
【GOTY】歴代ゲームオブザイヤーまとめ一覧【2021年最新版】
このページでは歴代GOTY受賞作を年別にまとめています。
ゲームオブザイヤー(GOTY)とはなにか
ゲームオブザイヤー(GOTY)とは、ゲームメディアが「一年で最も優れたビデオゲーム」に与える賞のことです。
数百ものメディアがそれぞれ独自にGOTYを選定し、最も多くGOTYに選ばれたゲームを「最多ゲームオブザイヤー」といいます。「最多ゲームオブザイヤー」が「真のゲームオブザイヤー」とみなされます。
主要な賞はどれか、GOTYの基準はなにか、といった解説は別記事で行っています。
今回は受賞率(※)が1%以下または受賞が1個のみのタイトルを除いてランキング化しました。2002年以前のGOTYは1位だけを紹介します。
※受賞率=GOTY受賞数÷その年の全体GOTY数×100
目次
- ゲームオブザイヤー(GOTY)とはなにか
- 歴代ゲームオブザイヤーまとめ一覧
- 2020年ゲームオブザイヤー
- 2019年ゲームオブザイヤー
- 2018年ゲームオブザイヤー
- 2017年ゲームオブザイヤー
- 2016年ゲームオブザイヤー
- 2015年ゲームオブザイヤー
- 2014年ゲームオブザイヤー
- 2013年ゲームオブザイヤー
- 2012年ゲームオブザイヤー
- 2011年ゲームオブザイヤー
- 2010年ゲームオブザイヤー
- 2009年ゲームオブザイヤー
- 2008年ゲームオブザイヤー
- 2007年ゲームオブザイヤー
- 2006年ゲームオブザイヤー
- 2005年ゲームオブザイヤー
- 2004年ゲームオブザイヤー
- 2003年ゲームオブザイヤー
- 2002年ゲームオブザイヤー
- 2001年ゲームオブザイヤー
- 2000年ゲームオブザイヤー
- 1999年ゲームオブザイヤー
- 1998年ゲームオブザイヤー
- 1997年ゲームオブザイヤー
- 1996年ゲームオブザイヤー
- 1995年ゲームオブザイヤー
- 1994年ゲームオブザイヤー
- 1993年ゲームオブザイヤー
- 1992年ゲームオブザイヤー
- 1991年ゲームオブザイヤー
- 1990年ゲームオブザイヤー
- 1989年ゲームオブザイヤー
- 1988年ゲームオブザイヤー
- 1987年ゲームオブザイヤー
- ゲームオブザイヤーまとめ
歴代ゲームオブザイヤーまとめ一覧
1996~2020年のゲームオブザイヤーの一覧です。タイトル右横の数字は受賞数。
2020年ゲームオブザイヤー
1位 The Last of Us Part II 178個
2位 ハデス 43個
3位 ゴーストオブツシマ 31個
Ghost of Tsushima
4位 サイバーパンク2077 26個
サイバーパンク2077
5位 ファイナルファンタジーVII REMAKE 19個
ファイナルファンタジーVII REMAKE
6位 あつまれ どうぶつの森 17個
あつまれ どうぶつの森
2020年ゲームオブザイヤー総評
ゲームオブザイヤーにおける2020年はものすごく論争的な1年になりました。
メタスコアで2020年の上位を見てみましょう。
最高得点である95点『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』は2016年発売『ペルソナ5』のアップデートバージョンなので、GOTYに相応しいとは思えません(そもそもロイヤルは日本では2019年発売ですが)。
93点の『The Last of Us Part II』はあまりにも衝撃的なストーリーから大きな反響を呼んだ作品で、熱狂的なファンと共にかなりの数のアンチを抱えています。
同じく93点の『ハデス』は2020年時点で未邦訳のインディーゲーム、『Half-Life: Alyx』はプレイヤーの少ないVRゲーム、その下もニッチなインディーゲーム、ファミリー向けゲーム、リメイク作などが続き、まさに「2020年を代表するビッグタイトル」といえば『The Last of Us Part II』くらいしかなかったかもしれません。
もちろん、延期を重ねて2020年ゲームオブザイヤー期間から外れた(一部メディアの期間には入っている)うえ、あまりに多くのバグを抱えて発売された『サイバーパンク2077』のせいでもあるのですが。
2019年ゲームオブザイヤー
1位 Death Stranding 80個
DEATH STRANDING
2位 バイオハザード RE:2 78個
バイオハザード RE:2
3位 SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE 59個
SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
4位 Control 29個
Control
5位 Disco Elysium 15個
