「ゲーミングPC」おすすめ電源ユニットの選び方

「ゲーミングPC」おすすめ電源ユニットの選び方 | 電源をカスタマイズできるBTOショップと推奨電源を紹介!

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おすすめ電源ユニットはBTOショップから!

ゲーミングPCを購入するとき、電源ユニットは「もっとも重要視すべきパーツ」といっても過言ではありません。

ゲーミングPCを構成するあらゆるパーツの中で最も壊れやすいのが「電源ユニット」だからです。

厄介なことに、「電源ユニット」は壊れたらPC全体に大きな被害をもたらします。何も理解せずに安物の「電源ユニット」を使うとゲーミングPCが性能を発揮できなかったり、寿命を縮めたりします。

この記事では「電源ユニットで失敗しない方法」を紹介します。
他のパーツとセットでPCを知りたいという方は「おすすめゲーミングPC」をご覧ください。

「ゲーミングPC」用おすすめ電源ユニット

ゲーミングPCを1から作る「自作派」向けに、評価の高い電源ユニットをいくつか紹介します。

いずれもBTOショップで採用されている有名ブランドばかりなので安心です。

Seasonic PRIME Ultraシリーズ 650W SSR-650TR

最新ゲームをプレイするのに必要十分な650Wと、80PLUSで最上位のTITANIUM評価、そして静穏性など、さまざまなアピールポイントのある製品ですが、最大の売りはなんといっても【12年間の長期交換保証】です。

これで故障や電源トラブルの心配からは解放されます。

必要ケーブルはすべてそろっているので、何かを買い足す必要もありません。

Cooler Master V850 GOLD 850W

自作PCにおいて大きな支持を得る有名ブランドCooler Masterの電源ユニットです。

静穏性と安定性が高く評価されており、保証期間も10年とかなり長めです。

これだけ売れてレビューでほとんどクレームがないあたりも信頼性を示しているのではないでしょうか。

玄人志向 電源 KRPW-BKシリーズ

圧倒的なコスパで、BTOショップで使われているというより、自作PC用パーツとしてよく見かける「玄人志向」の電源ユニットです。

大型ヒートシンクが搭載されているだけあって、発熱で壊れたり熱暴走したりといったことはまずありません。

耐久性という意味では随一なので、「電源ユニットとマザーボードが同時に壊れた!」なんて最悪な事態はもう想像しなくていいでしょう。

一方、ネガティブな評判は、「コイル鳴き」=ノイズがうるさいということ。一部環境次第で磁力による振動でノイズが発生するようです。

幸い、3年保証があるので深刻な問題ではありません。

「ゲーミングPC」用電源ユニットの失敗しないおすすめの選び方

「ゲーミングPC」用電源ユニットの失敗しないおすすめの選び方

by:Corsair/Ark Tech

電源ユニットは、外部から入ってくる電流を変換しPCに電力を供給してくれる装置です。

CPUやGPUを人でいう頭脳とするならば、電源ユニットは電力という血液を送り出す心臓といえるでしょう。

つまり、電源ユニットに不具合が生じると、十分な電力がPCに供給されず、ゲーミングPCは本来の力を発揮できません。

ゲーミングPCの動作の根幹を担っているパーツですから、非常に重要です。ここでは、電源ユニットの特性と、正しい選び方について説明していきます。

ゲーミングPCは電源選びが一番大事

ゲーミングPCは電源選びが一番大事

via:マウスコンピューター

ゲーミングPCに詳しい人のほとんどが「電源ユニットは良いものを使え」と言います。
私もはじめてゲーミングPCを購入するときに、友人から同じようなアドバイスを受けたことがあります。

そのときは「CPUやGPUにお金をかけるから、電源ユニットは安いのでいいや」とアドバイスを参考にしませんでした。しかし、すぐに後悔することになります。

なんと、私のゲーミングPCは、電源ユニットの故障が原因となり、わずか1年半で使い物にならなくなってしまったのです。結果として、電源ユニットをケチったばっかりに、より多くの費用がかかることになりました。

