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ドーントレス

『Dauntless(ドーントレス)』VS『モンスターハンター:ワールド』どっちでひと狩り?違いを比べてみた

Phoenix Labsは2019年5月21日に正式リリースされた基本無料のオンラインアクションRPG『Dauntless(ドーントレス)』の累計プレイヤーが400万人を突破したことを発表した。

2018年5月25日以来オープンベータテストを続けてきた『Dauntless』は「スレイヤー」であるプレイヤーが武器を作って「ベヒモス」と呼ばれる巨大生物を狩るモンハンライクなハンティングアクションゲーム。PS4、Xbox One、Epic Games storeで配信されており、クロスプレイもクロスセーブも可能。

一見してモンハンの影響が明らかな『Dauntless』だが、モンハン最新作『モンスターハンター:ワールド』と比べてどちらが面白いのか?Polygonが詳しく比較している。

1.探索

Dauntless マップ

『Dauntless』でモンスター(ベヒモス)を探すときは、まず浮島に降り立つことになる。プレイヤーはランタンを使ってベヒモスがいる方向を知ることができる。通常はモンスター探しにそれほど時間はかからず、すぐに信号弾が上がる。それを目印にして仲間が集まり、戦闘が始まる。

『モンスターハンター:ワールド』では痕跡を集めてモンスターを追跡する必要がある。モンスターに応じて痕跡は異なり、足跡や糞、近くの木などに残された爪痕といったものがある。痕跡を集めることでそのモンスターの研究レベルが上がり、後々のモンスター探しが楽になる。最終的にモンスターがマップ上に表示され、位置が特定できるようになる。

【勝者】プレイヤー次第
『Dauntless』ではモンスターの追跡システムというものがないのですぐに戦闘に移れるが、『モンスターハンター:ワールド』は本当に自然の中でモンスターを追いかけている感覚が楽しめる。この点については好みによるといえるだろう。アクションが好きか、戦略が好きかということだ。

2.モンスター

Dauntless ベヒモス

『Dauntless』のベヒモスは生きている獣というより、『ダークソウル』のボスという感じだ。戦闘が始まると、ベヒモスは攻撃パターンに沿って動き始める。同じ種類のベヒモスであれば、攻撃パターンや予備動作は毎回同じなのだ。その種類のベヒモスに慣れてしまえば、予測可能な動きを完璧に避けることでスピーディーな狩りができるようになる。

『モンスターハンター:ワールド』のモンスターは本当に生きているかのように感じられる。プレイヤーがモンスターの動きを覚えたとしてもなお、モンスターのAIには予測不可能なところがある。たとえディアブロス狩りに慣れたとしても、気を付けていなければ次の戦闘でディアブロスに殺される可能性はあるのだ。

モンスターは通常時も動物のように振舞っている。生態系の中に存在していて、エサとなる生物がいるというわけだ。モンスターは辺りを歩き回り、狩りをし、眠り、守るべき巣を持っている。

【勝者】『モンスターハンター:ワールド』
ダイナミックでゲームらしくない動きをする『モンスターハンター:ワールド』のモンスターの方が面白い。モンスターの動きを予測するということが、習得すべきプレイヤー独自のスキルということになる。しかし『Dauntless』ではモンスターが型にはまったボスのような動きをするので、普通にやっていても狩りの技術が上がって戦闘をマスターできてしまう。

3.クラフト

Dauntless 装備

『Dauntless』では獲得した素材はすべて町へ持ち帰る。NPCがアイテムを受け取り、次の狩りに使える強力な装備に変えてくれる。初期の段階では、オーブシステムのおかげで装備のアップグレードは簡単だ。持っている装備の種類によっては素材を持っていなくても、通貨を使うことで装備を強化できる。つまり、素材がかぶるせいで同じモンスターを何度も周回で倒さなければならないという局面が少ない。 また、ある箇所の装備を作った後でやっぱり他の箇所を作りたいということになっても、特にペナルティがない。

防具や武器にはステータスと特殊ボーナスが付く。戦うモンスターの種類に応じて装備を作り、プレイスタイルに合わせてボーナスを付けることが可能だ。

『モンスターハンター:ワールド』では装備は段階的に強くなっていく。プレイヤーはモンスターから得た素材を使い、時間をかけて武器を作る。さらにレアな素材を使い、武器を改良する。狩りに最適な武器を作ろうとすると、必要な素材をすべて集めるために同じ種類のモンスターを何度も狩る必要がある場合がほとんどだ。

