eスポーツ講師が教えるレレレ撃ちのやり方と対策 | 『Apex Legends』インファイト講座
当ページのリンクには広告が含まれています。
この記事は『Apex Legends』のタイマンで勝つのが苦手な人に向けて書いています。
筆者は以下の『Apex Legends』講座で基礎的なテクニックをまとめています。
ところが、実際はタイマンで必須の能力である「レレレ撃ち」「屈伸レレレ撃ち」にあまり触れていないではないか、という意見をいただきました。
- 1超初心者編
- 2初心者編
- 3中級者編
- 4中級者編
- 5
- 6中級者編
- 7
というわけで、この記事を通して「レレレ撃ちのやりかた」「レレレ撃ちの練習方法」「しゃがみレレレ撃ちの効果」「レレレ撃ちの弱点」「レレレ撃ち対策」これらすべてを解説します!
目次
『Apex Legends』で「レレレ撃ち」って何の意味があるの?
「レレレ撃ち」とは、相手の弾を左右に避けながら銃を撃つテクニックのことです。基本的に、遮蔽物がないor少ない場所でのインファイトで使います。
撃ち合いにおいて一番大事なのは「キルすること」ではなく「ダウンしないこと」です。
レレレ撃ちを使えるようになるとダウンしにくくなります。それだけでなく、「被弾が減る→戦闘終了後の回復時間が減る→回復中に漁夫に襲われても生き残りやすくなる」というメリットがあります。
実際にレレレ撃ちを使っている動画を例に解説します。
この動画は漁夫として詰めたシーンです。最初の敵は撃ち返される心配がなかったので、レレレ撃ちはせず立ち止まってエイムに集中してダウンを取りました。
敵に気付かれたあとはレレレ撃ちで被弾を減らしつつ奥にいる敵を削っています。
すると手前のレイスが前に詰めてくる音が聞こえたので、こちらはアビリティを使って奥にいた敵に詰めてとどめを刺しました。
もし撃ち合いになった段階でレレレ撃ちをしていけなければもっと被弾してしまい、奥に詰める判断はできませんでした。
こちらが回復しているうちに向こうも回復したり、最初にダウンした敵を起こされたりしたかもしれませんが、レレレ撃ちをしたおかげで最小限の被弾に抑えられたため、スムーズに戦闘に勝つことができました。
レレレ撃ちの方法【初心者向け】
レレレ撃ちのやり方はいたって簡単で、「左右に動きながら銃を撃つ」だけです。
レレレ撃ちをやる際に考えなければならない点は、「腰だめで撃つか覗き込みで撃つか」「レレレ撃ちしながらどうやって敵に弾を当て続けるか」「レレレ移動の幅」「相手がレレレ撃ちしてきたときの対策」です。
腰だめか?覗き込みか?
集弾率(命中率) | 移動速度 | |
---|---|---|
腰だめ | 低い | 速い |
覗き込み | 高い | 遅い |
腰だめと覗き込みの違いは「集弾率」と「移動速度の違い」です。
覗き込まずにレレレ撃ちした方が移動速度が速いので、そのぶん敵の弾を避けることができます。
15メートル程度の距離であれば、弾がバラけるのを気にせず腰だめでレレレ撃ちすれば弾を避けながら正確に敵に弾を当てることができます。
プロプレイヤーは覗き込みと腰だめを交互に使って限界まで弾を避けながらより多くの弾を敵に当てたりします。
ここで気を付けなければならないのが、武器ごとの集弾率の違いです。
この動画で「R-99」と「R-301」で集弾率を比較しています。
サブマシンガン(R-99)系統の武器は連射速度が速く横ブレが強いので覗き込まなければ弾を外してしまいますが、アサルトライフル(R-301)は集弾率が高いので覗き込まなくても安定して多くの弾を敵に当てることができます。
ただし、サブマシンガンの中でもボルトSMGは「連射速度が少し低く集弾率が少し高い」ため腰だめでも弾を当てやすいなど、武器の特徴に合わせて腰だめと覗き込みを使い分けることが重要です。
レレレ撃ちの弾が当たらない人は
当たり前ですが、レレレ撃ち中のエイムは立ち止まってエイムするより難しいです。
右に動いている時は左に照準をもっていかなければエイムはどんどん敵からずれてしまいます。 この時、自分の動く速度と敵の動く速度、エイムを動かす速度がしっかり一致しなければなりません。
エイム感度が自分の思っているより速かったり遅かったりすると動いている最中にエイムがずれてしまうので、射撃訓練場のbot相手でもいいので、まずは自分の移動速度とエイムが一致するよう練習しましょう。
