNは通常とは異なる回線を使うため、セキュリティが向上する
- 海外から日本の動画配信サービスが観れるなどさまざまなメリットがある
- VPNを利用したから100%安全とは限らないため工夫が必要
VPNは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略称で、インターネット上に仮想の専用回線を構築する技術のことをいいます。
VPNを利用することでセキュリティが向上するため、不正アクセスやウイルス感染などの被害に遭う確率を減らせます。
また海外から日本のAmazon Prime Videoや、Netflixなどの動画配信サービスには通常アクセスできませんが、VPNを接続することで関係なく視聴が可能です。
ほかにもYouTube Premiumなど、国内外で提供されているサービスが物価の安い国で契約できるなど、セキュリティを向上させる以外にもメリットが多くあります。
一方、VPNを契約したからといって100%安全というわけではないため、セキュリティソフトと併用するなどの工夫も必要です。
とはいえVPNは導入するメリットの方が多く、ほとんどのサービスで30日間の返金保証がついているので、この記事で紹介した「VPNサービスの選び方」を参考にあなたに合ったサービスを試してみてください。