プロゲーマーが徹底レビュー! ロジクールPRO ワイヤレスゲーミングマウス

プロゲーマーが『ロジクール GPRO ワイヤレス』を徹底レビュー! FPSに最適なワイヤレスゲーミングマウスの決定版【新型GPROの変更点を追記】

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人気No.1ゲーミングマウス

ロジクール GPRO

ロジクール PRO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス
ボタン数  : 8
DPI    : 100~16,000
重量    : 80 g
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総評

プロゲーマーも絶賛
ゲーマーが欲しかったマウスはこれだ!

10/10
良い点
  • ワイヤレスマウスなのに重心が中心
  • ワイヤレスマウスなのに超軽量
  • 両利き対応(サイドボタンも付け替え可能)
  • バッテリーの持ちがいい
  • クセのない形で持ちやすい
悪い点
  • クセのない形が逆に持ちづらい人もいるかも
  • カッコ良いライトをつけるとバッテリーの持ちが60時間から48時間に落ちる

多数のゲームタイトルでプロゲーミングチームに所属していたkgbbb(@LX_once)が、プロゲーマーの視点でゲーミングマウス「ロジクール GPROワイヤレス」をレビューします。

今回は「マウスの持ち方」や「マウスの選び方」を踏まえて、私自身も初めて本格的に使ったワイヤレスマウスの感想を述べていきます。

実はこのマウスは前々から欲しいと思っていたのですが、値段やワイヤレスであることに抵抗があって今まで手が出ませんでした。
この記事を見てマウスを買う人に絶対に失敗したと思わせないよう、正直にレビューしていきます。

補足
2020年8月20日、新型『ロジクール GPROワイヤレス』マウスが発売されました。新型の改善点についても紹介していきます。
 

『ロジクール GPROワイヤレス』新型と旧型の違いは?

  • クリック感が強めになった
  • ホイールクリックが静かになった
  • マウス表面がややザラザラ感を増して滑りづらくなった

プレスリリースによれば「新型『ロジクール GPROワイヤレス』にスペック面(マウスの中身)の変更はない」とのことですが、複数のユーザーの報告によればマウスの表面部分が大幅に改善され、より完璧なゲーミングマウスになったようです。

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『ロジクール GPROワイヤレス』のスペック紹介

『GPROワイヤレス』箱

箱の外観

『PROワイヤレス』マウス

マウス本体

『GPROワイヤレス』レシーバー

充電ケーブルとレシーバー

『GPROワイヤレス』サイドボタン

取り外し可能なサイドボタン


技術的仕様については公式サイトが詳しいのですが、その内容を簡単にまとめるとこういうことです。

GPROワイヤレスのここが凄い! ・バッテリー持続時間が長くて充電も簡単
・クセのない左右対称デザイン
・ワイヤレスを感じさせないマウスの軽さ

マウスの仕様
 高さ:125mm
 幅:63.5mm
 奥行き:40mm
 重量:80g

バッテリー持続時間
 デフォルトライト:48時間
 ライト無し:60時間

耐久性
 左右ボタン5.000万回クリック

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ゲーミングマウスの選び方

『ロジクール GPROワイヤレス』のレビューに入る前に、「マウスの選び方と使い方」について説明します。

ゲーミングマウスを初めて買う方にはわかりにくいことですが、マウスにはモノによって全く違う特徴があります。自分に合ったマウスを見つけるためにも、まずは自分なりのマウスの使い方を考えてみましょう。

マウスの持ち方

マウスの持ち方は様々です。

マウス かぶせ持ち

手全体をマウスに付けるかぶせ持ち

マウス つまみ持ち

指先だけでマウスを持つつまみ持ち(手のひらが少し付く事も)

掴み持ち マウス

指先と手のひらでマウスを掴む「掴み持ち」

自分はどの持ち方が一番しっくりくるのかを検討してみましょう。

かぶせ持ちは大きなサイズのマウスの人が多く、つまみ持ちは普通のサイズのマウスの人が多く、掴み持ちは小さなサイズのマウスの人が多いです。どの持ち方が正しいということではなく、マウスの大きさや手の大きさによっても変わってしまいますし、重めのマウスでも指先だけで操作して疲れない人などもいるので絶対的な基準ではありません。

AIM(エイム)の方法

FPSゲームなどでAIM(エイム)をするとき、マウスの動かし方は大きく分けて「手首AIM(エイム)」と「腕AIM(エイム)」があります。

手首AIMは手首だけで基本的な動きをすべて行います。腕AIMは大きく腕を振ってマウスを操作します。

マウス重量

上記のAIMの仕方、持ち方でどういう重量のマウスがいいのかが決まります。

例えば「手首AIM」かつ「掴み持ち」の人が重く大きいマウスを持ってしまうと指が広がってすぐに疲れてしまいます。
その場合は軽く小さいマウスを持てば指が広がらずに疲れにくいので操作が楽になります。

一方、重量が軽いと振りすぎてしまったり、重いと振り切れなかったりします。形がしっくりくると思っても、FPSは1試合20分程はかかるものが多いので3試合で1時間と考えると長時間マウスを持ち上げてスライドさせてを繰り返すことになります。最初は重いほうが使いやすいと感じた人でも、何時間もプレイすることを考えれば軽いほうが良いというケースもあります。

クリックの反応

ゲームによってはクリックを連打したりするのでクリックの戻りが遅いマウスだと反応し辛かったり、軽すぎて自分の感覚よりも速くクリックをしてしまう問題が起き得ます。

FPSのアサルトライフルはだいたい30発ほど撃てますが、逆に言えば30発しかないのです。この30発で敵を何人も倒したいなら1発も無駄にはできません。
高速タップなどを必要とするゲームで自分がそのマウスでいいのか、何度か早くクリックを連打してみて問題ないかどうかを見極めましょう。

