ゲーミングノートPC 熱暴走

【危険】ゲーミングノートPCの発熱対策・冷却方法を紹介 最大の欠点「熱暴走」に注意!

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結論から言うと、ゲーミングノートPCでも発熱を気にせずにゲームを遊べます。最後までお読みください。

「ゲーミングPC」といえば「デスクトップPC」のイメージが強いかもしれませんが、実は「ゲーミングノートPC」も根強い人気があります。

筆者は家電量販店でBTOパソコンの販売を担当していますが、店頭での売上は圧倒的にノートPC>デスクトップPCです。

ゲーミングノートPCが人気の理由 ・省スペース
・ノートPCの方が使い慣れている
・最近のノートPCはデスクトップ並に高性能
・シンプルなデザイン

それでも、どうしてもノートPCがデスクトップPCに勝てない部分があります。
それは「冷却性能」です。

ゲーミングノートPCの最大の欠点は発熱に対して冷却が間に合わず、「熱暴走」の危険があることです。
熱暴走を起こすとPCのパフォーマンスが下がり、最悪の場合ゲーミングノートPC自体の寿命が縮まります。

もちろん、そうならないための発熱対策も存在します。
この記事では「熱暴走」の問題点とノートパソコンの冷却方法を紹介します。

下のリンクではゲーミングノートPCをおすすめ順に解説しています。
どれも排熱性の高い最新機種ばかりなので、この記事と合わせて購入の参考にしてください。

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ゲーミングノートPCが熱暴走を起こしたときの問題点

ゲーミングノートPCが熱暴走すると何が問題?

「熱暴走」とは、PCに大きな負荷がかかった際に発熱し、PC全体のパフォーマンスが不安定になる現象のことです。

以前、お客様からのお問い合わせで、「Windows 7からWindows 10にアップデートしたらノートPCが熱くなってしまった」という相談を受けたことがあります。Windows 10はWindows 7と比べると重いOSなので、PCへの負荷が増えたために強い発熱が起きたのでしょう。

他にも長時間3Dゲームをやっていたり、動画編集や仮想通貨のマイニングをしているときにも発熱が起こります。

スマホでゲームをやっていると手に持っていられないほど熱くなったりしますが、ゲーミングノートPCでも重いゲームを起動しているとキーボードの表面がだんだん熱くなっていくのが分かります。

熱くなったらしばらくの間ゲームをやめて冷やせばそれでいいのですが、そのままゲームを続けると完全に熱暴走を起こし、さまざまな問題が発生します。

ゲームのフレームレートが落ちてカクつく

熱暴走が起きると、ゲーミングノートPC全体の動きが悪化します。

ゲームのフレームレートは低下し、コマ落ちやカクつきが激しくなって最終的にはフリーズします。

人間にたとえると、熱暴走は知恵熱です。
処理が追い付かなくなって固まってしまうのです。

筆者がPCを販売したお客様から、「スペックは足りてるはずなのに『PUBG』がカクつく」という電話相談を受けたことがあります。
その時のお客様のPCはこのような構成でした。

・CPU:Core i7-8750H
・GPU:GTX 1060
・RAM:16GB

これくらいのPCであれば、画質設定を少し下げれば60fps以上で『PUBG』をプレイできるはずなのに…。『PUBG』の推奨スペックは以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事 PUBGにおすすめのゲーミングノートPC

そのお客様も『PUBG』の設定には問題なさそうでしたが、よく話を聞くと「PCが熱い」ということを仰っていたので、排熱がうまくいっていない可能性を指摘しました。

応急措置としてエアダスターなどでファンの周りを掃除する方法を提案し、それでもダメだったら修理の受付に来ていただくという流れでしたが、結局修理には至らずに解決できました。

このように、熱暴走が起きると本来出せるはずのパフォーマンスが出せなくなり、ゲームプレイに支障をきたすことがあるのです。

フレームレートについて補足

フレームレート(fps値)とは”1秒間に何フレームの画像を表示しているか”ということです。fpsの値が高ければ高いほどなめらかに画面が動きます。
上記の画像では60fpsまでしか載っていませんが144fpsだと倍以上なめらかに動きます。

フレームレートについてもっと詳しい解説を読みたい方は以下のサイトを参考にしてください。

関連記事 フレームレートとは何か?ゲームに最適なfpsを比較・確認

冷却ファンの騒音問題

そもそもPCの仕組みとして、発熱が起きたら冷却ファンが回って内部を冷やそうとします。
発熱が大きくなるとそれに応じて冷却ファンも強く回るようになります。

そうすると、PC内部から「ゴーッ」という音がするようになります。
これが騒音のメカニズムです。

静音性の高いファンレスタイプのノートPCもありますが、ゲーミングノートPCレベルの発熱は処理できません。
むしろ発熱時に騒音が起こらないほうが問題です。冷却能力を求めるならゲーム中にファンが回る音がするくらいのことは受け入れるしかありません。

筆者がゲームをプレイする時はヘッドセットを付けるので騒音は耳に入らないのですが、それでも周囲に人が多いカフェなんかで『PUBG』や『Apex Legends』をプレイする気にはなりませんね。

