「Radeonはやめとけ」という評判は実際にある?ドライバが不安定・相性問題が起きるって本当?
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Radeonは、AMD社が開発・製造しているGPUのシリーズ名です。
色彩表現が鮮やかでありながら、価格や消費電力量は低いので、人気の高いGPUです。
本記事では、Radeonの実際の評判やRadeon搭載のおすすめモデルをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事はこんな悩みを抱えている人に向けて書いています。
手っ取り早くRadeon搭載のおすすめパソコンを知りたい方は、↓のリンクから該当箇所へジャンプできます!
・コンパクトデスクトップPC → 「mouse CA-A5A01」
・コスパ重視モデル → 「NEXTGEAR JG-A5A60」
・高性能なクリエイター向けモデル → 「DAIV FM-A5A60」
以下の記事でも「初心者向けおすすめゲーミングPC」を総合的に紹介しています。様々な価格帯のモデルからゲーミングPCを探したい人はぜひ参考にしてください。
当サイトで紹介するゲーミングPCはすべてBTOショップ製です。
家電量販店でゲーミングPCを買うのは、BTOショップと比べてコスパが悪いです。
家電量販店で買う際のデメリットを詳しく知りたい方は以下のサイトを参考にしてください。
目次
Radeonの基本情報と特徴
メーカー | Radeon |
---|---|
発売開始日 | 2013年10月 |
特徴 | 性能に対して価格が安い |
Radeonは、半導体メーカーであるAMD社(Advanced Micro Devices)が製造しているGPUのシリーズです。
GPUでとくに有名なNVIDIA社のGeForceと並ぶなど、信頼性の高いブランドとして認知されています。
なお、RadeonのGPUは高画質動画の視聴や写真編集などを快適に処理できるので、性能でもGeForceに引けをとりません。
コスパではRadeonの方が優れている傾向にあるため、価格の安さを重視する方にはとくにおすすめです。
「Radeonはやめとけ」って本当?悪い評判・口コミを紹介!
- ドライバが不安定な時代があった
- DLSSに比べてFSRの性能が劣っていた
- 5年ほど前までは使用者が少なくトラブルに対処しにくかった
上記をみればわかるとおり、Radeonは過去に性能の悪い時期があったことで「やめとけ」という評判が広まっていました。
しかし、Radeonの性能が低かったのは過去の話のため、評判と性能が必ずしも一致するわけではありません。
以下では、Radeonの悪い評判を詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
ドライバが不安定な時代があった
Radeonは一時期ドライバが不安定な時期があり、そのせいで悪い印象を今でも抱いている方がいます。
ドライバが不安定だと、ゲームや作業中に処理が重くなるので、PCの利用者が避けたいと思うのも当然です。
ただしRadeonのドライバは改良され続け、現行の製品は非常に安定性が増しているため、他社GPUよりも安定しないということはありません。
したがって、趣味や仕事用に安定して使えるGPUを探している方にもおすすめです。
DLSSに比べてFSRの性能が劣っていた
RadeonのGPUには、ゲームの画質を向上させるFSRという技術が搭載されていますが、GeForceにもDLSSという同様の技術があります。
以前はDLSSに比べてFSRの性能が劣っていたため、悪い評判が出回っていました。
とくに、FSR1.0は画質がぼやけるなど微妙な性能だったので、いまだに悪いイメージを持たれている方も多いかもしれません。
しかし、FSR2.0からDLSSに匹敵するまでの性能に向上しているため、今はゲームでも十分な性能を発揮できます。
5年ほど前までは使用者が少なくトラブルに対処しにくかった
5年ほど前までは、NVIDIA社のGeForceが主流で、Radeonの使用者が少ない状態でした。
使用者が少ないとトラブルに直面した際の対処法が浮かびにくいので、敬遠されていた印象です。
しかし、現在では多くの方に普及し、ネットやSNSでトラブルの対処法を調べやすい状態になっています。
したがって、トラブルが不安な方でも、安心してRadeonを使用してみてください。
Radeonの良い評判・口コミ
- グラフィック性能に対して価格が安い
- ハイエンドモデルのコスパが特に優れている
- 動画視聴に最適な「AMD Fluid Motion Frames」を備える
Radeonの良い評判では、おもに価格の安さに対する意見が多い傾向にあります。
また、「AMD Fluid Motion Frames」を備えるなど、機能性が高いことでも評判です。
以下で、Radeonの良い評判を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
グラフィック性能に対して価格が安い
Radeonは高いグラフィック性能を備えていますが、比較的安いと評判です。
たとえば、コスパのよさで知られる「RX 7700XT」は各ゲームで上記画像の性能を発揮しますが、ショップによっては7万円以下で販売されています。
一方、同程度の性能を有する「GeForce RTX 4070」は8万円を超えるので、価格の安さではRadeonに敵いません。
したがって、できる限りGPUの購入予算を抑えたい方は、Radeonを購入しましょう。
ハイエンドモデルのコスパが特に優れている
GPU | 価格 |
---|---|
Radeon RX 7900 XTX | 156,000円 |
GeForce RTX 4080 | 167,706円 |
2024年5月時点
価格参照元:価格.com
Radeonは、ハイエンドモデルのコスパがとくに優れています。
4Kゲーミングに対応した高性能グラボ「RX 7900 XTX」と、「GeForce RTX 4080」の価格を表で比較してみました。
表を見てわかるとおり、同程度の性能でもRadeonは1万円以上安く購入できるので、GeForceにコスパ面で勝っているのは間違いありません。
性能とともに、安さも重視するならRadeonを選びましょう。
動画視聴に最適な「AMD Fluid Motion Frames」を備える
「AMD Fluid Motion Frames」とは、AMDが開発したフレーム補完技術です。
AMDのソフトウェアドライバーに直接組み込まれており、フレームレートを向上してスムーズな動きを表現する役割があります。
とくに、動画再生では滑らかな映像を表現することが期待できるので、最高の映像体験ができること間違いありません。
趣味や仕事で頻繁に動画を再生する機会がある方は、ぜひ「AMD Fluid Motion Frames」を試してみてください。
Radeonは相性問題が起きやすいグラボって本当?