ちなみに、「根本的にエイムが悪すぎて練習にもならない」と感じている方は、マウスや机の高さといった環境に問題がある可能性が高いです。
以下の記事ではかなり詳しくエイムの上達方法を解説しているので、一度目を通してみることをおすすめします。
レレレ撃ちしているのに弾を避けられない人は
レレレ撃ちは左右に動くきながら撃つだけですが、気を付けてほしいのが「レレレ撃ちの幅」です。
動画のように、左右の動きが細かすぎて相手がエイムを動かさなくても弾を当てられるような動きは意味がありません。
1発か2発避けるためだけにレレレ移動して自分のエイムが悪くなってしまっては本末転倒です。
特に意識してほしいのは「体一個半のレレレ幅」です。
レレレ移動している相手に対してR-99ワンマガジンを撃ってみました。
レレレ移動をするときに最も重要なのは「左右の切り返しのタイミング」です。
動画では切り返し三度目の左から右への移動中には弾が当たっていますが、それ以外は切り返しのタイミングでエイムが外れ、うまく弾を当てられていません。
切り返しのタイミングで反応してマウスを動かすのは本当に難しく、プロプレイヤーであってもレレレ移動する相手に「綺麗にエイムできたら嬉しい」レベルです。
レレレ撃ちしてくる相手の切り返しタイミングを読んで反応するのは重要ですが、それでも弾を当てるのは本当に難しいです。逆に言えば、自分がこのくらいの幅でレレレ撃ちすれば被弾しにくいということです。
レレレ撃ち対策
「レレレ撃ち」は基本的に近距離戦闘で発生します。なので、レレレ撃ち対策=近距離戦闘対策です。
最大のレレレ撃ち対策は、「相手がレレレ撃ちする前にショットガン2~3発で仕留める」ことです。
その他には、「敵が攻めてくるタイミングでポジションを移動してインファイトを避けて有利ポジションを取る」なども有効です。
動画の終わりでは敵のほうがアーマーが削れていますが、ポジションを変えられてしまったので詰めたくても詰められない状況になってしまっています。
一番ダメなことは、ダメージを受けたときに背中を向けて数メートル以上移動しようとすることです。
簡単に倒せてしまいます。
動画ではわざと露骨な逃げ方をしてもらっていますが、実はプラチナ帯ぐらいまでのランクだと接敵してから背中を向けて数メートルまっすぐに逃げてしまっている人が意外と多いです。
無理なんだから逃げるしかないでしょ、と思われるかもしれませんが、強いプレイヤーは「無理な状況をなんとか乗り切る」から強いんです。
細かいインファイトの駆け引きを覚えると「無理な状況」が「勝てるかもしれない状況」に変わります。自分のHPが1でも残っていればショットガンで100近く削れる可能性があるのです。
インファイトを避けたがる人はダイヤ帯以上でも多いですが、ショットガンを持って強気に戦うことを意識すれば、レレレ撃ちの上手い格上にも勝てるかもしれません。
しゃがみレレレ撃ちの方法【中級者向け】
「しゃがみレレレ撃ち」は、普通に左右にレレレ移動しながらときどきしゃがんでヘッドライン(頭の位置)をずらしてダメージを減らす撃ち方です。
しゃがむことで弾を避けるだけでなく、しゃがみ中は集弾率が上がるのでメリットが多いです。ただし、しゃがみを速いテンポで連打してしまうと以下の動画のようになります。
見ての通り、目の前のレイスはまったくヘッドラインをずらせていません。むしろ、こっちは当てやすい胸を狙っているのに、しゃがんだせいで狙ってもないのに自然とヘッドショットになってしまい、逆効果です。
また、しゃがみ中は移動速度が遅くなるので、しゃがみながら動くと弾を避けきれない可能性があります。
しゃがみはあくまでレレレ撃ちの中にときどき組み込むだけで、ずっとしゃがまないように注意しましょう。
おすすめは、レレレ撃ちの切り返しのタイミングでしゃがむことです。
イメージとしては頭で∞を描くような感じで動くとわかりやすいです。
ウィングマンやSRでのしゃがみレレレ撃ち
プロプレイヤーの動画を見ているとウィングマンやSRでインファイトしていることがありますが、マネしないようにしましょう。かっこいいですが、難しいだけでデメリットの方が多いです。
