Artifact

『Artifact(アーティファクト)』海外レビュー・メタスコア

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Artifact

Artifact
ジャンル  : カードゲーム
機種    : PC
開発    : Valve
発売日   : 2018年11月29日
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『Artifact(アーティファクト)』海外レビュー

85点 Destructoid

いくらかの問題点と、印象的な努力。万人向けではないが時間と金をかけるに値する。

80点 PCGamesN

エレガントなゲームデザインと複雑なルールが出会い、非常にわかりやすいチュートリアルとUIが生まれました。
現時点では素晴らしいゲーム。しかし、長期的な目標の欠如とリスキーな収益化戦略はゲームの未来図を不透明にします。

70点 Shacknews

長所
・最高のMOBAゲームを活用したユニークなバトルシステム
・様々なヒーローと数多くのスペルでDotaを学べる
・詳細なチュートリアル
・充実したbot対戦
・カードをSteam上で売買可能
・デッキを簡単にコピペできる
短所
・初心者にとっては複雑なルール
・1ゲームが長すぎることがある
・だれもがDotaを好きなわけではない
・チケット不足に陥ったとき、高価すぎるゲームになるかも

戦略、リソース管理、その多様さ、その困難さは、他のどのカードゲームよりも『Artifact』をMOBA的にしています。
『Artifact』は姉妹ゲーム『Dota 2』から多くの要素を借用しています。それが良いことがどうかは結局のところ好み次第です。
『Dota 2』のファンなら『Artifact』を気に入るでしょう。『Dota 2』に愛着がなく、もっと簡単なゲームを求めているなら、『Artifact』以外のものを探すべきかもしれません。

63点 GameCrate

グラフィック:10
市場で最も美しいカードゲーム
ゲームプレイ:5
良いゲームデザインと古すぎるゲームデザインの混合。ランダム性が落ち着けば遥かに良いゲームになるはず
価格:4
『Artifact』は、コストを払うに値すると証明されていないゲームに対して時間とカネの投資を求めている
UI:6
大部分で問題ないが、大量のカードが重なったハンドや場の動きはスムーズではない

かつてトレーディングカードゲームの世界では、複雑さこそ高度さだと信じられていた。ルール・フェイズ・キーワードを増やせば新しいゲームになるはずだと考えられていた。
市場は『スタートレック』から『Doom Trooper』に至るあらゆるメカニックで飽和した。
結局、多くのカードゲームは最終的には失敗した。例外はマジック:ザ・ギャザリング、ポケモン、遊戯王など。理解しやすく、単純で、新参プレイヤーにアプローチできるゲームのみが、数百ドルまたは数千ドルのコストがかかる趣味として生き残った。

Valveの新しいカードゲーム『Artifact』は大量のカードゲームが溢れていたあの時代からやってきたように感じる。なにしろ『Artifact』のデザイナーは『マジック:ザ・ギャザリング』を作ったリチャード・ガーフィールドなのだ。
ガーフィールドは歴史上もっとも成功したカードゲームの一つをデザインしたが、マジックを含む複数のゲームプロジェクトにおいてガーフィールドのゲームデザインがゲームの完成品に正確に反映されることがほとんどなかった、という点を見過ごしてはいけない。
ガーフィールドが複雑なゲームをデザインし、常に他のデザイナーがルールを合理化した結果が製品として世に出てくるのだ。

残念ながら、トレーディングカードゲーム初期を定義した不必要なまでの複雑さはガーフィールドの手によって『Artifact』に持ち込まれてしまっている。
なにも『Artifact』が楽しくないと言っているわけではない。間違いなく、複雑かつ長大でランダム要素の多いこのゲームを愛するファンベースは存在する。つまりそれは、今は亡き初期トレーディングカードゲームを愛するような人々だ。少数派である彼らが十分なお金を使うのであれば、『Artifact』は生き残るだろう。
私も『Artifact』を楽しみたいが、現在のところ、このトレーディングカードゲームは昔ながらの欠陥と混乱の見本市だ。
初心者が基本ルールと高度なプレイングを身に着けるのは本当に難しい。

『Artifact(アーティファクト)』メタスコア

メタスコアは77点

実際にプレイしてみると、『Artifact』は「ルールが複雑」なのではなく、「考えることが多いゲーム」だと感じた。ルール自体は約1時間(2試合)のチュートリアルをこなせばほぼ完全に理解できるし、実際に対戦してみると「知らされていない裏ルール」に出くわしイライラする、というカードゲームにありがちな問題もない。

ゲームは長期戦になりやすく、にも関わらず一発で大逆転が決まるような要素もあるため気が抜けず、常に次の一手を慎重に検討しなければならない。

「タワー」を2本倒すのか、1本倒してそのままエンシェントごと倒すのか、レーンを丸ごと捨てるのか、負けレーンでも1人はヒーローを置いて時間稼ぎするのか、高コストのスペルカードを発動するタイミングはいつ・どのレーンなのか、相手はどのタワーを狙っているのか、何のアイテムを持ってくるのか、等。

自分のデッキと場の情報だけでも考えるのが大変なのに、相手のデッキの中身まで考える上級者同士の対戦ではどれだけ頭を使うことになるのか。このゲームが『シャドウバース』の仲間ではないことは確かだ。

とはいえ、ルールそのものは別にとっつきにくくはない。カジュアルに無料モードで楽しむ分には何の困難もない。というか、最初はむしろそうした遊び方を推奨したい。レートも金もカードもかかっていない試合であっても、勝利の喜びは他のカードゲームより何倍も大きい。Valveはもっとゲームのカジュアルな側面をアピールすればいいのに。

なんてカジュアルなゲームなんだ!

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