ゲーミングノートPCを最大限に活かす画面サイズの選び方を解説 13、15、17インチディスプレイの大きさを比較
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ゲーミングノートPCを選ぶ基準として、「画面のサイズ」はスペックと同じくらい重要です。
「画面なんて普通に見えればいいのでは?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
かく言う筆者も、初めてゲーミングノートPCを選ぶときにはそう思っていました。
しかし実際は、ゲーミングノートPCの画面サイズは用途に応じて選択する必要があるのです。
今回は「ゲーミングノートPCを最大限に活かす画面サイズの選び方」について、選ぶポイントと、各画面サイズのおすすめの使用用途について、メリット・デメリットを踏まえて解説していきます!
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目次
ゲーミングノートPCの画面サイズは15インチか17インチを選べ!
ゲーミングノートPCの画面サイズは一般的に、小さいものなら7インチ、大きいものになると17インチになります。
画面サイズを選ぶとなると多くの選択肢があるわけですが、ここで注意してほしいのが、「画面サイズが13インチ以下のゲーミングノートPCは性能が低い」ということです。
ゲーミングノートPCの良さは「高性能+コンパクトサイズ」な部分のはず。せっかくゲーミングノートPCを購入したのに、要求スペックの高いゲームを快適にプレイできないのは残念ですよね。
一部、例外的に「GPD Win Max」や「OneGx1」といった「そこそこの性能の高い超小型ゲーミングノートPC」も存在していますが、これらのモデルは画面が小さすぎて見辛いため、1台目に買うゲーミングノートPCとしてはおすすめできません。
ゲーミングノートPCは一般的なノートPCと違い、「高性能」が売りです。その性能を最大限に活かすためには15インチ、もしくは17インチがベストです。
ゲーミングノートPCの画面サイズの選び方をインチ別に解説
冒頭で、画面サイズは15インチ以上のものを選ぶようおすすめしました。
ここでは13インチを含めた各画面サイズのメリット・デメリットについてより詳しく解説し、それらを考慮した使用感を紹介します。
13インチのゲーミングノートPCは小さいだけ!
- 持ち運びが一番楽
- あまりゲームをしないなら性能は問題にならない
- スペースを取らない
- ゲーミング性能が低すぎる
- 排熱や冷却の機能に不安が残る
- 画面が小さすぎてゲーム画面が見辛い
- 性能の割にかなり高価
13インチのゲーミングノートPCを選択する理由は、「コンパクトさ」を何よりも重視するケースに限られます。
実際、13インチのゲーミングノートPCはほとんど販売されておらず、販売されているものでも極端に高価な製品が多くかなり玄人向けです。
最近のゲームは字幕やUIの文字が小さいため13インチの画面ではかなり見辛く、FPSの遠くの敵には全く弾が当たらずゲームにならないでしょう。
そういう意味では、「ゲーミングノートPCを常に持ち歩いていたい」という人以外に13インチPCを買う理由はありません。
ゲーミングノートPC一番人気は15インチ(15.6インチ)
- 持ち運びやすい
- スペースを取らない
- ゲーミング性能が高い
- コストパフォーマンスが良い
- 外で使っていても違和感がない
- 一番人気で豊富な種類
- RPGやアクション、アドベンチャーゲームに最適
- 人によっては画面が小さく感じるかも
15インチのゲーミングノートPCは数ある画面サイズのなかでも一番人気のモデルです。
その理由は、高いゲーミング性能、邪魔にならないコンパクトさ、買い求めやすい低価格とバランスの取れたスペックにあります。
性能的にはRPGやアクション、アドベンチャーゲームをプレイするのに最適で、最新のゲームでも快適なプレイが可能です。