6位 The Outer Worlds 9個
The Outer Worlds
6位 スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー 9個
スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー
6位 Outer Wilds 9個
8位 ファイアーエムブレム 風花雪月 8個
ファイアーエムブレム 風花雪月
10位 デビルメイクライ5 6個
デビルメイクライ5
11位 メトロ エクソダス 5個
メトロ エクソダス
11位 Untitled Goose Game 5個
12位 A Plague Tale: Innocence 4個
12位 コールオブデューティ モダン・ウォーフェア 4個
コールオブデューティ モダン・ウォーフェア
2019年ゲームオブザイヤー総評
2019年のゲーム業界は『ゴッド・オブ・ウォー』や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のような飛びぬけたGOTY候補がなく、様々なジャンルのゲームが分散してGOTYを獲得しました。それでもGOTY全体の半数は『Death Stranding』『バイオハザード RE:2 』『SEKIRO』という日本のアクションドベンチャー3タイトルが分け合う形となりました。
Golden Joystick Awardsは『バイオハザード RE:2 』、The Game Awardsは『SEKIRO』が受賞しました。大手メディアのGOTYは逃した『Death Stranding』はヨーロッパ圏で支持を得ました。
期待が大きかった割にGOTYレースで票が伸び悩んだゲームは『キングダムハーツIII』(0個)『ANTHEM』(0個)『ボーダーランズ 3』(1個)など。一方で『ジャッジアイズ』(2個)や『アストラルチェイン』(2個)、『十三機兵防衛圏』(1個)といったニッチなゲームもGOTYを獲得しています。
2018年ゲームオブザイヤー
1位 ゴッド・オブ・ウォー 197個
ゴッド・オブ・ウォー
2位 レッド・デッド・リデンプション2 133個
レッド・デッド・リデンプション2
3位 Marvel’s Spider-Man 16個
Marvel’s Spider-Man
4位 Celeste 7個
5位 Return of the Obra Dinn 5個
6位 フォートナイト 4個
6位 テトリス・エフェクト 4個
テトリス エフェクト
6位 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 4個
6位 モンスターハンター:ワールド 4個
2018年ゲームオブザイヤー総評
ストーリー主導のワイドリニア(やれることが多い一本道)なアクションアドベンチャー『ゴッド・オブ・ウォー』。「無法者の時代を緻密に作り上げる」オープンワールド『レッド・デッド・リデンプション2』。2018年はこの2タイトルの頂上決戦でした。
メディアの事前評価は『レッド・デッド・リデンプション2』のほうが上でしたが、GOTYレースでは圧倒的な支持を受けて『ゴッド・オブ・ウォー』が勝利しました。
2017年ゲームオブザイヤー
1位 ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド 189個
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
2位 Horizon Zero Dawn 52個
Horizon Zero Dawn
3位 スーパーマリオ オデッセイ 26個
スーパーマリオ オデッセイ
4位 ニーア オートマタ 12個
売り上げランキング: 228
5位 ペルソナ5 10個
5位 PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS 10個
7位 アサシン クリード オリジンズ 7個
売り上げランキング: 357
7位 ディヴィニティ:オリジナル・シン2 7個
9位 ウルフェンシュタインII:ザ ニューコロッサス 5個
売り上げランキング: 4,493
10位 バイオハザード7 レジデント イービル 4個
売り上げランキング: 291
10位 Prey 4個
売り上げランキング: 3,639
2017年ゲームオブザイヤー総評
2017年は「ビデオゲーム史上最高の1年」と言われる豊作年でした。中でも支持を集めたのがニンテンドースイッチと同時に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。GJA、TGA、AIAS、GDCと主要な賞を総なめにし、IGN、GameSpot、Eurogamerといった大手ウェブメディア、ファミ通やEDGEなどの雑誌でも1位を獲得する圧倒的な評価で「最多ゲームオブザイヤー」になりました。和ゲーの「最多ゲームオブザイヤー」は2005年の『バイオハザード4』以来。GOTY受賞率は56.76%。