アサルトライフルやサブマシンガンを撃ち終わった時に相手のHPが残り70以下であればやってもいいかもしれませんが、基本的にはSRで戦ったりせず素直に逃げましょう。
どうしようもなく撃ち合わないといけない場合は撃つ瞬間にしゃがみを入れるか、敵に弾を当てられる覚悟で一瞬立ち止まって当てることに集中しましょう。
リピーターやG7スカウトであれば案外ごり押しで弾が当たるので、苦手意識がなければショットガンの代わりに使うのも悪くありません。
フェイント
「レレレ撃ちしているのに弾を避けられない人は」を少し掘り下げて、具体的な弾の避け方を説明します。
レレレ撃ちはやる側もやられる側も一定のレベルになると「相手の動きに反応してエイムすること」より「切り返しのタイミングをあらかじめ予想すること」が大事になってきます。
つまり、相手の予想を裏切るフェイントを入れたレレレ移動をすれば被弾しにくくなります。
フェイントの仕方に決まりごとはありませんが、ワンパターンに左右に動くだけではなく、切り返したタイミングでさらにもう一度すぐに切り返すと動画のようになります。
他にも、レレレ撃ちをすると見せかけて左右どちらかにずっと歩き続けるのも強いのでおすすめです。
「え、これ強いの?」と思われるかもしれませんが、撮影に協力してもらったプレデターの友人は「レレレ撃ちはあまり怖くないけど、この撃ち方をされるとマウスを動かす幅が大きくなるから嫌い」と話していました。
僕も「撃ち合いの時はレレレで左右に動く」という思い込みがあるからこそ、突然この撃ち方をされた時にエイムが外れて修正できずに撃ち負けてしまうなんてことがあります。
レレレ撃ち中のリロードや武器チェンジ
レレレ撃ち中に武器切り替えやリロードが必要になるシーンがあります。
HPに余裕がある時はしゃがみレレレで弾を避けながらリロードや武器チェンジするだけでいいですが、他にも使える動きがあります。
動画では相手の動きがわかっているのでエイムできていますが、こんな動きに毎回エイムを合わせることができないので、プロプレイヤーも多用する動きです。
「インファイトを仕掛けたもののあまり弾が当たらなかったとき」はリロードする際に遮蔽物に隠れましょう。
インファイトをするタイミングで地形をちゃんと把握してどこに隠れられそうか目星をつけておくと様々なシーンで使えるので覚えておきましょう。
リロード時は攻守の切り替えをしっかりして逃げること、耐えることを意識してください。 リロードは1秒程の短い時間ですが、1秒あれば十分敵を倒せます。 強い人達はこの1秒程のリロードタイミングで自分のHPと相談して押し引きの駆け引きをしてきます。
レレレ撃ちの練習方法
射撃訓練場でレレレしながらbotにエイムを合わせてできるだけズレを少なくする練習がおすすめです。
1m~15mぐらいの距離で色々なレレレをしながらエイムを動かしましょう。
キャラコンとエイムを自分のイメージと一致させることが重要なので、動かないbotで練習して慣れてきたらフレンドリーファイアを切ってフレンドとタイマンをして弾を撃つ練習をしてみましょう。
レレレ撃ちのやり方と対策まとめ
レレレ撃ちは試合の中で何回も使う撃ち合いのテクニックですが、無敵ではありません。
キャラクターの動きにはゲームのシステムに決められた限界があり、レレレ撃ちしても弾を当ててくる人は当ててきます。
勝ち急いで遮蔽物を使わずに無理やり敵に突っ込んでレレレ撃ちしてもたいして勝率は上がりません。
結局レレレ撃ちよりもタイミングやポジショニングのほうが大事で、それは絶対に揺るぎません。撃ち負ける原因はエイムやレレレ移動のせいではなく、そもそもの攻め方やポジショニングにあることのほうが多いです。
どんなにレレレ撃ちが上手くても遮蔽物に隠れた相手にショットガンを当てられたらまず勝てません。
どうやって勝率の高いインファイトができるかを考えてポジショニングして、有利状況を作ったうえで、そこでやっとレレレ撃ちの強みが発揮されます。
『Apex Legends』関連記事
どれだけ練習しても、回線がラグかったらエイム練習もレレレ撃ちも意味がありません。
『Apex Legends』におけるラグの原因と対策は以下の記事で紹介しています。
『Apex Legends』の攻略ガイドはこちら。武器ランキングからおすすめのデバイスまでまとめてあるので参考にしてください。