ゲーミングPCは電源ユニット選びが一番大事といわれる理由は、私の経験のように電源ユニットの不具合がPCの故障に大きく関係しているからです。

電源ユニットは電力を供給するという特性上、マザーボードを起点にすべてのパーツと繋がっています。そのため、過電流などで電源ユニットが故障すると他のパーツを巻き込んで故障する場合があるのです。

特にマザーボードが故障した場合は悲惨で、最悪PCが使用不能になってしまいます。そのため、以前の私のように電源ユニット選びは妥協してはいけません。

過電流とは
過電流は配線のショートや電力の使い過ぎによる過負荷によって引き起こされます。
電源容量を超えた電力が流れるため、熱が発生し故障に至る可能性があります。
落雷などではは瞬間的に3000W~4500Wもの電流が流れて過電流を起こすため、パソコンの故障に繋がります。

ゲーミングPCの電源は500W~1000Wがおすすめ

ゲーミングPCの電力は、500W~1000Wを確保しておくのがよいとされています。

ゲーミングPCは通常のPCに比べて高性能なCPUやGPUを搭載しているため、より多くの電力が必要となります。

必要電源容量については、自分が選んだパーツによって変化してきますが、目安として使用電力の2倍の電力を確保しておきましょう。

近年、GPUの高性能化に比例して、消費電力も増えています。そのため、将来的に換装や増設をすることを考えると、大きな電源容量を確保しておくことは、パーツ選択の幅を広げることにもなります。

現在使用しているパーツだけでなく、将来的なカスタマイズを考えた、十分な電源容量の確保をしておきましょう。

電源計算で必要ワット数を見つけよう

電源計算で必要ワット数を見つけよう

PCの具体的な電源ユニットの必要ワット数はeXtreme Outer Visionというサイトから算出することができます。

搭載予定のパーツをすべて入力し「CALCULATE」を押すと「Results」の画面がでてきます。

「Load Wattage」が必要ワット数、「Recommended PSU Wattage」が推奨電源容量となっています。

さきほど説明したように、推奨電源容量が必要ワット数の2倍になっていると思います。

簡易的になりますが、ドスパラの「電源容量計算 システム構成選択」からでもお勧め電源容量を算出できます。

「80PLUS」電力変換効率とは何か(シルバー、ゴールドなど)

BTOパソコンショップのドスパラによる「80PLUS」の解説。節約できると言っても年単位の話

電源ユニットを選んでいると「80PLUS」(電力変換効率)という項目が目に入ります。

これは、コンセントからの交流電流に対して、一定の出力時に80%以上の電力変換効率を実現している、という「省エネ」を表す指標です。

品質に関しては「スタンダード」から「チタン」のランク分けがされており、上になればなるほど電力変換効率が上昇します。

たとえば500Wの電源ユニットを使用していると仮定します。
電力変換効率が80%なら400Wを電力として使用し、100Wを損失しています。
電力変換効率が90%なら450Wを電力として使用し、50Wを損失しています。

このように、「80PLUS」電力変換効率を参照すれば、電源ユニットがどの程度PCへ電力を供給できるかを知ることができます。

では、損失した電力はどこへいっているのでしょうか。それはズバリ「熱」となっています。
つまり、「80PLUS」電力変換効率の表記がない製品はそれ以上の熱を発生させることになります。電源ユニットの発熱は故障の直接的な原因となるため、「80PLUS」表記のない製品の購入は避けたほうがいいでしょう。

ゲーミングPCの古い電源ユニットは壊れやすい?寿命が来る前に交換しよう

古い電源ユニットは壊れやすい?

私は自分のゲーミングPCが故障したとき、友人から「ゲーミングPCの電源ユニットは普通のPCの電源と比べて壊れやすいの?」と聞かれたことがあります。また、ネット上でも同様の質問をよくみかけます。

結論から述べると、そもそも一般的に、ゲーミングPCに限らず電源ユニットは故障しやすいパーツなのです。

私は、過去3回PCを故障が原因で買い替えていますが、そのうち2回は電源ユニットの故障によるものでした。内容は、PCを使用中に突然シャットダウンされたのち、PCの電源がつかなくなるという症状でした。