『Horizon Zero Dawn』は同じオープンワールドゲームとして、『スーパーマリオ オデッセイ』は同じ任天堂のゲームとしてゼルダと競合したため、1位と2位以下で大差が付く結果になりました。『ニーア オートマタ』は個性的なゲームを求めるレビュアーから高く評価されました。『ペルソナ5』はGame RevolutionやDualShockersといった大手ウェブメディアのGOTYを受けGameSpotのランキングではゼルダに次ぐ2位に選ばれるなど健闘しました。BAFTAにはある家族の生と死をアーティスティックに描くウォーキングシミュレーター『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』が選ばれました。
前年まで賞レースから離れていた和ゲーが大挙してランクインした年でもあり、日本ゲーム業界の復活が垣間見えるランキングになりました。GOTYタイトル以外では『仁王』『カップヘッド』など多種多様な作品が話題に上がりました。賞の総数は333個。
2016年ゲームオブザイヤー
1位 アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝 165個
売り上げランキング: 32
2位 オーバーウォッチ 102個
売り上げランキング: 2,122
3位 DOOM 29個
売り上げランキング: 1,868
4位 バトルフィールド1 16個
売り上げランキング: 1,341
5位 人喰いの大鷲トリコ 15個
売り上げランキング: 2,917
6位 ダークソウル3 12個
売り上げランキング: 193
6位 INSIDE 12個
8位 ファイナルファンタジー15 9個
売り上げランキング: 123
8位 ウィッチャー3 DLC『血塗られた美酒』 9個
売り上げランキング: 261
10位 Dishonored 2 8個
売り上げランキング: 2,085
11位 The Witness 7個
12位 タイタンフォール 2 5個
売り上げランキング: 3,092
2016年ゲームオブザイヤー総評
2016年は映画のように美しいシングルプレイヤーゲームの『アンチャーテッド4』と漫画的なキャラクターが戦うマルチプレイヤーゲームの『オーバーウォッチ』という対照的な2つのゲームがGOTYを争いました。
『アンチャーテッド4』はユーザー投票型GOTYに強く『オーバーウォッチ』はレビュアー選定型GOTYに強いという違いがあり、実際BAFTA(『アンチャーテッド4』)とGJA(『ダークソウル3』)を除いた主要賞はほとんど『オーバーウォッチ』が獲得しています。2016年はPS4が大きく売り上げを伸ばした年でもあり、『アンチャーテッド4』で初めて世界最高クラスのゲームグラフィックに触れたユーザーらに強いインパクトを与えたのがその理由ではないかと言われています。
全体としてシューターが強いランキングの中、『ウィッチャー3』はDLC単体で『ファイナルファンタジー15』と同数のGOTYを得ました。GOTYタイトル以外では『ウォッチドッグス2』『ディビジョン』『ファークライ プライマル』『ストリートファイターV』が発売されました。賞の総数は410個。
2015年ゲームオブザイヤー
1位 ウィッチャー3 ワイルドハント 257個
売り上げランキング: 261
2位 Fallout 4 58個
売り上げランキング: 1,565
3位 Bloodborne 31個
売り上げランキング: 140
4位 メタルギアソリッドV ファントムペイン 29個
売り上げランキング: 346
5位 ライフ イズ ストレンジ 12個
売り上げランキング: 221
6位 スーパーマリオメーカー 8個
売り上げランキング: 216
6位 Undertale 8個
売り上げランキング: 301
8位 ロケットリーグ 7個
売り上げランキング: 371
9位 ライズ オブ ザ トゥームレイダー 5個
売り上げランキング: 452
10位 バットマン アーカム・ナイト 4個
売り上げランキング: 7,250
2015年ゲームオブザイヤー総評
CD PROJEKT RED、ベセスダ、フロムソフト、コナミ/小島プロダクションといったGOTY常連クリエイターが大作でぶつかりあい、『バイオハザード4』を上回る史上最高の受賞率58.54%で『ウィッチャー3』が圧勝した強烈な年です。
『ウィッチャー3』がGJA、TGA、GDCで、『フォールアウト4』がAIAS、BAFTAで、『ブラッドボーン』がEDGE、Eurogamerで勝利しました。ジャンルアワードはノミネートされたほとんどの項目を『ウィッチャー3』が獲得し、文句なしのゲームオブザイヤーでした。日本ゲーム大賞は『妖怪ウォッチ2』が獲得しました。賞の総数は439個。