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プロゲーマーが実際に『ロジクール GPROワイヤレス』を使ってみた感想


まとめると ・『GPROワイヤレス』は色んな持ち方ができる
・ワイヤレスの問題点は一切感じない
・大きい机を広く使えるようになった
・プロゲーマーとしてのパフォーマンスが高まることを期待できる

私はもともと「手首AIM」だったのですが、ここ1年で「腕AIM」に変えました。
持ち方は「つまみ持ち」ですが、手のひらを少しマウスにくっつけているので基本は腕で動かしながらAIMを手首で操作しているような感覚です。
『GPROワイヤレス』を使うまでは重量が重く大きめのマウスを使っていました。

『GPROワイヤレス』は小ぶりではないですが、右手にも左手にも対応しているので左右どちらもくびれがあり様々な持ち方が可能です。 右利き用、左利き用をずっと使ってきた人にとって始めは違和感があるかと思いますが、癖がないのですぐに慣れる事ができると思います。
ちなみにサイドボタンも付け替えができ、左利き用として使う場合は片方は平らにすることができます。

GPROワイヤレス サイドボタン右

これまで店頭で色々なワイヤレスマウスを見てきて、「中に色々機械が入ってるせいで重いし重心が左右どちらかに偏ってるなあ」なんて印象を持っており、気にはなっているもののずっと手を付けてはいませんでした。
その点、『GPROワイヤレス』はワイヤレスマウスなのに軽く、大きすぎず、重心がちゃんと中心にあるので非常に扱いやすいと感じました。

また、ワイヤレスマウスに対してしばしば指摘される遅延の問題も『GPROワイヤレス』では一切感じません。

私は机の形が奥行80、横幅180という大きい机を使っています。パソコンは左下に収納しているのですが、マウスは机の右手前なのでコードの長さ的に思いっきり手が振れませんでした。
ワイヤレスマウスによってそのような難点が改善され、プレー自体の質が上がり大変満足しています

実は以前にロジクールのマウスを使った際も、形や重量は非常に良かったのですが、クリックの戻りが遅く連打し辛いと感じて他のマウスに変えてしまったことがあります。
しかしもちろん『GPROワイヤレス』は激しいクリックの連打にも応えてくれるので違和感なく使うことができました。

ただ、これまで両利き対応マウスを使ったことがなかったので初めて使った時は若干の持ち辛さを感じました。6時間使ったあたりで違和感がなくなり、安定したAIMできるようになりました。

どんなマウスにも慣れは必要です。プロは最終的に自分のパフォーマンスが上がることを期待してマウスを買い替えるので、最初の6時間の使い辛さはデメリットの内には入らないのです。

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『ロジクール GPROワイヤレス』のプロゲーマー的設定

DPI

DPIとは、1インチ動かすごとにカーソルがどれだけ動くかを表しています。100DPIの場合1インチあたり100ドットカーソル動くということになり、DPIを高めれば高めるほどマウスの些細な動きで画面を大きく動かすことができます。代わりに制御が難しくなり、FPSではAIMを合わせるのが難しくなります。

DPIとAIMの関係についてはこちらの記事を参考にしてください。

今までのマウスは400DPIで使っていたのですが、『PROワイヤレス』は少し早く動いているような気がしたので調べてみたところ、これまで使っていたマウスと比べてHEROセンサーは400DPI毎に25DPI分差が出るということでした。 これを修正するためと、マウスの大きさや重量も考慮して300DPIまで下げたらすごく操作しやすくなりました。

レポートレート

レポートレートとは、「1秒間にマウスの操作情報を何回パソコンへ報告するか」の数値です。高ければそれだけ正確にマウスが動くものだろうと思い、最初は1000でやってみましたが、マウスの動きを正確に反映しすぎてしまうのか視点がブレるようになったので125まで下げてみたところ、ちょうどいい感覚で動かせるようになりました。

補足

マウスの設定から「ポインターの精度を高める」のチェックを外しましょう。
これはマウス加速といって、一回マウスを動かすときに長く動かせば動かすほど探しているものが遠くにあると認識しマウスの感度を自動で高める設定です。
せっかく設定を調整しても勝手に加速してしまうので、外しておくのがオススメです。

ApexLegendsでの感度設定

以前までは感度3.5でしたが、マウスが小ぶりになったので少し調整し0.5下げて使用してます。

実際に『ロジクール GPROワイヤレス』を使ったApex Legendsのプレー動画

マウスを変えてから数日間は、慣れるまでは負けても我慢しよう!と思っていたのですが、クセの無い『GPROワイヤレス』に慣れるのは本当にすぐでした。
ただ、本来の実力なら後数発は安定して当てられるはずだと思うので、新しいマウスに完全適応するまでプレイし続けようと思います。
コードがないおかげで思い切ってマウスが振れるようになったので非常に快適にプレーできており、満足しています。

『ロジクール GPROワイヤレス』総評

クセのない形で、遅延や重さを感じさせない『GPRO ワイヤレス』は誰にとっても扱いやすい万能マウスです。シンプルな形の利点を最大限に活かし、初めてゲーミングマウスを買う人、今使っているマウスより良いゲーミングマウスが欲しい人、ゲームもゲーム以外の作業も一つのマウスでこなしたい人、どんな要求にも応えるので万人におすすめできます

逆に「クセのあるマウスじゃないと or ずっしり重いマウスじゃないと使えない!」なんて人には合わない可能性はありますね…。

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『Apex Legends』のプロとして書いた攻略記事はこちらです。

『Apex Legends』に最適なゲーミングPCはこちらから。

執筆者:joseph記事一覧
kgbbb

多数のタイトルでプロゲーミングチーム所属経験があり、現在は専門学校でEsports講師をしています。

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