防具も武器と同じ種類の素材が必要になり、それぞれ固有のボーナスが付く。『モンスターハンター:ワールド』のモンスターは様々な技を持っているが、防具のボーナスで軽減できる。例えば、耳栓をしていれば咆哮でハンターがスタンするのを防げる、という具合に。

【勝者】『Dauntless』
『Dauntless』の装備システムの方がカジュアルでユーザーに優しい。オーブを獲得して装備を強化できるので、特定のモンスターを狩り続けて時間を無駄にするということがない。『モンスターハンター:ワールド』のシステムは時間がかかりすぎるが、プレイヤーをより長く遊ばせるものでもある。

4.戦闘

Dauntless 戦闘

『Dauntless』の戦闘はアクションゲームらしく、ハクスラ系のゲームを彷彿させる。プレイヤーはコンボを放つことができ、ほとんどの武器にコンボのためのミニゲームのようなものが付いている。スタミナバーの回復は速く、ほとんどの攻撃でスタミナの減少は緩やかだ。

『モンスターハンター:ワールド』の攻撃は遅く、慎重に動く必要がある。使う武器の種類によっては、1回の狩りで強力な攻撃が2、3回しか当たらないこともある。一撃一撃を正確に見計らって放つ必要があり、さもないと攻撃の合間にモンスターがプレイヤーを妨害してくる。モンスターの動きを見て養ったカンが頼りで、隙を見つければより複雑な攻撃を繰り出すこともできる。スタミナバーにはかなり注意しておく必要がある。スタミナ上限を上げるアイテムやスタミナ回復の時間を確保しないと、ハンターは簡単に疲れ果ててしまう。

【勝者】プレイヤー次第
『モンスターハンター:ワールド』の戦闘は複雑でやりがいがある。『Dauntless』の戦闘はシンプルでモンスターに集中できる。これも好みの問題だろう。ゆっくりで難しい戦闘が好きか、スピーディーでシンプルな戦闘が好きかだ。

5.環境

Dauntless 砂漠

『Dauntless』では氷上・砂漠・森林の生態系のうち1つに降り立つことになる。フィールドはいくつかに分断された空中の浮島だ。プレイヤーは浮島を飛び回って獲物を探す。フィールドは基本的には同じで、配置されているのが岩か木々かといった景色の違いだけ。『Dauntless』では、プレイヤーとベヒモスの戦いがすべてなのだ。

フィールドにはトラップもないし、インタラクトできるオブジェクトもない。植物を集めてポーションなどのアイテムを作ることは可能だ。

『モンスターハンター:ワールド』では、プレイヤーは自然な生態系の中でモンスターを狩る。地下洞窟で繋がっている砂漠もあれば、生い茂って山のようになっている森林もある。エリアによって植生や生態系が異なり、小さなモンスターを狩って素材を入手したり、アイテムを集めて拠点に持ち帰ることができる。地面にトラップを仕掛けたり、環境を利用してモンスターを狩ることもできる。

『モンスターハンター:ワールド』の生態系には、狩りの対象ではないモンスターもひしめいている。ドスジャグラスと戦っている最中に咆哮を上げながらアンジャナフがやってきて、プレイヤーが弱らせた獲物をランチにしようと襲ってくることもある。このような干渉があるので、プレイヤーがモンスターと一時的に危険な協力関係になることもある。そのおかげで、この世界は生きていると感じられるのだ。

【勝者】『モンスターハンター:ワールド』
これはもう『モンスターハンター:ワールド』の圧勝だろう。環境によってゲームが生き生きしてくるだけでなく、モンスターとの戦闘で環境を利用できるという点で、狩りに大きく深みが増す。

6.狩りの準備

Dauntless 町

『Dauntless』は拠点となる町で攻撃系アイテムを準備できる。アイテムを作って装備すれば、狩りの準備は完了だ。アイテムの在庫があれば、すぐにでも出発できる。持っていないのであれば、NPCにちょっと話しかける手間をかければいいだけのことだ。