2014年ゲームオブザイヤー
1位 ドラゴンエイジ:インクイジション 134個
売り上げランキング: 5,344
2位 シャドウ・オブ・モルドール 49個
売り上げランキング: 2,376
3位 マリオカート8 28個
3位 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U 28個
売り上げランキング: 300
5位 ファークライ4 26個
売り上げランキング: 2,005
6位 エイリアン アイソレーション 23個
売り上げランキング: 2,685
7位 ベヨネッタ2 22個
8位 ダークソウル2 15個
売り上げランキング: 497
9位 Destiny 13個
売り上げランキング: 4,824
10位 ハースストーン 8個
売り上げランキング: 72,897
11位 ケンタッキールートゼロ Act III 5個
11位 サンセットオーバードライブ 5個
売り上げランキング: 3,229
2014年ゲームオブザイヤー総評
2014年は控えめな年でした。テクニカルな戦闘が特徴のハードコアRPG『ドラゴンエイジ:インクイジション』(AIAS、TGA受賞)、数いるオークの個性をゲームにした「ネメシスシステム」の『シャドウ・オブ・モルドール』(GDC受賞)、『ファークライ3』から順当に進化した『ファークライ4』。いずれも人気作ですが、他の年のGOTYと比べると地味と言わざるを得ません。
GJAは『ダークソウル2』、BAFTAは『Destiny』が受賞しました。
売り上げで苦戦したWii Uのソフトは『マリオカート8』『大乱闘スマッシュブラザーズ』『ベヨネッタ2』が上位に顔を並べ、任天堂の株価が落ちようともソフトの質まで落ちたわけではないということを証明しました。日本ゲーム大賞は『モンスターハンター4』と『妖怪ウォッチ』のダブル受賞でした。賞の総数は410個。
2013年ゲームオブザイヤー
1位 The Last of Us 249個
売り上げランキング: 90
2位 グランド・セフト・オートV 160個
売り上げランキング: 273
3位 BioShock Infinite 43個
売り上げランキング: 2,364
4位 スーパーマリオ 3Dワールド 12個
売り上げランキング: 693
5位 Gone Home 10個
6位 トゥームレイダー 7個
売り上げランキング: 528
7位 ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 6個
売り上げランキング: 874
7位 アサシンクリードIV ブラックフラッグ 6個
売り上げランキング: 1,482
2013年ゲームオブザイヤー総評
明らかに突き抜けたクオリティを持つ2つのゲーム、『ラストオブアス』と『GTA5』が最後まで接戦を争いましたが、最終的にはストーリー、グラフィック、ゲームプレイの全てで称賛を受けた『ラストオブアス』が勝利しました。『ラストオブアス』がGDC、AIAS、BAFTAを、『GTA5』がGJA、VGXを受賞しました。
任天堂の主力ソフトであるゼルダ・マリオ・ポケモンもそれぞれGOTYを得ました(『ポケットモンスターX・Y』は受賞率0.38%の2個)。特にゼルダはGameSpotで、マリオはThe GuardianとEurogamerでGOTYを獲得するなど、最多GOTY争いには絡まなかったものの任天堂の意地を見せました。日本ゲーム大賞は『とびだせ どうぶつの森』が獲得しました。賞の総数は522個。
2012年ゲームオブザイヤー
1位 ウォーキングデッド(シーズン1) 75個
売り上げランキング: 1,230
2位 風ノ旅ビト 57個
売り上げランキング: 9,067
3位 Far Cry 3 51個
売り上げランキング: 1,122
4位 Dishonored 49個
売り上げランキング: 10,477
5位 マスエフェクト3 32個
売り上げランキング: 15,737
6位 ボーダーランズ2 27個
売り上げランキング: 2,259
7位 アサシンクリード III 25個
売り上げランキング: 7,184
8位 XCOM: Enemy Unknown 21個
売り上げランキング: 26,935
9位 Halo 4 20個
売り上げランキング: 17,963
10位 ギルドウォーズ2 5個
売り上げランキング: 23,448
11位 Call of Duty: Black Ops II 4個
売り上げランキング: 4,038
11位 マックス・ペイン3 4個
売り上げランキング: 14,253
2012年ゲームオブザイヤー総評