このようなトラブルを避けるためにも、古くなった電源ユニットは早めに交換しておきましょう。

電源ユニットの寿命はPCの動作などからある程度知ることができます。

  • PCがいきなりシャットダウンした
  • ブルースクリーンやフリーズを繰り返す
  • 電源を押しても起動しないことがある
  • PCの電源ユニットのファンから異音がする

以上のような症状が現れた場合は電源ユニットの寿命が近いと考えられます。

電源ユニットは、使用すればするほど故障のリスクが高くなる消耗品です。少しでも異常を感じたら、古い電源ユニットは交換するようにしましょう。

ゲーミングPCの電源はBTOショップ採用メーカーがおすすめ

ゲーミングPCの電源はBTOショップ採用メーカーがおすすめ

電源ユニットに関しては、コンピューターに知識のあるユーザーほど有名メーカー製を好みます。

電源ユニットを選ぶとき、有名なBTOショップで使われている電源であれば品質には問題ないと言えるので安心して購入することができます。

最近は、搭載している電源ユニットのメーカーを確認できるBTOショップも増えてきました。

たとえばドスパラでは買いたいゲーミングPCの「構成内容を確認する」から「CORSAIR」や「Seasonic」など、評価の高いメーカー製の電源を確認できます。

おすすめ電源ユニットはBTOショップから!

安物電源ユニットの問題点

安物電源ユニットの問題点

実は、電源ユニットの製造難易度は高くありません。

そのため、多くの企業が電源を販売しています。だからこそ、安価な電源ユニットには注意が必要です!

安い電源ユニットは電気変換効率が悪く、発熱や騒音が激しいだけでなく電源ユニットの寿命が短いものが多いです。
また、発熱による故障は他のパーツを巻き込むだけでなく最悪の場合、火災の原因にもなります。

そうなると、さきほど説明した「80PLUS」電力変換効率を見れば大丈夫と思いがちです。しかし、残念ながらそうではありません。

「80PLUS」電力変換効率はあくまで電力効率を審査しているのであって、製品そのものの安全性や耐久性を保証しているものではないからです。

電力ユニットは使用してみないと、不良品かどうかを判断することが難しく不具合が起きてからでは遅い場合があります。

80PLUSの審査時だけちゃんと製品を作ってクリアし、その後粗悪な製品を出している悪質なメーカーもあるため、安価で発売している怪しげなメーカーなどからは購入しないのが得策です。

もちろん、怪しげなメーカーかそうでないかを見極められる上級者なら気にする必要はありませんが、初心者は素直にBTOショップからゲーミングPCもしくはパーツを探しましょう。

おすすめ電源ユニットはBTOショップから!

グラボ別・おすすめ電源容量

例として、ドスパラのゲーミングPCをグラボ別に分けて、どういった電源を使っているかをチェックしてみましょう。

ガレリア RM5R-G60
ガレリア RM5R-G60
CPU : Ryzen 5 3500
グラフィック :GTX 1660
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 512GB NVMe SSD
ドスパラで詳細・価格を見る

GTX 1660を搭載した、ゲーミングPCの中では比較的低スペックな「ガレリア RM5R-G60」はデフォルトで「550W 静音電源 (80PLUS BRONZE)」を搭載しています。

「ガレリア RM5R-G60」はカスタマイズによって「Enhance 800W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1880)」や「Seasonic 750W 静音電源 (80PLUS GOLD / FOCUS-GX-750S )」に変更可能です。今後GPUやメモリを増設することを視野に入れるなら変更しておくといいでしょう。

ガレリア ZA7R-R38
ガレリア ZA7R-R38
CPU : Ryzen 7 5800X
グラフィック : RTX 3080 10GB
メモリ : 16GB DDR4 SDRAM
ストレージ : 1TB NVMe SSD
ドスパラで詳細・価格を見る

関連記事 「ガレリア ZA7R-R38」実機レビュー

RTX 3080を搭載している「ガレリア ZA7R-R38」は「750W 静音電源 (80PLUS GOLD)」がデフォルトです。

GPUやメモリを見る限り850Wはあってもよさそうですが、やや控えめな電源容量となっているようです。

これもカスタマイズで「Enhance 800W 静音電源 (80PLUS TITANIUM / ATX-1880)」や「Seasonic 850W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / FOCUS Plus SSR-850PX )」に変更可能です。