少し前までは、15インチのゲーミングノートPCとなると重量は3kgにもなりました。筆者は約10年前に15インチのゲーミングノートPCを持っていましたが、重すぎて持ち運ぶなんてことはまずありえませんでした。
最近の15インチゲーミングノートPCの重量は2kg切りを達成し、1.85kgのゲーミングノートPCなんてものも存在します。
またPCのサイズを考慮しても、15インチはインナーケースやPCバックに保存しやすく、外で使用しても違和感がありません。
ゲーミングノートPCのスペックは確保しつつ、その時の自分の気分にあわせて好きな場所でゲームを楽しみたい方に15インチサイズはおすすめです。
ゲーミングノートPCをより使いやすくするためのおすすめ周辺機器は以下のリストでまとめています。
ゲーミングノートPCを自宅で使うなら17インチ(17.3インチ)
- 画面サイズが大きくて見やすい
- デスクトップPCに匹敵する最高のゲーミング性能
- 没入感が凄い
- 排熱・冷却性能・耐久性が最も高い
- 狭額ベゼルならサイズは普通の15インチと変わらない
- FPSやMOBA、MMOをプレイするのに最適
- 重くて持ち運びにくい
- 15インチのゲーミングノートPCと比べたら高額
17インチのゲーミングノートPCの特徴は「性能の高さ」と「見やすさ」です。
FPSなどをプレイする際には、相手をいち早く視認することが勝敗に直結します。そのため、単純なゲーミング性能や画面が大きいことによる「見やすさ」は大きなアドバンテージになります。また、筆者のように視力が低いユーザーにとっても大きな画面は重宝します。
17インチが13インチ以下のモデルと大きく違う点として、「耐久性の高さ」と「排熱性能」があげられます。大きなゲーミングノートPCの方がエアフローがしっかりとしているので、熱暴走も起こしにくくなっています。
ゲーミングノートPCの耐久性や排熱性能の高さは衝撃や熱暴走による故障を防ぐことと直結しますので、高いに越したことはありません。詳しい事例は「ゲーミングノートPCの熱暴走」という記事でまとめています。
一方で、17インチとなると持ち運びにはまったく適していません。ドスパラで販売されている17インチゲーミングノートPCはどれも重量は2.7kgと重めになっています。性能面を考慮すれば軽いのかもしれませんが、毎日持ち運びたいとは思えません。
ゲーミングノートPCを持ち運ぶ予定がない人や、デスクトップ型にも匹敵する高いゲーミング性能を利用して腰を据えてFPSやMOBA、MMOなどのゲームを真剣にやりこみたい人には17インチサイズがおすすめです。
ゲーミングノートPCはデュアルモニターや外部ディスプレイでも遊べる
ゲーミングノートPCは、デュアルモニターや外部ディスプレイに接続し使用することもできます。そうすることで、複数の作業が同時に行えたり、大画面でゲームをプレイできます。
ゲーミングモニターの主流は24インチ~27インチが主流で、ゲーミングノートPCの17インチを上回ります。モニターの大きさは、「画面の見やすさ」に直結するので、自宅での快適なゲームプレイを実現してくれます。
注意しなければならないのは、ゲーミングノートPCのディスプレイ出力ポートの数です。事前に必要な分だけあるのかをチェックしておきましょう。
また、モニターに加えゲーミングキーボードなどのデバイスを新たに用意して接続すれば、ゲーミングノートPCを「超小型デスクトップPC」のようにしてリッチな環境で楽しめます。
この場合、使用するゲーミングノートPCは高性能な15インチのモデルか、デスクトップPC並みのスペックを誇る17インチのモデルを選ぶといいでしょう。
せっかく外部ディスプレイを買うなら、ゲーミングデスクトップPCで使われている本格的なゲーミングモニターがおすすめです。
使っているゲーミングノートPCで性能的に144fps以上出せないなら「144Hz対応ゲーミングモニター」を、144fps以上を出せる性能があるなら「240Hz対応ゲーミングモニター」を選んでください。
