playstation5開発キット

PS5のロード時間とフレームレートはPS4から進化しないかもしれない

2020年末の発売を予想されているソニーの最新ゲーム機「PlayStation 5」では、現行の「PlayStation 4」と比べて大幅な性能の向上がなされるという(画像LetsGoDigitalは特許図からPS5の開発キットをレンダリングしたもの)。

PS5の具体的なスペックはソニーの公式インタビューや関係各社からちらほら漏れ出てきているが、PS5専用ソフトがどういうものになるのかはまだよくわかっていない。そんな中でゲーム開発者からは興味深い意見が出てきているようだ。

PS5の性能・値段・発売日についての噂

『Marvel’s Spider-Man』のデモ動画では、PS4 proとPS5のロードタイムの違いをアピールしている。

PS4のリード・システムアーキテクトとして知られるMark Cerny氏はWiredのインタビューで、PS5における「真の意味でのゲームチェンジャー」はグラフィックでもサウンドでもなくロードの早さであり、その為に「特別なSSD」を使うのだと語っている。

この「特別なSSD」というのは、サムスンの「NVMe SSD」のことかもしれない。PC Watchの報道によれば「Samsung SSD Forum 2019 Tokyo」で、Samsung Electronics メモリ事業部商品企画チーム専務 ハン・ジンマン氏が「2020年にはPCだけでなく家庭用ゲーム機にもNVMe SSDが搭載される」と述べている。2020年に発売される家庭用ゲーム機がPS5のことなのか、マイクロソフトの新ハードのことなのか、あるいはその両方なのかは不明だが、いずれにしても「SSD」がこれからのコンソール機の性能を語るうえでカギになることは間違いなさそうだ。

また海外ゲームメディアでは、PS5と同時にPS5 Proも発売されるという噂が出回っている。ソースは西川善司氏のYoutube配信中の「噂話」だ。

実際は西川氏はCEDEC 2019会場で流れていた「嘘か本当かわからない面白い噂」について話しているだけで、ソニーの機密を漏らしたわけではない。それでも西川氏の過去の優れた予想実績もあり、信憑性の高い情報として広まっているようだ。Daily Starに至っては「(発表前にPS4 proの存在を言い当てた)西川はとても幸運なのか、それとも良い情報源があるのか?」とリーカーのような扱いをしている。

ちなみに『The Last of Us 2』の発売日をリークしたことのある本物の(?)リーカーはPS5のローンチ価格を499ドル、発売日は北米で2020年11月20日だと主張している。このリーカーが幸運か、良い情報源を持っていれば今回のリークも当たるだろう。

PS5の使い方は開発者次第

psオフィシャルマガジン

PS5のスペックに関する議論とは距離を置いて、開発者の視点でコメントしているのがRemedy Entertainment(『CONTROL』『ALAN WAKE』)のMika Vehkala氏だ。

Official PlayStation Magazineのインタビューによれば、PS5がSSDを利用してロードタイムを短縮させたりフレームレートを60以上に引き上げるかどうかはそれぞれのゲームの開発者次第だという。

第一に、PS4からPS5に移行することでゲームで使用できるデータ量も増えるためPS4よりも多くのデータを読み込む必要が生じ、十分に最適化できなければ結果的にロード時間がPS4より長くなる事もあり得る(開発者の力量の問題)。

第二に、PS5のパワーでグラフィック等のクオリティアップをしたうえでPS4と同じく30fpsでゲームを動かすという選択もあり得るし、むしろそちらの選択が多数派になるだろう(開発者が何を優先するかの問題)。

この問題は初代PlayStationの時から変わっておらず、そもそも開発者はその気になれば初代PlayStationでも60fpsのゲームを作れるのであって、フレームレートやロードタイムの改善は、開発者がそれを望んだ時にのみ実現するということだ。

優先されるべきはグラフィックか、AIか、物理演算か、フレームレートか?

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