ゲーミングノートPCをおすすめしない理由

【注意】ゲーミングノートPCをおすすめしない理由 購入検討者向けにデメリットを解説

ゲーマーなら誰でも一度は高性能かつコンパクトなゲーミングノートPCの購入を検討したことがあるのではないでしょうか。

しかし、いざネットで調べてみるとゲーミングノートPCの悪評がたくさんでてきます。それもそのはず、ゲーミングノートPCはおすすめできないのです。正確には”最近までは”おすすめできませんでした!

ではなぜ「最近までおすすめできなかったのか」?その理由も踏まえて、ゲーミングノートPCを購入するにあたって知っておきたいメリット・デメリットを解説していきます。

具体的なおすすめゲーミングノートPCモデルについて知りたい方は以下のページからどうぞ。

関連記事 ゲーミングノートPCおすすめランキング|初心者向けにノートパソコンの「失敗しない選び方」を解説

2015年以前のゲーミングノートPCはおすすめしません

2015年以前のゲーミングノートPCはおすすめしません

単刀直入に言うと、2015年以前のゲーミングノートPCはおすすめしません。

理由としては「デスクトップPCとの圧倒的な性能差」が挙げられます。
普段使いの便利さはノートPCの方がもちろん上ですが、2015年以前はスペックの都合でデスクトップPCを使用せざるを得ない場合が多々ありました。

筆者も2010年にPCを購入する際、性能面でデスクトップPCを選ぶことになりました。
2015年以前のゲーミングノートPCには、「持ち運びやすい」「場所を取らない」といったメリットを加味しても覆せないほどの性能差がデスクトップPCとの間にあったのです。

ではなぜ、”2015年以前”なのでしょうか。

その理由は、NVIDIAの開発しているGPUに関係しています。
GPUは3Dグラフィックスなどの画像描写を担っている、PCでゲームをプレイするにあたって最も重要なパーツです。
GPUの性能が低いと快適にゲームをプレイすることができません。

NVIDIAは2016年、「Maxwell」を拡張・進化させた「Pascal」というGPUアーキテクチャを使用した「GeForce 10」シリーズをゲーミングノートPCに搭載しました。

「Pascal」は従来のGPUに比べ、3倍以上の性能を出すことに成功しました。これによってゲーミングノートPCの性能はついにゲーミングデスクトップPCに迫ることとなったのです。

つまり、「Pascal」以前に発売されたゲーミングノートPCとそれ以降のゲーミングノートPCは、性能面で全くの別物と言えます。

「Pascal」以降の最新ゲーミングノートPCが欲しい人は以下の記事から探してください。

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ゲーミングノートPCのデメリット

ゲーミングノートPC デメリット

ここからはゲーミングノートPCのデメリットについて解説していきます。

デスクトップPCは「PC」「モニター」「キーボード」「スピーカー」とバラバラになっていますが、ゲーミングノートPCはコンパクトなサイズにさまざまなデバイスが詰まっています。
これにはメリットとデメリットの両方があるのですが、かつてはどうしてもデメリットの方が目立ちがちでした。

ゲーミングノートPCのデメリットを知ることで、許容できるレベルなのかを判断し、ゲーミングノートPCの購入検討に役立ててください。

ゲーミングノートPCはカスタマイズできない

ゲーミングノートPCはデスクトップPCと違い、原則としてパーツ交換などのカスタマイズができません。

正確に言えば、モニターやキーボードといった外部デバイスに関しては、追加で接続することはできます。
10年以上前の話ですが、筆者はノートPC専用キーボードの打鍵感が気に入らず、外付けのキーボードを付けてゲームに使用していたこともありました。

こういった外部パーツとは違い、内部パーツはほぼカスタマイズ不可能といっていいでしょう。
つまり、GPUやCPU、メモリをアップグレードしにくいゲーミングノートPCは、新しいパーツやそれに対応したゲームがリリースされるにつれて時代遅れになりやすいのです。

筆者は2008年に当時としては最新のゲーミングノートPCを購入しましたが、ゲームのグラフィックの向上に伴った要求スペックの上昇で、4年ほどでゲーミングノートPCのスペックがやりたい新作ゲームに追い付かなくなり再度ゲーミングノートPCを購入するハメになりました。

ゲーミングノートPCを購入する際は長く使用することを想定し「最初から高スペックのものを選ぶ」か、もしくは時代遅れになってもいいと割り切り、購入しなおすことを前提で「できるだけ安いものを買う」どちらかがおすすめです。