RTX 3080を買うようなゲーマーなら今後パーツの増設や交換もするでしょうから、電源は最初からより容量の大きいものにカスタマイズしておいても損はありません。

ガレリア UA9C-R39
ガレリア UA9C-R39
CPU : Core i9-12900K
グラフィック : RTX 3090 24GB
メモリ : 32GB DDR5 SDRAM
ストレージ : 1TB Gen4 NVMe SSD / 2TB HDD
ドスパラで詳細・価格を見る

現行ハイエンドモデルの「RTX 3090」搭載の「UA9C-R39」の電源は「850W 静音電源 (80PLUS GOLD)」となっています。

ハイエンドモデルの中では十分な電源容量ではありますが、変換効率をより高めるためにグレードをあげるのもおすすめです。

RTX 3090クラスから乗り換えることはあまり少ないですが、今後発売されるRTX 4000シリーズに向けて、電源容量をアップグレードしておくのもカスタマイズ幅が広がるので選択肢のうちの一つです。

電源ユニットをカスタマイズできるおすすめBTOショップ

ここでは電源ユニットをカスタマイズできるBTOサイトを紹介します。

ドスパラ GALLERIA

ドスパラのホームページ

ドスパラのホームページ

ドスパラは「Enhance」「SILVERSTONE」「Seasonic」など、有名なメーカーを多数採用しています。80PLUSに関してもGOLDからPLATINUMまでグレードの高いものが多く、安心してカスタマイズできます。

また、ドスパラでは電源ユニット単体での販売も行っているので、自作用にも便利です。


ドスパラについては以下の記事で評判・評価をまとめているので、そちらも参考にしてください。

関連記事 ドスパラの評判を徹底調査 ゲーミングPCのお得な買い方も解説

マウスコンピューター G-Tune

マウスコンピューターの評価・評判を徹底調査!

マウスコンピューターのホームページ

マウスコンピューターのゲーミングPCに電源ユニットのメーカー表記はありませんが、発熱の大きいPCモデルでは電源ユニット独立で専用エリアを作って冷却するなど、できる限り熱源から離しているようです。


マウスコンピューターについては以下の記事で評判・評価をまとめているので、そちらも参考にしてください。

関連記事 マウスコンピューターの評判・評価を徹底調査!G-Tune製ゲーミングPCのお得な買い方も解説

フロンティア GAMERS

フロンティア GAMERS

フロンティアは電源ユニットのメーカー表記はありませんが、日本製コンデンサを使用した80PLUS GOLDの電源ユニットが選択可能です。


フロンティアについては以下の記事で評判・評価をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

関連記事 フロンティアの評判を徹底調査 ゲーミングPCのお得な買い方も解説

ツクモ G-GEAR

ツクモ G-GEAR

ツクモはドスパラと同じくメーカー名を表示しています。「Seasonic」や「Enermax」の高品質な電源ユニットを選べます。


サイコム G-MASTER

サイコム G-MASTER

サイコムは玄人向けのショップだけあって、「SILVERSTONE」に加え、ドスパラやツクモにはない「Fractal Design」や「Corsair」といったメーカーの電源ユニットにカスタマイズできます。

自作や細かいカスタマイズに慣れている人にはおすすめです。


「ゲーミングPC」用電源ユニットの選び方まとめ

  • 最重要パーツの電源ユニットは良いものを使う
  • ゲーミングPCには電源容量が大きく、電力変換効率の良い電源ユニットがおすすめ
  • 故障するので安価な怪しいメーカーの電源ユニットは買わない
  • BTOショップで取り扱っているメーカーは信頼できる

今回は、ゲーミングPCを購入するときに最も重要な電源ユニットの選び方について解説しました。

電源ユニットを選ぶときには以上のことに気を付ければ、失敗することはありません!

BTOショップで電源を含めた他のパーツごとゲーミングPCを購入しようと考えている方は、以下のページから「おすすめゲーミングPC」を探してみてください。

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