RPGやアクションではなく純粋なアドベンチャーゲームが上位を占めた、GOTYの歴史の中でも特異な一年です。2位の『風ノ旅ビト』は独特なオンラインシステムが口コミで大きな話題となりその勢いのまま多数のGOTYを獲得した名作です。
VGXは『ウォーキングデッド(シーズン1)』、AIASは『風ノ旅ビト』、GDCとBAFTAは『Dishonored』、GJA(2012)は2011年発売の『スカイリム』が獲得しました。
ランキング下位には『ゼノブレイド』(2個、受賞率0.52%)など。賞の総数は385個。
2011年ゲームオブザイヤー
1位 The Elder Scrolls V: Skyrim 227個
売り上げランキング: 286
2位 Portal 2 58個
売り上げランキング: 3,648
3位 バットマン アーカムシティ 40個
売り上げランキング: 3,237
4位 アンチャーテッド3 砂漠に眠るアトランティス 20個
売り上げランキング: 3,009
5位 ゼルダの伝説 スカイウォードソード 18個
6位 バトルフィールド3 8個
売り上げランキング: 6,771
7位 デウスエクス ヒューマンレボリューション 6個
売り上げランキング: 66,937
8位 ダークソウル 5個
売り上げランキング: 307
8位 Gears of War 3 5個
売り上げランキング: 7,856
10位 L.A.ノワール 4個
売り上げランキング: 1,751
2011年ゲームオブザイヤー総評
数多くの名作が生まれたレベルの高い年でしたが、1年を締めくくるGOTYレースでは『スカイリム』が勝利を収めました。
『スカイリム』はGJA、VGX、GDC、AIASを、『ポータル2』はBAFTAを受賞しました。『バットマン:アーカム・シティ』はキャラゲー史上最高傑作という評価を受けました。 後に「史上最高のゲーム」と称され「ソウルライク」というジャンルを作った『ダークソウル』ですが、その評価に反して発売年のGOTYは5個にとどまりました。
日本ゲーム大賞は『MONSTER HUNTER PORTABLE 3rd』が受賞しました。賞の総数は402個。
2010年ゲームオブザイヤー
1位 レッド・デッド・リデンプション 111個
売り上げランキング: 2,967
2位 マスエフェクト 2 101個
売り上げランキング: 11,223
3位 スーパーマリオギャラクシー2 19個
売り上げランキング: 1,160
4位 HEAVY RAIN 心の軋むとき 12個
売り上げランキング: 14,600
5位 ゴッド・オブ・ウォーIII 7個
売り上げランキング: 10,618
6位 スタークラフト2 6個
売り上げランキング: 22,604
7位 Call of Duty: Black Ops 5個
売り上げランキング: 7,498
7位 ベヨネッタ 5個
売り上げランキング: 9,240
9位 Fallout: New Vegas 4個
売り上げランキング: 3,512
9位 Halo:Reach 4個
売り上げランキング: 21,837
11位 アサシンクリード ブラザーフッド 3個
売り上げランキング: 1,800
11位 レッドシーズプロファイル 3個
売り上げランキング: 6,315
2010年ゲームオブザイヤー総評
ロックスターの名作『レッド・デッド・リデンプション』とバイオウェアの名作『マスエフェクト2』が激突した1年ですが、「脇役」もかなり豪華です。『スーパーマリオギャラクシー2』『HEAVY RAIN』『ゴッドオブウォー3』『ベヨネッタ』といった傑作に加え、「最も評価の割れたサバイバルホラーゲーム」のギネス記録を持つ怪作『レッドシーズプロファイル』までGOTYを獲得しています。賞の総数は291個。
2009年ゲームオブザイヤー
1位 アンチャーテッド2 黄金刀と消えた船団 111個
売り上げランキング: 8,133
2位 バットマン アーカム・アサイラム 30個
売り上げランキング: 7,601
3位 Call of Duty:Modern Warfare 2 25個
売り上げランキング: 14,706
4位 ドラゴンエイジ:オリジンズ 21個
売り上げランキング: 10,439
5位 アサシンクリード II 14個
売り上げランキング: 9,664
6位 デモンズソウル 4個
売り上げランキング: 1,539
2009年ゲームオブザイヤー総評
前作と比べ急激に完成度を増した『アンチャーテッド2』、後に最高のキャラゲーシリーズになる『バットマン アーカム・アサイラム』、粗削りながらフロムソフトウェアの知名度を世界に広げた『デモンズソウル』など新たな伝説が芽吹く1年でした。賞の総数は213個。
2008年ゲームオブザイヤー
1位 Fallout 3 69個
売り上げランキング: 3,884
2位 グランド・セフト・オートIV 39個
売り上げランキング: 10,988
3位 メタルギアソリッド4 38個