補足
当時のゲーミングノートPCとは違い性能が飛躍的に向上した最新モデルに関しては、4年でスペックが追い付かなくなるということはありませんのでご安心ください。

ゲーミングノートPCはディスプレイが小さい

ゲーミングノートPCはディスプレイが小さい

ほとんどのゲーミングノートPCのモニターサイズは15.6インチ前後で作られています。

通常のデスクトップPCのモニターと比べて「小さすぎる」ということはありませんし、ゲームプレイに支障が出ることもありません。

しかしモニターサイズの関係上、PC版『DEATH STRANDING』などに実装されている、21:9のウルトラワイドモニター対応のモードはプレイできません。
このような例はごく一部ですが、プレイしたいゲームが決まっている場合は購入するゲーミングノートPCのモニターサイズには注意したほうがいいでしょう。

17.3インチのゲーミングノートPCならウルトラワイドモニターとまではいかずとも、かなり広い画面でゲームを楽しめます。詳しくは以下の記事でインチ別にゲーミングノートPCの画面サイズを解説しています。

関連記事 ゲーミングノートPCを最大限に活かす画面サイズの選び方を解説

どうしても23インチ以上の大画面でゲームがしたい場合は外部モニターに接続して遊ぶこともできます。
せっかく高性能なゲーミングノートPCを使用しているのですから、通常のモニターではなくゲーミングモニターを選択するようにしましょう。

関連記事 初心者におすすめ!144Hzゲーミングモニター5選

ゲーミングノートPCは発熱しやすい

ゲーミングノートPC 発熱

ノートPCはそのコンパクトさから、部品同士の位置が近く動作による電子摩擦で発熱しやすいとされています。

それに加えて、ゲーミングノートPCは通常のノートPCと比べ、はるかに高性能なCPUやGPUを搭載しているため、長時間使用していると冷却が追い付かず発熱してしまいます。

発熱が進むと「熱暴走」してPCが本来の動作をできなくなるばかりか、PCの寿命を縮めてしまうことにもなります。

もっとも、これも最新機種であれば問題ありません。最近のゲーミングノートPCは電力消費と発熱量を最小限に抑えるようになっているため、「何時間もゲームをやっていたらキーボードで低音火傷した」なんてことは今はもう起こりません。

それでも冷却対策をしておきたい方、古いゲーミングノートPCを使っている方は以下の記事でゲーミングノートPCの発熱対策をまとめているのでチェックしてみてください。

関連記事 ゲーミングノートPC、最大の欠点「熱暴走」に注意

ゲーミングノートPCは価格が高い

ゲーミングノートPC 価格

ゲーミングノートPCは小型化された専用パーツを多く使用している上、高性能な冷却装置を使用しているため価格が高いと言われています。

高性能なPCは高く、低性能なPCは安い。これはデスクトップもノートも同じですが、同スペックのデスクトップPCとノートPCの価格を比べたらノートPCの方が値が張るのは間違いありません。

とはいえ、周辺機器なども含めたトータルコストではゲーミングノートPCの方が安上がりになるケースもあります。これは「ゲーミングノートPCはコストパフォーマンスが良い」で検証しています。

ゲーミングノートPCはバッテリー時間が短い

ゲーミングノートPC バッテリー

ゲーミングノートPCはバッテリー式のため、定期的もしくは持続的な充電が必須です。

昔筆者が使用していたゲーミングノートPCは、電源をつなげていないときの連続使用時間が2時間以下でした。
そのため、ゲームに夢中になってうっかり充電を忘れていると肝心なところで電源が落ちたり、作業中のファイルを保存していなかったりといったアクシデントはしょっちゅうでした。

最近のゲーミングノートPCは省電力性が大きく向上しており、最新モデルのゲーミングノートPCであれば5時間の連続使用、中には10時間もの連続使用を可能にしているモデルもあります。

ただし、ものによってはコストダウンのために連続使用時間が3時間程度のゲーミングノートPCもまだまだ存在するので、購入前には必ずスペック表を確認しておきましょう。

ゲーミングノートPCは性能が低い

ゲーミングノートPCには小型化されたモバイルGPUが搭載されています。

以前のモバイルGPUは発熱量や消費電力を抑えるためにクロックを抑えたスケールダウン版で、デスクトップPCに搭載されているGPUと比べかなり性能が低いものになっていました。
しかし、2016年以降のモバイルGPUからその差は急速に縮まることになります。