『モンスターハンター:ワールド』において、拠点での準備は狩りの半分を占める。装備の強化が終わっても、罠などの重要なアイテムを補充する必要があるのだ。また、料理長のところに行って食事をとる必要もある。食事をとることで便利なバフを得ることができ、HPやスタミナが上昇する。食べた食事の種類によって戦闘の難易度が劇的に変わることもある。準備には料理長が料理の腕を振るう長いカットシーンも含めて数分かかる。

【勝者】『Dauntless』
『Dauntless』では、狩りを始めるのも終わるのもあっという間である。『モンスターハンター:ワールド』では、かなり真面目に準備をしなければならない。それに、次の戦闘で死ぬと食事バフは消えてしまう。この点では『Dauntless』に軍配が上がると言えよう。

7.難易度

Dauntless 狩り

『Dauntless』で狩りに失敗することは滅多にない。狩りはポーションを5個持った状態で開始でき、倒れた場合は3回まで自己蘇生ができる。自己蘇生がない場合や回数を消費したくない場合は、短いアニメーションの後で仲間に蘇生してもらうことも可能だ。時間が経過したりプレイヤーがダメージを受けたりすることで、Danger Materというゲージが上がっていく。Danger Materが100%になると、自己蘇生ができないプレイヤーはずっと倒れたままになってしまう。Danger Materを下げるにはベヒモスを倒すか追い払う必要がある。Danger Materが100%の状態ですべてのプレイヤーが倒れると、パーティーは帰還し、狩りは失敗となる。

『モンスターハンター:ワールド』で狩りはしょっちゅう失敗する。パーティーはライフを3つ持っており、ライフが尽きると狩りは失敗となる。1人のプレイヤーが3回死んでもダメ。狩りは終了し、最初からやり直さなければならない。

【勝者】プレイヤー次第
狩りの失敗条件こそ、2つのゲームで最も異なる点だ。『Dauntless』は親しみやすく、挑戦しやすいアクションゲームだといえる。一方『モンスターハンター:ワールド』の難易度は鬼のようで、達成感が大きい。ノーマルモードとハードモードのどちらが好きかによって、好みが分かれるところだろう。

8.マネタイズ

Dauntless 武器

『Dauntless』は基本無料だが、スキンを手に入れるための課金が存在する。『フォートナイト』の「バトルパス」のような「ハントパス」では数カ月ごとにプレイヤーの進捗に応じて特定の報酬がもらえる。リアルマネーを使って「ハントパス」のグレードを上げ、外見を整えるためのより良いスキンをもらうことも可能だ。

『モンスターハンター:ワールド』は大予算のタイトルで、フルプライスなうえ有料の拡張パッケージもある。

【勝者】『Dauntless』
『Dauntless』は無料でプレイできる。そして絶えず新しいコンテンツが更新される。『モンスターハンター:ワールド』のアップデートは素晴らしいが、数か月に一度だけだ。

『Dauntless』VS『モンスターハンター:ワールド』

Dauntless

『Dauntless』はハードコアなゲームではなく、ユーザーフレンドリーな狩りゲーだ。戦闘の達成感は大きくないが、それでも楽しい。モンスターは「まるで生きているようだ」というほどではないが、戦えば面白い。

『モンスターハンター:ワールド』のモンスターがリアルな恐竜のように描かれているのと比べると、『Dauntless』のアートスタイルは面白いファンタジー世界が売りだ。『Dauntless』は陽気でリラックスできるので、友達と一緒にちょっと遊んでみたい人の取っ掛かりとしては完璧である。また、『Dauntless』は数週間ごとにアップデートがあるので、常に何かしら新しい発見がある。

しかしゲーム体験から見れば『モンスターハンター:ワールド』こそ狩りゲーの王者である。フラストレーションは溜まるけれども、歴戦イビルジョーを倒すのは今のところ『Dauntless』で体験できるどんなことよりも達成感がある。もっとも、『Dauntless』は正式リリースされたばかりであり、ゲームの全てを体験できたわけではないのだが。

結局のところ、簡単で楽しい『Dauntless』を取るか、難しくて達成感のある『モンスターハンター:ワールド』を取るかという問題は、まだ決着がついていない。

【勝者】プレイヤー次第

『モンスターハンター:ワールド』を遊べるゲーミングPCは以下の記事で紹介している。『Dauntless』の推奨スペックは『モンスターハンター:ワールド』と同じか僅かに下くらい。『モンスターハンター:ワールド』をプレイできるPCを持っていれば『Dauntless』も快適にプレイ可能だ。

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