売り上げランキング: 1,372
4位 リトルビッグプラネット 24個
売り上げランキング: 1,393
5位 ギアーズオブウォー 2 8個
売り上げランキング: 19,936
6位 Left 4 Dead 7個
売り上げランキング: 20,017
7位 Fable II 6個
売り上げランキング: 26,644
8位 大乱闘スマッシュブラザーズX 3個
2008年ゲームオブザイヤー総評
『フォールアウト』『GTA』『メタルギア』…2008年のGOTYレースではゲーム界の巨人たちが力を見せつけました。6位の『Left 4 Dead』はゲーム業界のゾンビ人気を決定的なものにしました。日本ゲーム大賞は『Wii Fit』と『モンスターハンターポータブル 2nd G』のダブル受賞でした。賞の総数は204個。
2007年ゲームオブザイヤー
1位 バイオショック 47個
2位 スーパーマリオギャラクシー 45個
売り上げランキング: 3,145
3位 Call of Duty 4: Modern Warfare 22個
売り上げランキング: 14,706
4位 Portal 13個
5位 ロックバンド 6個
売り上げランキング: 68,778
5位 Halo 3 6個
売り上げランキング: 2,857
7位 オレンジボックス 4個
売り上げランキング: 21,565
7位 Mass Effect 4個
売り上げランキング: 14,424
7位 Crysis 4個
売り上げランキング: 4,568
10位 ウィッチャー 2個
2007年ゲームオブザイヤー総評
ゲームにおけるストーリーテリングの重要性を知らしめた『バイオショック』が最多GOTYです。『スーパーマリオギャラクシー』は主要メディアの多くでGOTYを獲得したものの、1位とわずか2個の差で最多GOTYは逃しました。『Portal』はその後の3Dパズルの流行を予言しました。『ウィッチャー』の伝説はここからはじまりました。日本ゲーム大賞は『Wii Sports』と『モンスターハンターポータブル 2nd』のダブル受賞でした。賞の総数は158個。
2006年ゲームオブザイヤー
1位 The Elder Scrolls IV: オブリビオン 40個
売り上げランキング: 15,172
2位 Gears of War 34個
売り上げランキング: 13,471
3位 ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 26個
売り上げランキング: 2,294
4位 大神 3個
4位 Wii Sports 3個
5位 ファイナルファンタジーXII 2個
売り上げランキング: 434
2006年ゲームオブザイヤー総評
ファンタジーゲームとオープンワールドの新時代を切り開いた『オブビリオン』が最多GOTY。『Gears of War』は2006年当時の「新世代」Xbox 360のパワーを見せつけた名作です。日本ゲーム大賞は『脳を鍛える大人のDSトレーニング』と『ファイナルファンタジー XII』のダブル受賞でした。賞の総数は113個。
2005年ゲームオブザイヤー
1位 バイオハザード4 35個
2位 ワンダと巨像 6個
売り上げランキング: 981
3位 ゴッド・オブ・ウォー 4個
売り上げランキング: 1,943
4位 Civilization IV 3個
売り上げランキング: 5,322
4位 F.E.A.R. 3個
売り上げランキング: 33,184
4位 Psychonauts 3個
2005年ゲームオブザイヤー総評
後世に残る名作揃いのラインナップでしたが、TPSとサバイバルホラーを再定義した『バイオハザード4』には敵いませんでした。CESA GAME AWARDS(日本ゲーム大賞)は『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』。賞の総数は61個。
2004年ゲームオブザイヤー
1位 ハーフライフ2 21個
2位 Halo 2 11個
売り上げランキング: 29,824
3位 グランド・セフト・オート・サンアンドレアス 9個
売り上げランキング: 2,633
4位 World of Warcraft 3個
売り上げランキング: 11,806
4位 塊魂 3個
6位 Doom 3 2個
売り上げランキング: 10,525
6位 メタルギアソリッド3 2個
売り上げランキング: 8,460
2004年ゲームオブザイヤー総評
『ハーフライフ2』は物理エンジンとナラティブでFPSをジャンルとして進化させ、『Halo 2』はFPSをパッドに最適化させました。賞の総数は55個。
2003年ゲームオブザイヤー
1位 Star Wars: Knights of the Old Republic 18個
売り上げランキング: 25,050
2位 ゼルダの伝説 風のタクト 7個