NVIDIAはデスクトップ用GPU「RTX2080」とノート用GPU「RTX2080 Max-Q」を発売しています。人気バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』を例にこの2つの性能差を比べてみましょう。

apex legends ノート デスクトップ 性能差

4K設定や最高画質だと、デスクトップのほうがかなり有利になるのは事実です。しかし、『Apex Legends』の大半のプレイヤーが設定している「low」設定では両者に全く差がない、どころかノートPCが上回っていることがわかります。

このようにデスクトップ型とノート型の性能差は縮まったのは2016年からです。
最新のゲーミングノートPCを購入することを心がければ、性能は問題になりません。

『Apex Legends』の推奨スペック程度のゲーミングノートPCであれば10万円ほどで手に入ります。以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事 Apex Legends おすすめゲーミングノートPC

ゲーミングノートPCは重い

ゲーミングノートPC 重い

ゲーミングノートPCは通常のノートPCと比べてかなり重い、というイメージが強いと思います。
しかし、ゲーミングノートPCも近年の薄型ブームで、15インチサイズのモデルでも2キロ前後と、持ち運ぶのに問題ない重量になっています。

一方、通常のノートPCはモバイルノートPCが発売されるなど更なる軽量化が進んでいます。
ゲーミングノートPCはモバイルノートPCほどの軽量化はされていないので、「いつでもどこでも持ち運べる」レベルの軽さを期待するとがっかりするかもしれません。

ゲーミングノートPCはメンテナンスが難しい

ゲーミングノートPC メンテナンス

ゲーミングノートPCのデメリットとして、最も注意しなければならないのが「メンテナンスが難しい」ことです。

ゲーミングノートPCは耐久性や冷却性能を維持しながら薄型化・軽量化を実現しています。
そのため緻密な内部構造になっており、知識がない素人の分解・メンテナンスは不可能といっていいでしょう。

筆者はPC作業中によくコーヒーを飲みますが、キーボードにコーヒーをこぼしたことがありました。その時は故障は回避しましたが、本体とキーボードが一体化しているゲーミングノートPCに液体がかかって入り込むと、それだけでPCに不具合が生じる可能性があります。

表面的な汚れならエアダスターなどを使用することで素人でも簡単に掃除できますが、もし少しでもゲーミングノートPCの調子が悪くなったら専用の業者によるメンテナンスが必要になります。

ゲーミングノートPCの近くで飲み食いすること自体危険なので控えたほうがいいでしょう。

中古ゲーミングノートPCは故障に注意

中古ゲーミングノートPC 故障

中古ゲーミングノートPCには見えない不具合が隠されているかもしれません。それを購入前に発見するのは困難です。

バッテリーの寿命が極端に短くなっていても見ただけではわかりません。せっかく購入したのに電源ケーブルがないと使用できないのは、ノートPCの長所が活かされておらず残念ですよね。

そのほか、GPUやCPU、メモリなどに故障があったとしても、ゲーミングノートPCは故障したパーツだけを自力で交換するといった方法がとれません。
業者に頼んで修理するとしても結局新品を買ったほうが安上がり、なんてことにもなりかねません。

中古のゲーミングノートPC購入にはかなりのリスクがあるということは覚えておきましょう。

当サイトの「ゲーミングノートPCおすすめランキング」では最新のゲーミングノートPCのみを厳選してランキング化しています。

ゲーミングノートPCのメリット

ゲーミングノートPC メリット

ここからはゲーミングノートPCのメリットについて解説していきます。
デメリット部分を許容できれば、いまから解説するメリットによって快適にゲーミングノートPCを利用することができます。

ゲーミングノートPCは家庭用機よりも性能が上

ゲーミングノートPC 家庭用機 比較

ここ数年は日本でも、家庭用で発売されたゲームがPC版として発売されるのが当たり前になってきました。
PC版は、PCの高いスペックを活かして家庭用機版よりも高解像度かつ高フレームレートでプレイできるのが魅力の一つです。

家庭用機よりもコンパクトなゲーミングノートPCですが、基本スペックは家庭用機を上回っています。

筆者は格闘ゲームの『鉄拳』や『ストリートファイターV』を長年プレイしていますが、近年の格闘ゲームでは通信速度や対戦中のラグの少なさを重視して家庭用機よりもPCでのプレイが推奨されています。格闘ゲームのほとんどのプロプレイヤーがPC版を利用していることからも、性能の違いがわかります。