ゲーミングノートPCは故障したら修理が難しい

PCは精密機械です。

なので、1つ1つのパーツが熱に弱いです(発熱するくせに!)。
熱暴走を起こすとパーツの寿命が短くなり、壊れやすくなります。

ゲーミングノートPCはデスクトップPCと比べて小型なので熱がこもりやすく、しっかり排熱・冷却しないと思わぬ故障につながります。

特にハードディスクが壊れてデータがなくなると最悪です。最悪ですが、最も相談件数の多い事案でもあります。

もちろんハードディスクだけでなくGPU、CPU、メモリ、マザーボード、どのパーツが壊れても修理しなければなりません。
修理するのにもお金がかかり、ゲーミングノートPCを本体ごと買い替えたほうが安上がりなくらいです。

ゲーミングノートPCを冷やすための発熱対策・冷却方法

ノートPC 発熱対策

ひと昔前と比べて、最新モデルのゲーミングノートPCの冷却性能は大幅に向上しました。

冷却ファンはもちろん、内部の構造(ヒートシンクやヒートパイプ等)やCPU・GPU等の処理性能も改良されており、熱暴走の危険もかなり減少しています。

それでも、『Apex Legends』や『フォートナイト』といったゲームを何時間もぶっ続けでプレイしているとキーボードの表面がじんわり熱くなってきて、PCパーツが故障しないかと不安に感じてしまうのは確かです。
そこで、発熱を最小限に抑えるのに役立つゲーミングノートPCの冷却方法を紹介します。

ゲームの裏で動いているアプリを消す

ゲームのプレイ中に、別のアプリが裏で動いていたら余計な負荷をPCにかけていることになります。

消しても問題ないアプリやブラウザはすべて閉じてからゲームをしましょう
ゲームをしながら大容量データをダウンロードしているとか、ブラウザで100個以上タブを開いているとかは最悪です。即やめましょう。

ゲームの画質設定を変える

大体のPCゲームには、グラフィックを設定できるオプションがあります。

低画質、中画質、高画質、最高画質の中から選べるものが多いです。
グラフィック設定を下げればCPUやGPUへの負荷が減るので発熱しにくくなります。

ファンの近くに物を置かない

PCの側面や底面には冷却ファンの吸気口があります。

吸気口の周りに物を置いていると、空気の流れが悪くなるのでPC内部で熱がこもりやすくなります。
冷却を妨げないよう、整理整頓してからゲームをしましょう。

冷却パッドを貼る

ノートPCの表面か裏面に貼ると熱を吸収して逃がしてくれる冷却パッドです。
筆者は10円玉をノートPCに載せて代用していたこともあります(一応、銅が熱を少しだけ吸収してくれます)。

熱暴走が起こるレベルの発熱を抑えられるかは微妙なところですが、何もしないよりはマシです。

スタンド型冷却台を使う

ゲーミングノートPCの底面から強力に冷やす冷却台です。

超静音モデルなのでゲームの邪魔にはなりません。
ゲーミングノートPCに角度を付けるスタンドとしても役立ちます。

サイズは9インチから17.3インチまで、つまり99%以上のゲーミングノートPCに対応しています。

吸引式ノートPC冷却ファンを接続する

USBから給電して使う冷却ファンです。

LEDディスプレイには常にPC温度が表示されるので、発熱状況に合わせてファンのスピードを変更できるのも便利です。

エアダスターで掃除する

エアダスターでファンのホコリを取れば、空気の流れ(エアフロー)がよくなってPC本体が冷えやすくなります。

本当は分解して徹底的にホコリを取れたらいいのですが、素人がゲーミングノートPCを分解するのは故障リスクが高すぎるのでお勧めできません。

クーラーをかける

冗談でもなんでもなく、部屋の空気を冷やすのも大事です。

特に夏場は部屋が暑く、当然PC内部も熱く、最も熱暴走が起こりやすい環境と言えます。

最近では工事不要の便利な床置きエアコンもありますが、基本的には設置型のエアコンの方が冷却効果は強力です。

冷却性能の高いおすすめのゲーミングノートPC

G-Tune P6-A7G50BK-A
G-Tune H5
CPU : Ryzen 7 7735HS
グラフィック : RTX 3050
メモリ : 16GB
ストレージ : 500GB NVMe
ディスプレイ: 165Hz 16.0インチ
公式サイトで詳細・価格を見る

「G-Tune P6-A7G50BK-A」はエントリーモデル向けのゲーミングノートPCです。

構造自体は一般的なものですが、マウスコンピューターではカスタマイズによってノートPC用クーラーを設置することができます。

しっかりとサイズ別に合わせてチョイスをしてくれているため、快適にPCゲームを遊びたい方にとっておすすめです。

ゲーミングノートPCの発熱対策まとめ

ゲーミングノートPCの発熱対策まとめ

熱暴走が起こる原因は「スペック不足」と「冷却・排熱不足」の2つです。昔のゲーミングノートPCとは違い、最新のゲーミングノートPCはこの大部分が解消されています。

それでも、「今のゲーミングノートPCは絶対に熱暴走しない」とは言いきれません。
最新モデルのゲーミングノートPCであっても、5年後、10年後に出るPCゲームに対してスペック不足になってしまう可能性は十分あるからです。
少しでもパーツの寿命を延ばしたいなら「発熱対策」は絶対に必要です。

最新モデルを使っている方はあまり心配しすぎずに、それでも最低限の対策はしながらゲーミングノートPCでゲームを楽しんでください。

下のリンクではゲーミングノートPCをおすすめ順に解説しています。この記事と合わせて購入の参考にしてください。

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