ゲーミングノートPCの液晶ディスプレイについて注意すべき2つの点
ゲーミングノートPCは画面サイズのほかにも、「ベゼル幅」と「リフレッシュレート」について注意すべき点があります。
ゲーミングノートPCは購入後に画面の取り換えができないので、この2点にも注目しながら購入を検討しましょう。
ゲーミングノートPCの画面は狭額ベゼルがおすすめ
近年のゲーミングノートPCのディスプレイは、ベゼル幅の小さい「狭額ベゼル(薄型ベゼル)」が人気です。
ベゼルとは、画面の周りを囲んでいる額縁のような部分のことです。このベゼルは一見目立たないようにも感じますが、実はゲーミングノートPCの使用感に大きな影響を与えます。
ゲーミングノートPCを買うときは、なるべくベゼル幅が小さい=狭額ベゼルのものを選びましょう。
ベゼル幅が大きいと、その分ゲーミングノートPC自体も大きくなってしまいます。薄型ベゼルを使用したノートPCと普通のノートPCを比べた場合、同じ画面サイズでも一回りも大きさが変わってきます。
また、ベゼル幅を極限まで薄くすることでゲーム画面の「枠」がなくなり、ゲームへの没入感を高めてくれる効果もあります。
最近、各メーカーが数ミリ単位でベゼル幅を削減したモデルを出しているのも、このような理由があるためです。
画面サイズを決めたらあとは「画面のベゼル幅」にも注意してゲーミングノートPCを探すとよいでしょう。
ゲーミングノートPCを持ち運ぶ際、ベゼル部分を持ってはいけません。
ベゼル部分をもってゲーミングノートPCを運ぶと、ディスプレイとキーボード部分を繋げている「ヒンジ」というパーツに負荷がかかってします。ヒンジの破損はケーブルの断線や筐体の歪みに繋がります。
15インチ以上のゲーミングノートPCは通常のノートPCよりも重いため、画面割れの危険性もあり、ベゼル部分の取り扱いには関してさらに注意が必要です。
要は、普通に持てばOKです。
画面のインチ数だけではなくリフレッシュレートも気にしてほしい
しつこいようですが、ゲーミングノートPCのモニターを交換することはできません。
画面のリフレッシュレート(Hz)は前述した「ベゼル幅」以上に必ずチェックしなければならない項目です。
画面のリフレッシュレートは、ゲームを快適にプレイするために重要なフレームレートに大きく関係しています。
フレームレートの限界を決定するのは画面のリフレッシュレートであり、この値が高いほうが画面のチラつきが減り、滑らかな画像出力を実現します。
FPSやMOBAなど対戦相手の動きが重要になるゲームだと、このリフレッシュレートは勝敗に大きく影響します。
多くのプロゲーマーが高リフレッシュレートのゲーミングモニターを使用していることからも、その重要性がわかります。
昔はゲーミングノートPCといえば60Hz対応モニターが当たり前でしたが、今では144Hz対応モニターが主流となっています。
最近では240Hzのリフレッシュレートを実現したゲーミングノートPCも発売されています。
フレームレート(fps値)とは”1秒間に何フレームの画像を表示しているか”ということです。fpsの値が高ければ高いほどなめらかに画面が動きます。
上記の画像では60fpsまでしか載っていませんが144fpsだと倍以上なめらかに動きます。
フレームレートについてもっと詳しい解説を読みたい方は以下のサイトを参考にしてください。
ゲーミングノートPCの画面サイズの選び方まとめ
今回は「ゲーミングノートPCを最大限に活かす画面サイズの選び方」について解説しました。
ゲーミングノートPCは性能の高さが長所なので、それを活かせる15インチか17インチのモデルを選択するのが最善と言えます。
ゲーミングノートPCを購入する際は、プレイしたいゲームのジャンルに加え、「外へ持ち運ぶ機会があるのかどうか」や「ゲーミングノートPC自体のスペックをどの程度追及するのか」といった要素を考慮して、自分にあったサイズを選んでください!