また、プロプレイヤーが海外の大会に出る際、宿泊先のホテルや移動中にゲームの練習をすることがあります。家庭用機は大きく重いので持ち運びに適していません。
そこで、家庭用機よりもスペックも高く持ち運びに適したゲーミングノートPCが多く利用されています。

ゲーミングノートPCはコストパフォーマンスが良い

デメリットの項目で「ゲーミングノートPCの価格の高さ」を挙げましたが、周辺機器の費用は安く抑えることができます。
というのは、デスクトップ型を選択した場合、キーボードやモニターといった周辺機器を多くそろえる必要があるからです。

デスクトップPCとノートPCの両方を購入した経験のある筆者なりの目安がこちらです。選定基準は「ほとんどのゲームの推奨スペックを上回るPC+高性能ゲーミングデバイス」です。


デスクトップPCの場合 ・デスクトップPC本体(約13万円)
・ゲーミングモニター(約3万円)
・キーボード、マウス(約3万円)
・ヘッドセット(約2万円)
計21万円
ゲーミングノートPCの場合 ・ゲーミングノートPC本体(約16万)
・マウス(約1万円)
・ヘッドセット(約2万円)
計19万円

結果としてゲーミングノートPCを選択したほうが計2万円もコストを抑えられる計算になっています。

実際にかかるコストはどんなゲームを遊びたいかによっても変わりますが、トータルコストを考えるとゲーミングノートPCの方が安くなる場合があります。

「ゲーミングノートPCと同時に買うべき周辺機器」と「必須ではないけどあると便利な周辺機器」を以下の記事でまとめてあるので、ゲーミングノートPCを買う際は一緒に購入することを検討してください。

関連記事 ゲーミングノートPCと一緒に買うべきおすすめ周辺機器リスト

ゲーミングノートPCは場所を取らない

ゲーミングノートPC 場所

ゲーミングノートPCはデスクトップPCに比べ、場所やスペースが問題になることはほぼありません。

筆者は一人暮らしを始める際、部屋の景観や設置場所の関係からゲーミングノートPCを選択しました。
その後デスクトップPCも購入することになるのですが、配線やモニター、PCデスクなどの設置で部屋全体の模様替えを必要とするほどでした。

ゲーミングノートPCは「PC周りのスペースを大きく使える」のも大きなメリットです。

『フォートナイト』のようなゲームはマウスを大きく動かす必要があり、それに対応した大きなマウスパッドを置かなければなりません。
デスクトップPCだと周辺機器や設置場所の関係で様々な制約がありますが、ゲーミングノートPCならば大きくスペースを使用することができるので気にすることはありません。

ゲーミングノートPCは持ち運びやすい

ゲーミングノートPC 持ち運び

ゲーミングノートPCはリビングや寝室など自宅内の様々な部屋だけでなく、学校やビジネスシーンでも高スペックなPCを操作できる点が魅力の一つです。

たとえばドスパラで販売されている「ガレリア GCR2070RGF-QC」の薄さは20.5mm(最薄部)、重量も1.87kgとゲーミングノートPCの中でもかなり軽く、バッテリーも最大10時間となっているため、充電を行えない環境においてもバッテリー残量を気にすることなく使用することができます。

ゲーミングノートPCをおすすめしない理由まとめ

ゲーミングノートPCは誰に向けた商品?
  • ゲームも、ゲーム以外の作業もしたい学生
  • 頻繁に出張する会社員
  • 自室に大きなスペースを取れない人
  • 自宅の色んな場所でゲームをしたい人

この記事ではゲーミングノートPCのメリット・デメリットについて解説してきました。

上で挙げたゲーミングノートPCのデメリットはあくまで2015年以前に発売されたゲーミングノートPCの欠点なので、近年はパーツの性能向上によってほとんどが解消されています。

しかし、「メンテナンスの難しさ」や「カスタマイズ性の低さ」というゲーミングノートPC特有の欠点は残ったままです。

ゲーミングノートPCのメリット・デメリットを十分に理解し、メリットを活かした使い方をすることがゲーミングノートPCで失敗しないためのコツです。

この記事を読んで「自分にはゲーミングノートPCが向いている」と思った人は、当サイトで作成した「ゲーミングノートPCおすすめランキング」を参考に購入を検討してください。

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