Radeonが他のグラボと比較して、特別相性問題が起きやすいということはありません。
以前まではRadeonがIntel製CPUや他社製アプリケーションと合わずに動作不良を起こすケースが多かったようですが、現行のモデルではかなり改善されています。
なお、相性問題は実のところ本当に相性の問題なのかが特定しにくく、原因がほかにあるケースも。
たとえば、グラボを交換したタイミングで前のグラボのドライバを削除し忘れると、動作不良を起こすケースがあります。
Radeon FSR対応のゲームは?
Radeon FSRとは、AMDが提供しているゲームの画質向上技術です。
レンダリング解像度を下げてパフォーマンスを確保したあと解像度を向上して、画質をネイティブ(最も鮮明に表示される解像度)に近いレベルまで向上させています。
Radeon FSR対応のゲームは以下にまとめました。
Radeon FSRを使えば、グラフィック体験がさらに向上するので、ぜひ試してみてください。
Radeon搭載パソコンがおすすめなのはどんな人?
- コスパのよいグラボを探している人
- 滑らかな映像体験を求めている人
- 色彩表現を重視している人
- NVIDIA社製のグラボにこだわりがある人
- リアルタイムレイトレーシングを活用したい人
- ドライバの安定性を重視している人
Radeon搭載パソコンは色彩表現に優れているので、映像編集をはじめとしたクリエイターの方におすすめです。
また、FSRなどの高度な映像技術も備わっているため、ゲームや動画の視聴など、趣味用途で使いたい方にも向いています。
更新が多い分ドライバの安定性ではNVIDIA社のGeForceに若干劣りますが、差は以前ほどありません。
とくに、Radeon搭載パソコンはコスパ面で優秀なため、できる限り購入予算を抑えたい方はチェックしてみてください。
Radeon搭載のおすすめモデル
ここからは、Radeon搭載パソコンのおすすめモデルを3つご紹介します。
コスパに優れたモデルを中心に紹介するので、ぜひPC選びの参考にしてください。
オフィスワークでの利便性を求めるなら「mouse CA-A5A01」
グラフィックス : Radeon グラフィックス
メモリ : 16GB
ストレージ :256GB (NVMe)
- オフィスワークを快適にこなせる
- コンパクトサイズで場所を取らない
- 価格が安い
- 高度なクリエイター業務には向かない
- PCゲームのプレイは厳しい
Radeonグラフィックス内蔵CPUを搭載した、幅広い用途で使えるデスクトップPCです。
インターネットや動画の閲覧など、マルチタスクもサクサクこなせるので仕事や趣味が捗ります。
また、コンパクトサイズで場所をとらないので、デスク上のスペースに余裕がない方でも問題ありません。
オフィスワークや動画の閲覧などに適した、ちょうどよいスペックのPCが欲しい方におすすめです。
ゲームを快適にプレイするなら「NEXTGEAR JG-A5A60」
グラフィックス :Radeon RX 7600
メモリ : 16GB
ストレージ :1TB (NVMe)
- オンラインゲームをフルHD60fps以上でプレイできる
- 価格は比較的安い
- 配信にも挑戦できるスペック
- 4Kゲーミングは厳しい
- もっと高性能なゲーミングPCが存在する
グラボに「RX 7600」を搭載した、エントリークラスでもややハイスペックなゲーミングPCです。
オープンワールド系のオンラインゲームをフルHD60fps以上でプレイできるほか、「Apex Legends」などのFPSゲームならフルHD240fpsを目指せます。
なお、CPU・GPUともにAMD製のため、性能の割に価格はそこまで高くありません。
PCゲームを快適にプレイできる、コスパのよいゲーミングPCを探している方におすすめです。
動画編集で使うなら「DAIV FM-A5A60」
グラフィックス : Radeon RX 7600
メモリ :32GB
ストレージ :1TB (NVMe Gen4×4)
- 動画編集などのクリエイター業務をサクサクこなせる
- DDR5対応でデータ転送が速い
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
- 価格はやや高い
- 3Dレンダリングなどの高度な業務では処理能力が落ちる
Ryzen 7000 シリーズのプロセッサーを搭載した、高性能なクリエイターPCです。
動画編集などのクリエイター業務を快適に処理できるスペックを備えているほか、データ転送速度を早めるDDR5の技術に対応しています。
とくに、画像や動画を転送する機会が多いクリエイターにとっては、役立つこと間違いありません。
動画編集者やイラストレイターをはじめとした、クリエイターの方におすすめです。
Radeonの評判まとめ
- Radeonは価格の安さに関する良い評判が多い
- 悪い評判のほとんどはすでに改善されている
- コスパを重視するならRadeon搭載PCがおすすめ
Radeonは、一部「やめとけ」といった悪い評判が出回っていましたが、現在では悪い評判の原因がほとんど解消されています。
むしろ、性能に対する価格の安さでは他社のGPUを上回っているので、コスパのよいPCを探している方にはRadeon搭載PCがおすすめです。
Radeon搭載PCを購入する際は、ぜひ本記事で紹介したおすすめモデルをチェックしてみてください。
他にも当サイトでは「【2023年11月最新】ゲーミングPCおすすめランキング」を紹介しているため、あわせてお読みください。