売り上げランキング: 2,239
3位 Call of Duty 4個
売り上げランキング: 23,917
2003年ゲームオブザイヤー総評
日本ではあまり耳にしない『Star Wars: Knights of the Old Republic』が1位。スターウォーズゲーム史上最高傑作として語り継がれています。
今ではシリーズの中でも決定的に重要なポジションを占める名作『風のタクト』ですが、当時はセルシェーディングなグラフィックが3Dゼルダファンからの反発を呼びました(「こんなのゼルダじゃなくてセルダだ!」)。賞の総数は37個。
2002年ゲームオブザイヤー
メトロイドプライム
2002年ゲームオブザイヤー総評
当時、FPS『メトロイド』をどれだけのファンが求めていたのかはわかりませんが、結果は絶賛をもって受け入れられました。受け入れることができなかったファンは2Dの『メトロイドフュージョン』を楽しみました。
2002年のゲームは他に『The Elder Scrolls III: Morrowind』『バトルフィールド1942』『キングダムハーツ』『エターナルダークネス』など。
2001年ゲームオブザイヤー
グランド・セフト・オートIII
売り上げランキング: 17,574
2001年ゲームオブザイヤー総評
オープンワールドゲームの伝説『グランド・セフト・オートIII』がGOTYです。ゲームに自由度を求めるという、いまとなっては当たり前の発想もGTA3がなければこれほど一般化しなかったでしょう。GTAが歴史上もっとも話題になるゲームになったのは今作からです。
2001年のゲームは他に『ICO』『ファイナルファンタジーX』『デビルメイクライ』『Halo: Combat Evolved』など。
2000年ゲームオブザイヤー
Deus Ex
2000年ゲームオブザイヤー総評
『Deus Ex』はPCで発売され、FPSとRPGの完璧な融合を実現しました。当時はPCとコンソール機でGOTYが別れているのが普通だったことからGOTYタイトルがメディアによってあまりにもバラバラで、「最多GOTY」を決定するのは不可能に近いのですが、歴史的重要性を鑑みて『Deus Ex』としました。
2000年のゲームは他に『シムピープル(原題は”The Sims”)』『パーフェクトダーク』『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』『シェンムー』『ファイナルファンタジーIX』『トニー・ホーク プロスケーター2』など。日本ゲーム大賞は『ファンタシースターオンライン』。
1999年ゲームオブザイヤー
ソウルキャリバー
1999年ゲームオブザイヤー総評
アーケードからドリームキャストに移植された『ソウルキャリバー』がダントツのGOTYです。多くのゲーマーと業界関係者がこのゲームに3Dアクションの未来を見ました。
1999年のゲームは他に『エイジ オブ エンパイアII』『Unreal Tournament』『EverQuest』など。日本ゲーム大賞はマスコットキャラクターのトロで知られる『どこでもいっしょ』。
1998年ゲームオブザイヤー
ゼルダの伝説 時のオカリナ
1998年ゲームオブザイヤー総評
1998年は言うまでもなく、歴史上のあらゆるビデオゲームの中で最も高い評価を受けたタイトルのひとつ『ゼルダの伝説 時のオカリナ』がGOTYです。
1998年のゲームは他に『バンジョーとカズーイの大冒険』『メタルギアソリッド』『スタークラフト』『ハーフライフ』『バイオハザード2』など。
1997年ゲームオブザイヤー
ファイナルファンタジーVII
売り上げランキング: 5,625
ゴールデンアイ 007
1997年ゲームオブザイヤー総評
この年のGOTYを精査しましたが、あまりにも拮抗していたため『ファイナルファンタジーVII』と『ゴールデンアイ 007』の同時受賞としました。実際、今の視点から振り返ってもどちらがGOTYだとは言い切れないのではないでしょうか。
1997年のゲームは他に『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』『スターフォックス64』『Quake II』など。
1996年ゲームオブザイヤー
スーパーマリオ64
1996年ゲームオブザイヤー総評
『スーパーマリオ64』は業界に3Dアクション操作の基準を提示しました。
1996年のゲームは他に『バイオハザード』『トゥームレイダー』など。日本ゲーム大賞(CESA GAME AWARDS)では並み居る強豪を抑えて「サクラ大戦」が勝利しました。
1995年ゲームオブザイヤー
クロノトリガー
売り上げランキング: 1,854
1995年ゲームオブザイヤー総評
2Dの時代を締めくくるにふさわしい最高のグラフィックとサウンドトラックを持ち、RPG史上最高傑作と名高い『クロノトリガー』がGOTYです
1995年のゲームは他に『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』など。
1994年ゲームオブザイヤー
スーパードンキーコング
売り上げランキング: 4,489
1994年ゲームオブザイヤー総評
各メディアが異なるGOTYを選出しており、最多GOTYは『スーパーメトロイド』とも『ファイナルファンタジーVI』とも言えますが、ここでは当時任天堂すら上回るグラフィック技術を持っていたといわれるイギリスのレア社が開発した『スーパードンキーコング』をGOTYとします。
1993年ゲームオブザイヤー
DOOM
売り上げランキング: 4,890
1993年ゲームオブザイヤー総評
1993年の初代『DOOM』はDOOM系=FPSというジャンルそのものを完成させた歴史的な作品です。
1993年のゲームは他に『スターフォックス』『聖剣伝説2』など。
1992年ゲームオブザイヤー
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
1992年ゲームオブザイヤー総評
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は2Dゼルダの最高傑作です。この年は『ストリートファイターII』(スーパーファミコン)の流行も見逃せません。
1992年のゲームは他に『スーパーマリオカート』『Wolfenstein 3D』など。
1991年ゲームオブザイヤー
スーパーマリオワールド
1991年ゲームオブザイヤー総評
『スーパーマリオワールド』は全世界でのスーパーファミコン用ソフト販売本数で歴代1位の累計約2061万本の記録を持っています。
1991年のゲームは他に『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』『ファイナルファンタジーIV』など。
1990年ゲームオブザイヤー
スーパーマリオブラザーズ3
売り上げランキング: 3,595
1990年ゲームオブザイヤー総評
あらゆるマリオ作品の中で最も人気のあるタイトルのひとつが『スーパーマリオブラザーズ3』です。日本では1988年発売のタイトルですが、アメリカでは2年遅れました。
1990年のゲームは他に『忍者龍剣伝 II 暗黒の邪神剣』『ファイナルファンタジーIII』『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』など。
1989年ゲームオブザイヤー
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
売り上げランキング: 3,067
1989年ゲームオブザイヤー総評
革新的なレベルデザインとユニークなアクションで人気を集めたロックマンシリーズの2作目をGOTYとします。日本での発売は1988年12月24日でしたが、海外では1989年にずれこみました。
1989年のゲームは他に『ダンジョンエクスプローラー』など。
1988年ゲームオブザイヤー
スーパーマリオUSA
売り上げランキング: 11,875
1988年ゲームオブザイヤー総評
『夢工場ドキドキパニック』のキャラクターをマリオに変えて海外で『SUPER MARIO BROS. 2』として発売されたゲーム『スーパーマリオUSA』がGOTY。『魂斗羅(FC)』も支持されました。
1988年のゲームは他に『ファンタシースター』『R-TYPE』(日本では共に1987年発売)など。
1987年ゲームオブザイヤー
ゼルダの伝説
売り上げランキング: 7,139
1987年ゲームオブザイヤー総評
初代『ゼルダの伝説』はシンプルなシステムの中に世界を自由に旅する感覚を込めた、当時としては非常に画期的な、振り返って見れば予見的なゲームでした。
1987年のゲームは他に『悪魔城ドラキュラ』『メトロイド』(日本では共に1986年発売)など。
これ以前にも数々のアーケードゲームや『スーパーマリオブラザーズ』といった素晴らしいゲームはありました。しかし、GOTYという言葉もなかったころのGOTYを無理やり振り返る作業はこのあたりで終わりにすべきでしょう。
ゲームオブザイヤーまとめ
2003年以降のGOTY選定基準はGAME OF THE YEAR PICKS BLOGに従いました。
2002年以前のGOTYに関してはEGM、Game Informer、Gamepro、Gamespot、Gamespy、IGN、Mobygames、Nintendo Power、GJA、その他複数サイトを参考にして支持の多いゲームを選びましたが、把握漏れはご容赦ください。間違いがあればメールフォームからお知らせください。
近年のGOTYは常にメタスコアが高いゲームから選ばれているので、メタスコアを見ながら今後のGOTYを予想してみましょう。